がんとメンタル不調の闘病記11


JMRIお目当てサーチ(キーワードで弊社サイト内のお目当ての情報を検索できます)


【ページ⑪】「おうち入院」スマホ手記

大腸がん・メンタル不調の「おうち入院」スマホ手記 ~39歳で大腸がんになった看護師の妻を支える一児の夫の家族目線の闘病記~

執筆・「おうち入院」の「院長」: 日本マネジメント総合研究所合同会社 理事長 「がんと心のリゾート」執事 戸村智憲

「おうち入院」および「がんと心のリゾート」などは(C)戸村智憲です。


「おうち入院」スマホ手記の時系列での「がん闘病・メンタルヘルス療養のあるがまま」

⑪優しい心に忍び寄る魔の手と慟哭



【大荒れの空路・プレ更年期かも・バファリンをフル活用・唾石ができた(2023年(令和5年)7月27日~2023年9月5日)】

7月27日(木)~7月29日(土)

 このところは、生理も来てまずまず良好な調子をキープできていました。
 睡眠時間も7〜8時間とれて睡眠スコアも良好で、さらに、朝に私やゆうちゃんと同じ時間くらいに比較的スムーズに起床できて、朝食準備やゆうちゃんの吹奏楽団の送り出しもできたりしてました。
 ちょっとした時間にダイエット本を読んでみたり、変な動画やネット情報にはまらず、家事などもやってくれたり、ウチの近くの知り合いに会いそうなスーパーにも、ヒョイと買い物に行けたりしてました。
 ただ、調子がある程度は良好な時ほど、がん発見前・心理的な調子を崩す前のように、ムリなやり方をバリバリするのを回復と思ってしまって、心身にムダな負担がかかりやすいやり方で暴走してまた不調になりかねませんので、無理押ししてたりムリな感じになりそうな状態を見かけたら、適宜ペースを少し抑えてもらえるようお願いしたり、ピットインの休みを入れてもらえるようにお願いしたり、ムリのない回復にあったやり方に少しずつでも切り替えてもらえるようにお願いしたりしています。
 これまでの傾向として、せっかく心身にムリなく良好な状態になってたり良好に回復できるチャンスが豊富にあっても、良好な状態やチャンスをポイっと捨ててしまうような、無茶・ムリ・暴走を回復と思い込んで調子を崩しがちだったりしますので、例によって、アップしても油断せず、ダウンしても悲観せず、変に制限や束縛をかけたりはせずに、妃美ちゃんの意志・希望を第一にしながらも見守っているところです。
 フィットネスクラブでのトレーニングで身体を整え、日々の「おうち入院」にて心・生き方・物事のとらえ方などメンタル面のトレーニングも対話を通じて取り組めていたりします。
 このところは、お話しカウンセリングは無くて大丈夫な状況をキープできている感じです。
 ただ、気になる点としては、夫婦で相談して、きのうお話ししてたこれを明日こうしようね、と決めた予定などを、次の日にはまったく異なる理解・段取りで進めようとすることがいくつかあり、妃美ちゃん自身は、勘違いが多いみたい、とのこと。
 これまでは、妃美ちゃんが入籍記念日を忘れてたことがほとんどでしたが、このたびは珍しく、入籍記念日にケーキを予約してくれたのは驚きでした。
 少しずつでも、入院以前のように、妃美ちゃんが家族や夫婦で向き合ったり支え合ったり、共にゆったり同じ時を過ごしたりするのを避けたり、思ってもないことですら悪く決めつけてかかられて濡れ衣を着せられたりお話しもまともには出来なかったりした状態から、10年以上かかりましたが、やっと家族を「同居人」や家事などで妃美ちゃんが「世話してやってるんだぞという存在」としてではなく、心の深いところで、一緒に支え合って生きていく家族・夫婦として見て接してくれる感じになり始めてくれたように見受けられて、困難をともに乗り越えながら、共にお互いに幸せになりあえるように、歩み生きて行けるスタートラインに立てるようになり始めてくれてるかもかなぁ、と感じられそうな状態になってきてくれてありがたく思うこの頃です。

7月27日(木)【妻方の家族とのやりとりメッセージ記録】
 昨日は、久しぶりに話せてよかったです。
 以前より落ち着いているようで安心しています。
 みなさんのサポートのおかげです。
 本当にありがとうございます。


 いつも温かいご理解ご協力をありがとうございます。
 また、妃美ちゃんが落ち着いてお話しできていたようで何よりです。
 少しずつでも、アップダウンしながらでも、ちゃんと回復に向かって歩めていますので、焦らずゆったりお見守り・お付き合い頂けましたら幸いです。

7月30日(日)~8月1日(火)

 7/30〜7/31は睡眠時間が6〜7時間でも、睡眠スコアも悪くはなく、朝もスムーズにムリなく起床できていました。
 7/31にはデパートに行って人混みで疲れた際も、サッと頓服の〇を服用したり、妃美ちゃんが自ら積極的に休息をとれたり、「大丈夫」とか変に頑張ろうとせずに、心の疲れとあるがままに向き合えたりしていて、だんだんとメンタル面のセルフケアが身につき始めているように見受けられます。
 7/31夜〜8/1朝は、心の疲れがある際に、以前は「起きなきゃ」とか「朝、起きられないのはダメだ」といった、自分で自分を責めたりしてましたが、そういったこともなく、AM11時ごろまでゆったり9時間以上は眠れていて睡眠スコアも非常に良く、メンタル面でとても良いリカバリーができていたり、フィットネスクラブで身体も整えて、①睡眠/休息、②適度な運動、③服薬継続、の3点をうまくできているような感じです。
 1日間や1週間などでもアップダウンや調子の良し悪しは誰でもありますが、セルフケアがうまくできるようになれば、自立的/自律的に心と向き合って調整しながらムリなく過ごせるようになるかと思われます。

【妻方の家族とのやりとりメッセージ記録】
 今日はご馳走になり、ありがとうございました。
 ご馳走さまでした。
 久々にみんなに会えて嬉しかったです。
 カットはこんな感じになりました。


 いいね〜。


 あれから調子を崩しているんでしょうか?
 そう連絡がありました。


 ちょっと人混みで疲れたようですが、帰宅してから崩れる前に先手を打って、頓服の〇を服用してゆったりできていて、僕がそばで見る限りは特に心配なさそうな感じです。
 逆に、大丈夫とか言って心の疲れを把握できてない時の方が心配ですので、疲れを把握して伝えることが出来ていて、頓服も自分で飲めて、ゆったり休息もとれているのは、だいぶ回復が進んできているからかもなぁ〜、と思います。
 ご心配をおかけしてすみません。


 了解です。
 疲れさせちゃったかなと心配でした。
 いつもサポートありがとうございます。

8月2日(水)~8月6日(日)

 この期間は、特に調子が良くも悪くもなく、調子を落としそうた際は、ちゃんと妃美ちゃんが自分でセーブして、頓服の〇を念のため服用したり、ソファーで横になったりお昼寝したりして、調子が崩れないようにできていました。
 睡眠時間・睡眠スコアともに7〜9時間くらいで良好。
 朝もゆったりめにしながらも、スムーズに起床できたり、朝食準備などもしてくれたりしてました。
 フィットネスクラブで身体も整え、特に変わったこともなく、ほどほどにキープできていたように見受けられます。

【妻方の家族とのやりとりメッセージ記録】
 宮崎方面で震度3の予測通知がありました。
 夜ですが揺れたら慌てず気をつけて下さいませ。


 いつも有り難うございます。
 調子も、まあまあそうですね。
 地震の心配もありがとうございます。

8月7日(月)~8月20日(日)

 8/7〜8/10は、睡眠時間は6〜8時間でスコアは悪くもなく特に良くもなく、ほどほどで推移していました。
 特に調子が悪いわけでもなく、比較的、平穏な感じ。
 8/9は誕生日にて最寄駅の江古田にだべに行き、カロリー・コントロールをしっかりやってり妃美ちゃんが、珍しくバースデーケーキなので、ということで、取り分けたケーキを完食。
 8/11〜8/20は大阪別宅にレンタカーを借りて滞在。
 8/11と8/12は、環境が変わったのと、8/11に想定外に羽田空港でテレビ朝日の取材を受け、全国ニュースで短いながらも家族みなうつった取材シーンが放映され、いきなり予想外のことで心のペースが乱れたとのこともあり、久々に調子を崩してしまい、急ぎ、お話しカウンセリングを2夜連続でしていて、8/13も調子が崩れたままなら、大阪滞在を切り上げて東京に戻ることにしようとしていたら、8/13は嘘のようにケロッとして調子が戻り、念のため、なるべく休息・休憩をとってもらってましたが、「えっ、休憩とか大丈夫だけど?」といった感じで、昨年夏の大阪滞在と比べて、格段に回復力が高まってきている様子に驚きました。
 念のために、場合によっては早めに大阪滞在を切り上げて東京に戻れるよう、航空券は株主優待券で変更可能なチケットにしていましたが、妃美ちゃんにムリな状態がなさそうで、妃美ちゃんの希望・意志にそって、変更なしで8/20までフルに滞在してきました。
 東京にいる時より、睡眠時間は6〜10時間で長めで、睡眠スコアも良好〜非常に良いスコアをキープしてくれて、大阪別宅の近くのジムにて回数券で身体も整えに行っていました。
 8/13には、妃美ちゃんが言うには、今の心の不調は、病気じゃなくて、①いろんなことへの強い嫉妬心、②つい周りと比較してしまうクセ、③周りと比較し過ぎて自分の軸を持てていない、ということや、④漠然とした不安、⑤過去をマイナスに見てとらわれてしまうこと、などが主な原因だと、大阪に来て気づいたとのこと。
 8/13に、「心の重心」というか、「心のプラス・マイナス・ゼロの場所」に初めて立てたような感じで、回復のステップがまたワンランク上がったようにも思われ、だいぶ客観的に心や認知の歪みを把握できるようになってきたように見受けられます。
 例によって、回復にアップダウンはつきものですので、アップしても油断せず、ダウンしても悲観せず、寄り添いつつ回復段階にあわせたサポート・ケア・接し方の調整をしながら、伴走・支援などしていければと思います。
 調子が戻っても、しっかり睡眠・休息・服薬継続をお願いして、妃美ちゃんにはできる限り負担が少なく過ごしてもらえるよう、私の方であれこれ駆け回っておりました。
 8/17にはゆうちゃんのご希望で、日本で一番高かった(今年、東京の麻布にできたビルに抜かれましたが)「あべのハルカス」展望台に行き、そこのレストランでゆうちゃんがカツカレーを一口食べた時に、急に、ゆうちゃんがノドが痛くなり、カツの固めな衣がノドにささったのか、急きょ、歯科で見てもらう際にウガイをしたら、少し楽になり、歯科医師は、ノドにキズができたのでは?ややノドが狭いかも?ノドの内側に腫れなどはなさそう、翌日にはすぐ治るはず、とのことで診察終了。
 大阪別宅に帰宅してしばらくして、夜にはゆうちゃんの右のノド(中は腫れず外側・右クビあたり)が少し腫れ、夜間往診の「ファストドクター」に夜に電話したものの、看護師さんの問診・トリアージにて、往診適用外との話があった頃、非常に不思議なことに、ついさっき右ノドを触って少し腫れていた部位が、嘘のように1時間ほどでサッと腫れが引き、小さいしこりかと思われる感じのものが触れる程度で、ゆうちゃんはケロッとして寝ることに。
 平熱で嘔吐やノド内側の腫れもなく、下痢や腹痛や特段の不調もなく、①飲み込む際に少し違和感(ごく軽い痛みっぽいもの、ただ、飲み物も食べ物も飲み込めて食欲旺盛で元気)、②外から触って感じられるしこりみたいなものが朝昼晩などで大きさが変化、③外から触ってわかるしこりみたいなものが少し大きく感じられるときにエヘンという咳が一時的に出るもののまたしこりみたいなものが小さくなるとおさまる、という感じで、8/18午前に大阪別宅近くで小さい頃にゆうちゃんが一度診てもらったことのあるクリニックにて診察してもらい、念のため、大学病院病院の小児科に紹介状を書いてもらうことにして、8/21(月)の妃美ちゃんの精神科外来の日にあわせて、しっかり診ておいてもらえるようにしました。
 クリニックでは、抗生剤など出してくれてました。
 8/17は私がABEMA Prime TVにリモート生出演でしたが、バタバタながらなんとか無事対応できました。
 8/20は大阪伊丹空港からのJAL便が3時間近く出発遅延(伊丹空港上空での落雷警報が長く続いたため)で、18:20羽田着予定が、21時着となり、羽田空港からの予約タクシーの都合もあり、東京宅に23:40頃帰宅となりました。
 妃美ちゃんやゆうちゃんがグッタリしたり、疲れを溜め込まないよう、JALにかわって家族みんなに遅延のお詫びしながら、不満や疲れのはけ口となるサンドバッグ役に徹してみたり、遅延の待ち時間を少しでも楽しく過ごせるよう、伊丹空港でカットりんごや飲み物なども自販機で買って来たり、細かに声かけをしたりしてみておりました。
 その他、8/11にネットの通信不具合や、8/20にはレンタカー返却の際にリモコンキーを返し忘れてセキュリティ・ゲートを通過してしまい、レンタカー会社のスタッフさんに制限区域の入口にきてもらって、セキュリティ係員の方に事情をお話ししてキーを渡してもらうなど、あれこれ毎日なにか不具合対応など、普通ないようなトラブル続きでしたが、大難は避けられたようで、楽しんでもらえたようでしたが、サポート・添乗員役の側としては、バタバタして想定外の出来事だらけで、プラスもマイナスも、いつもには無いことだらけの珍しい大阪滞在となりました。
 8/21はAM09:45車で出発にて、大学病院で、妃美ちゃん・ゆうちゃんを連れて受診に行って参ります。

8月21日(月)

 8/21(月)は朝09:45から車でゆうちゃんも一緒に、大学病院に行きました。
 昨夜が大阪からの帰京が遅くなり、睡眠時間が心配でしたが、5時間18分ながらも、睡眠スコアは悪くなく、短時間にギュッと凝縮して眠れたようでした。
 ゆうちゃんの初診受付をしつつ、妃美ちゃんは11:30予約で精神科(主治医)外来、ゆうちゃんは小児科(大阪のクリニックでの紹介状)に連れていき、妃美ちゃんはお薬も変わらず現状キープ、ゆうちゃんは小児科の先生に血液検査とエコーの手配をお願いして、検査フロアでエコーの後に血液検査をやってもらい、結果が出るまで1時間ほど休憩・昼食をとり、再び小児科にもどり、データからは腫瘍は否定され、念のため耳鼻科で診てもらうことになり、大学病院内で耳鼻科の先生につないでもらいました。
 耳鼻科にて、データなどからも、唾液腺炎とのことで、お薬も処方してもらい、16時ごろまでかかりましたが、やっとスッキリした感じです。
 ノドのしこりのようなものが、急に大きめになったり小さめになったりしているのは、唾液腺の唾液量の増減によるものとの見立てでした。
 大阪からの帰京の移動・遅延などの疲れや、妃美ちゃん・ゆうちゃんは病院で待ち疲れもあり、今夜はゆうちゃんのご希望もあり、カレーをデリバリーして、わいわいと打ち上げ・ねぎらいの夕食にしてみました。
 いろいろご心配をおかけしましてすみませんでした。
 おかげさまで、妃美ちゃんもゆうちゃんも、大事に至ることなく過ごせてありがたいです。

8月22日(火)~8月28日(月)

 この期間は、睡眠時間7〜9時間ほどで、睡眠スコアも良い〜非常に良いの範囲をキープしてくれていました。
 特に、大阪滞在の疲れが出やすい時期と思われ、睡眠が大切なため、私の大きないびきが睡眠・心身の疲労回復の支障にならないように、3階ベッドルームでゆうちゃんを寝かしつけた後に、2階リビングのソファーで寝ておき、妃美ちゃん・ゆうちゃんにはイビキで迷惑をかけないようにして、ゆっくり寝ててもらえるようにしていました。
 幸いにも、妃美ちゃんの身体の影響は無さそうで、フィットネスクラブで身体を整えてきたり、ウォーキングしてきたりして、適度な運動もバランス良き食事などもキープしてくれていました。
 心の面では、8/24(木)の大学病院での定期的な血液検査の時期(結果は8/31(木)大学病院の消化器外科の主治医(教授))で、検査の結果(再発とかないか特に心配・不安になりがち)が気になるいつものパターンに加え、生理前の時期も重なり、崩れるところまでは至らずも、少し調子を落とす時もあり、この期間に3回ほどお話しカウンセリングを都度行いました。
 妃美ちゃんが、がん・精神疾患を経験する前は、ある種、認知・感情の回線を切ってよく考えず強引に勢いだけで押し通してごまかしていたような数々のことも、立ち止まって見つめ直せるようになってきただけに、次々に過去への後悔が浮かぶようですが、「これから似たようなことが起こったら、過去とは違うプラス方向の対応ができるといいなぁ」という、心の調子を落とす方向ではなく、後悔を教訓や道しるべに転換できるといいねぇ〜、という感じでお話ししたりしています。
 心の面の回復ステップは進みつつも、不安になりやすい時期で、慎重にお話しカウンセリングや各種サポートをして、心身の負荷が少しでも軽くなってもらえるように、妃美ちゃんがどうしたいか、どう感じていて何が負荷をかけかねないかなどに、いつもより慎重に気をつかう時期です。
 この間、バーバラが最高39.7度の発熱・咳でダウンし、救急病院にも問い合わせてもいっぱいで対応が難しいらしく、8/23夜に夜間往診のファストドクターにて自宅で受診。
 懸念していた肺炎・コロナ(陰性でした)などではなく、呼吸音もきれいで、上咽頭炎とのことで、その場で解熱・咳・のどの痛みなどの薬を5日分頂き、高熱続きでしたが、8/27ごろに熱がやっと落ち着きはじめました。
 妃美ちゃんもバーバラのサポートを手伝ってくれて、とても助かりました。
 ゆうちゃんは、8/28(月)の大学病院での耳鼻科・小児科・CT検査にて、唾液腺炎が治まったようであることと、顎下腺の主導管のワルトン管の開口部に、1〜2mmの唾石が1つだけあることがわかり、手術も可能ながら、唾液腺マッサージで自然排出も見込めるとのことで、唾液腺マッサージで経過をみることになりました。
 あべのハルカスでカツカレーを食べた後に、大阪のクリニックで受診の際にうがいしたらコロンと何かが1つ出たようでしたが、おそらく、それが別の唾石だったのではないかとのことです。
 妃美ちゃんが心配していたゆうちゃんの血液検査の数値は、小児科医によれば、特に小児で気にすべき点は1つもないとのこと。
 バタバタながらも、夏休み終盤にて、ゆうちゃんがヒマな感じにならないよう、ゆうちゃんのご希望にて、羽田空港にある国土交通省認定も受けているフライトシミュレーターの操縦体験(ボーイング737の日とF35戦闘機の日)に連れて行ったり、日帰り温泉で炭酸泉につかりに行ったりなどして、その間に妃美ちゃんには多少なりともマイペースで過ごしてもらう時間を持ってもらいつつ、ゆうちゃんもヒマを持て余さないようにしつつ、合間でバーバラのケアもしながら過ごしていました。
 私の方は、8/22ごろから典型的な(おそらくあったのだろうと思いますが…)高熱・フラフラな状態・のどの痛い腫れ・心身の強い疲労状態・強烈な肩こりや体のハリなどでしたが、熱を測ると度数を見て心がグッタリしかねないので、熱はないものとして、この1年で何箱目か忘れましたが、またバファリンプレミアムが1日3回フル活躍してくれたのと、妃美ちゃん・ゆうちゃん・バーバラともに、心配・不安にさせずフルに気兼ねなく頼ってもらいサポートできるよう、私の心身の状態は伏せつつ、隙間をみて少しだけでも休めるようにしたりしながら、8/28夜には、おそらく、熱による不調が落ち着きはじめ、のどの腫れ・痛みが残るところで、なんとか乗り切れそうかもなぁ〜という感じです。
 家族みなそれぞれに大変な時期ですが、妃美ちゃんの心理的な負荷を少しでも軽くして妃美ちゃんは妃美ちゃんペースを保ってもらい、ゆうちゃんも大事に至っておらずヒマを持て余さず夏休みを楽しく過ごせるようにしつつ、バーバラにはゆっくり回復してもらいながら、なんとか大きなダメージなく全体的に滞りなく回せて過ごせればというところです。

8月29日(火)~9月5日(火)

 生理が予定通りこないこともあり、やや、調子を落としてお話しカウンセリングしたりしていましたが、念のため、別の大学病院の医学部講師の産婦人科医のレディースクリニックで内診も含めて診察してもらい、プレ更年期かも、とのこと。
 前にやたら検査や薬を出したがるのに、検査したらそもそも存在していないのに、「筋腫がある」とか言ってた変な別の産婦人科医と違い、まともに診て頂けるようなので、何かあったら新しく見つけたこのクリニックを受診するようにして、必要があれば大学病院の産婦人科で診てもらうようにしようか、という感じ。
 生理周期も乱れがちになるようで、ムリせずゆったり過ごせるといいなぁ〜というところ。
 9/4夜には妃美ちゃんの口腔内にできものっぽいものがありそうとのことで、9/5に歯科を受診したら、唾石だったようですが、受診前に妃美ちゃんが指でいじってた際に、ポロっと出て取れていたようでした。
 大事に至っていなかったようで良かったです。
 ゆうちゃんは夏休み明けから吹奏楽団の朝練が始まっていますが、妃美ちゃんにはなるべく朝もゆっくり寝ててもらえるようにして、睡眠時間・睡眠スコアも良好〜非常に良いでキープ。
 夏休みが終わって少し余裕が出てきたのか、新たな趣味にでもと、「ナンタケット・バスケット」作りの体験教室に行ってみよっかな、とのことで、9/6昼に車で体験教室に行ってみる予定です(ウチからだと電車が遠回り過ぎてバスしかないため)。
 ゆうちゃんはいつもながらのマイペースで、羽田空港の「ラグジュアリーフライト」のお店でのフライトシミュレーター体験が気に入り、ウチでMicrosoftのフライトシミュレーター(Xboxで自宅でもできるため)で、操縦の仕方や飛行機の原理などもお話ししたら、まずまず良く理解できてひとりでもある程度はパイロットの飛行訓練の基礎メニューをシミュレーターでこなせていたので、ちょうど興味を持った時が学び時かも、ということで、リアルにジェット機の主要な機材を学べるセット(操縦桿・エンジンレバーや各種の主要な操作機器の模型コントローラー)を買ってみて、親子そろってエアバス社の旅客機のジェット機「エアバス320」シリーズの機体シミュレーターをXBOXで遊びながら空の世界を学びあってみたりしています。
 おかげさまで、高熱・咳が続いていたバーバラは、9/1には、やっと36度台の微熱に落ち着きはじめ、まだ咳と微熱とグッタリ感が残りつつも、この間、グッタリ具合からバーバラの部屋に食事を運んで別々に食事をとる形でしたが、9/5にはおよそ2週間ぶりにみんなで一緒に夕食をとるところまでになりました。
 昨夏は夏休み初日から家族4人ともダウンながらも踏ん張ってましたが、今夏は大阪から帰京後に、ゆうちゃんは唾石、妃美ちゃんは心身の不調・不安、バーバラは高熱・咳、私はフラフラでバファリンが切れると心身のガッツリしたハリ・ノドの痛み・手足のにぶい感覚・グッタリ感や、心理的にもギリギリながら、過去最多の10日間連続で1日3回で用量フルに服用してバファリン60錠を費やして、なんとかゆうちゃんを夏休み中に飽きないよう連れ出したり、妃美ちゃんのケアなどもしつつ、バーバラのケアもしながら、とりあえず、家庭が崩れたり家庭内の不和やいさかいがなく育児家事などもスムーズに回るよう、私のメンタル不調の再発ギリギリ紙一重ながら、なんとか一段落つけるかも、という感じになってきたようにも思われます。
 妃美ちゃん・ゆうちゃん・バーバラに負担や心配をかけるわけにもいかず、何事もなく平気な様子で乗り切るより他はないこともあり、みんなが少し落ち着き余裕が持てるようになったかなぁ?という9/5にやっと自分のセルフケア・心身を休める対応を、みんなに気付かれないようにサラッとできるようになればというところです。
 幸いにも、ゆうちゃんはマイペースをキープしてくれていて、夏休み終盤も踏ん張りながらあれこれやったり、男ふたりのお出かけなども楽しんでもらえたのか、まずまずご機嫌良好で、妃美ちゃんも少し落ち着いてきてくれてとてもありがたいです。
 健やかなる時も病める時も、互いに愛し続けることを誓った結婚式から11年目ですが、変わらずより一層の愛情を深めて歩んで行ければと思います。

【おもむろにナンタケット・バスケットな日々(2023年(令和5年)9月6日~2023年10月16日)】

9月6日(水)~9月13日(水)

 この1週間で、また、かなり回復がステップアップしてきたというか、不安や心理的負荷との付き合い方に慣れてきたという感じ。
 よく過去を振り返って、過去の全てを否定的にとらえていたのが、この1週間を通して、トンネルを抜けたかも?と思われるような、前向きな捉え方に変わってきているように見受けられます。
 ついガン患者さんのYouTube動画やマイナスイメージをわかせてしまう動画をみて調子を落としがちでしたが、自然と、BTSや音楽系の動画をみるようになったり、新たな趣味探しとして、「ナンタケット・バスケット」づくりに興味を示して、帝国ホテルでの1日間でナンタケット・バスケットの小作品づくり講座に参加できたりするようになってきました。
 元々は、がんカフェに行く予定を立てていたようですが、みんなマイナスを持ち寄ってプラスに変えられるようにするがんカフェより、そもそも、ゆったり感やプラスを持ち寄るナンタケット・バスケットづくりの場の方がいい、とのことでがんカフェをキャンセルして、午前から17時までの長丁場ながら、創造的な場を楽しめたようでした。
 車の運転でいうなら、せっかく楽しい道をドライブしていても、目の前の絶景や進むべき道より、バックミラーでうしろばかり見ていては、楽しいことも楽しめず、道を見失ったり事故につながったりしかねませんが、ようやく、がん再発やいろんな不安などはあっても、うまくやり過ごしたり楽しいことや目の前の良いことに意識が自然に向くように、習慣というか慣れというか、日々のアップダウンという心のリハビリやトレーニングが実り始めたような感じかもしれません。
 もちろん、回復途中もアップダウンはつきものですので、例によって、アップしても油断せず、ダウンしても悲観せず、なるべく余力を消耗させず、ゆったり感を大切にしつつ、過去の全否定ではなく、妃美ちゃんがもともと持つ良い部分は活かし、ゆったり感を優先して調整してムリなく勢いだけで心身に負荷がかかり過ぎないようにした方が良さそうな点は改めていけるようになればと思います。
 この1週間は特に、妃美ちゃんのもともとある良さや、良し悪しは別として本来の妃美ちゃんらしさがよく見受けられました。
 この1週間は睡眠時間は比較的に短くなってはいましたが、快活さや、うまく心身の負荷を軽減するための休息・お昼寝のなどもできていました。
 退院後から睡眠・適度な運動なども、客観的に私も把握できるように、スマートウォッチのfitbitで睡眠トラッカーなども「お守り」がわりと妃美ちゃんが言ってつけてましたが、9/12夜に、退院後はじめて、妃美ちゃんが自然と、もうfitbitはなくて大丈夫、とのことで、外して寝れるようになり、何かにすがるとかつけてないと不安といったこともなく、心の自立性・自律性が育ってきたように見受けられます。
 9/13は、「調子を落としそうだったから、久々に頓服の〇を飲んどいたんだよ〜。また調子が悪い状態に戻りたくないからね〜」とのことで、心身の負荷や、どんな状態の時にセーブしたり先に手を打っておいた方が良いかなど、だいぶ妃美ちゃんが妃美ちゃんの心さんとうまく向き合えるようになってきたように見受けられます。
 ここで調子が良いからとムリせず、ゆったり感を大切にしながら、しっかり良い状態をキープ・定着できるようにしたいところです。

9月14日(木)~9月20日(水)

 この1週間は、ムリせず休息をとりながらも、がん発見前の快活さ・妃美ちゃんらしさなども、反動らしきものも見受けられず、安定的に発揮されてイキイキした感じで過ごせていました。
 睡眠については、午前2時〜3時ごろに途中覚醒するのが気になりますが、なるべく追加で睡眠を取れるよう、イビキで安眠を邪魔しないよう、私が2階リビングから書斎で寝ておいたり、次の大学病院の精神科外来受診(主治医)の際に、睡眠について相談してもらうようにしていたりします。
 一時期のような悪夢を見たりするようなことも無いようです。
 久々にインスタグラムを再開しよっかなぁ〜、とか、出先で隣に座ったどこかの奥さんと世間話ができたり、その人から、あなた幸せそうな表情してるわねぇ〜、と言われて喜んでいたりして、はたからみても、まずまず好調な感じになってきています。
 夜にウォーキングしてたら、おふたりとも視覚障がいがおありの老夫婦をみかけ、北海道から出てきて迷っていたようで、最寄駅まで手を引いて案内して差し上げて、何か困ったことがあったら連絡して下さいね〜、と、妃美ちゃんが携帯番号をお伝えしたりできる余裕も出てきました。
 友達との接点を持つこともためらっていた頃と比べ、心身の回復について、不安は消えなくても、うまく不安とも付き合っていけて、回復への自信もついてきたり、周りのいろんな刺激にも、うまく対応できるようになってきたように見受けられます。
 ナンタケット・バスケットづくりに興味が高まり、帝国ホテルにある教室に通うことになり、さらに、バスケットの蓋にロイヤルハワイアンホテルの絵を描きたいとのことで、絵付け教室にも通おうかなぁ、とのことで、だいぶ前向き・プラス方向に創造的・建設的な姿勢や関心に切り替わってきて、プラスイメージに満たされて良い日々の過ごし方に変わっていけばと思います。
 慎重に見守り応援・後押しなどつつも、このところは、だいぶ安心して見ていられるような感じになってきました。
 フィットネスクラブも、ほどほどに通って、良き運動習慣がついたせいか、スリムになり鎖骨も見えてきて、筋肉量もしっかりある状態のようです。
 妃美ちゃんの心のスイッチがうまく切り替わってくれていればと思います。
 ただ、アップダウンは誰でもあることですし、例によって、アップしても油断せず、ダウンしても悲観せず、引き続き、見守りながらも、妃美ちゃんがノビノビできるように、サポートできればと思います。

【妻方の家族とのやりとりメッセージ記録】
 報告ありがとうございます。
 なかなか返信できておらず申し訳ありません。
 自分もたまに見ていた番組でしたので、以前出演されたAbema primeもチェックさせていただきました。
 お忙しい中だったとは思いますが、さすがでした。
 最近LINEで連絡があり、バスケット作りも始めるようなことを言っていたので、以前に比べると外に出ることに前向きになっているのかなぁと思っていたところでした!
 引き続きよろしくお願いします。


 いろいろお忙しい中、温かいメッセージをありがとうございます。
 温かいご理解・ご協力のおかげさまで、妃美ちゃんの回復も順調な感じです。
 ムリせず焦らず、着実に良い状態をキープしやすいように、服薬・受診も早まってやめてしまわずに、じっくりと回復ペースを定着していってもらえればと思います。
 ご視聴もありがとうございました。

9月21日(木)~9月29日(金)

 睡眠で中途覚醒(深夜1時か2時ごろに1回)は続いているものの、少し本を読んでまた眠気がきて眠れていて、朝は自然に起きることができて、ゆうちゃんの朝食準備・登校準備もやってくれていました。
 また朝や昼や夕方などに、休息・睡眠をとりながら、活発な状況はキープしていました。
 夕食時の表情から、少し気になってお話しカウンセリングしてみたら、活発な範囲内で少し調子を落としたようでしたが、調子を落とすところから調子を崩してしまう前に、自分でセーブして休めたり、サッと予防的に頓服の〇を服用して、ムリせずゆっくりめに過ごす習慣が身についてきてくれたように見受けられます。
 フィットネスクラブは以前よりゆったりペースにして程よく続けていて、クラブの休憩コーナーで、他の女性会員さんと気楽に世間話もできるようになってきました(根掘り葉掘りプライバシーに立ち入られるようなこともなく、意外と、新たに出会った人との方が心理的負荷が低めでやりとりしやすいように見受けられます)。
 調子の良い時も調子を落とし気味な時も、軽く日々のお話しカウンセリングはありつつも、基本的に、妃美ちゃんが自立的・自律的にセーブしたり余力を蓄えたり、不安要素などをやり過ごしたり出来るようになりつつあって、今までより安心して見守れる感じがします。
 10/2(月)午前に大学病院の精神科の外来受診(主治医)で、ちょうど、睡眠を専門にしていらっしゃる先生なので、中途覚醒について相談してみる予定です。
 同日午後は、大学病院の後に、車でそのまま移動し、帝国ホテルで、いよいよ、ナンタケット・バスケット教室(総本部の教室)で本格的に習い始める予定で、すごく楽しみにしているようです。
 一見して安心しきってしまうと、調子を落としている時に危ないですので、例によって、波が寄せては返すのが自然のように、アップダウンがあって自然ですので、アップしても油断せず、ダウンしても悲観せず、過保護にならず突き放さず、できることやムリない範囲でやりたいことはお任せして見守りつつも、表情・言動・妃美ちゃんの好不調のパターンなども見ながら、サッと介入した方が良さそうな時は、妃美ちゃんの自信を損なわないようサラッとサポートしたりしながら、引き続き、寄り添って行ければと思います。

9月30日(土)~10月8日(日)

 睡眠の中途覚醒が気になるところでしたが、10/2の大学病院の精神科外来受診(主治医)にて、眠剤を調整してもらい、10/2夜からはおおよそ改善してきた感じです。
 10/2は、午前の早めに大学病院に車で妃美ちゃんを送り、その後、帝国ホテルまでタクシーで移動してもらい、午後はナンタケット・バスケット教室に行けていて、お迎えは私がまた車で帝国ホテル、という感じで、ある程度の時間の1人での外出や習い事もムリなくできるようになり始めました。
 新たな習い事で心理的負荷が出やすいと思われますので、なるべく、ストレスがかかりがちな満員電車だったり、中にはいろんなご乗客さんもいらっしゃる電車移動はなるべく避けておき、必ず座って寝たままでも移動できるよう、なるべく車で移動できるよう努めております。
 また、私のお仕事関係で、団体トップの方のお母様の訃報にて、10/4〜10/6は〇県に弔問・参列・弔辞などで、退院後はじめて丸々不在(ゆうちゃんのスキューバ体験の時は、1泊2日ながら、出発の日も帰宅の日も朝・夕は家にいたため、丸々家をあけることはなかったのですが…)となり、妃美ちゃんは少し心配なようでしたが、私が不在でも大丈夫なトレーニングとして、積極的に休息・休憩などとってもらいながら、まずまずムリなく良好に過ごしてくれていて、10/6は母とウチの近くのイタリアン・レストランでランチしてこれたりしていました。
 10/7はゆうちゃんが地区の音楽祭に小学校の音楽祭にて吹奏楽団の一員(チューバ奏者)として演奏して、みんなで聴きに行きました。
 都立大学の非常勤講師としての復職(演習・実習等での丸1日ではなくて、なるべくムリなく負荷を少なくできるよう半日程度を想定)にも意欲や自信が少しずつわいてきたようです。
 10/8は妃美ちゃんと初めて出会った銀座・ブルガリ近くの文房具専門店の伊東屋に、みんなでお出かけして、ゆうちゃんはハマっている文具(人気メーカーのボールペン)をゲットして喜んでいて、帰りに帝国ホテルで妃美ちゃんのナンタケット・バスケット教室のお店や展示をのぞいたり、お茶したりしてから帰宅。
 特に回復に大切な睡眠の改善もあり、いつものフィットネスクラブでの適度な運動(体重もバランスよく〇キロ台で健康的)もキープして、見ていてあまり不安感はない感じです。
 10/8に生理がきて、プレ更年期のせいか、不定期的な生理周期ながら、感情面は比較的に落ち着いていて、さほど不調を感じさせないような感じです。
 このところは、心身両面で、へろへろな私より元気な感じで少しホッとしています。
 回復は当然にアップダウンがあり得ますので、例によって、アップしても油断せず、ダウンしたとしても悲観せず、妃美ちゃんにお任せしてノビノビやってもらうところはそっと見守りつつ、変わらぬ愛情とあせらぬ根気を持って寄り添っていければと思います。

10月9日(月)〜10月16日(月)

 中途覚醒の悩みが眠剤の調整でクリアできて、この1週間は睡眠もしっかりとれて、とても良好な状態をキープできています。
 念のため、せっかく改善してきた妃美ちゃんの睡眠ペースを私のイビキで邪魔しないよう、ゆうちゃんを寝かしつけた後に、今のところ、万全を期して、引き続き私はリビングのソファーで寝るようにしています。
 なるべく余力を蓄えられるように休息・お昼寝などや、フィットネスクラブやウォーキングなどでの適度な運動など、精神面でのムリなくプラス要素を積み上げる生活習慣が定着し始め、楽しいことに気が向いてきてくれて、これまでのように貯めた余力をマイナス思考や漠然とした不安の連鎖で消耗させず、余力をプラス方向に活用して更に余力を積み上げられるようになってきているように見受けられます。
 もともと外向的で活発な妃美ちゃんらしく、ふと思い立ち、電車で銀座にお出かけしてみたり、野草などを使ったアレンジメント体験教室に行ってみたり、あちこちお出かけしては、初めて出会った方々と楽しくお話し・交流できていたりするようです。
 以前にいろいろ悩ましいご対応をおかけになってこられたママ友さんと道でバッタリ出くわしても、妃美ちゃんいわく、「今までの私じゃなくて新しい前向きな私になったから大丈夫」とのことで、難なく軽いお話しをしてサラッと対応できたようで、そのママ友さんから、妃美ちゃんは幸せオーラが出てるね〜、と、他の方から見ても、妃美ちゃんが心身ともに充実して躍動感がある感じです。
 妃美ちゃん自身、妃美ちゃんにとってムリない範囲で、あれこれとプラス方向の興味・好奇心が湧いてきて、活発に過ごせることに満足感・充実感を味わえていて、自然とプラスのループで良好モードになれているように見受けられます。
 家事もうまくバーバラと分担したりうまくバーバラに任せたりできていて、ひとりで抱え込まずにいられるようです。
 10/16(月)も帝国ホテルに車でラクにナンタケット・バスケット教室に来ていて、私はその間にインペリアルクラブラウンジでお茶してたりします(このカルテもちょっとしたすき間時間もみつけながら記したりしております…)。
 妃美ちゃんひとりで電車であちこち行けると思いますが、外出が続く際などには、念のため、少しでも心身の負荷を軽くする「引き算」(何か負荷がかかりやすいことをパスしたりラクできるようにして負荷を減らしていく感じ)ができるように、サラッとサポートしておいたるするようにしています。
 精神疾患は、まわりから見て「大丈夫そうね」「かなり好調そう」「もう全部任せて良さそうかな」という時期にこそ、慎重に心身の負荷やバランスや調子を崩す出来事などに注意が必要ですので、焦らず早まらずゆっくりじっくりと慎重に、妃美ちゃんを枠にはめたり押し付けたり限界を勝手に決めて当てはめたりせずに、妃美ちゃんペースで思うまま・ありのままにノビノビと過ごしてもらいつつ、任せつつ寄り添って見守り、見守りつつイキイキと任せる感じで、少しでも妃美ちゃんにとって我が家が居心地よいふんわり包み込む毛布みたいになれるよう、妃美ちゃんが肌寒い時はすぐにあったか毛布をかけられるように、妃美ちゃんが暑さを感じたならすぐ毛布を外してもらえるよう、心身ともにコツコツあったかな妃美ちゃんの居場所・環境づくりをしてみたりしています。
 例によって、アップダウンは波が寄せては返すように回復の自然なリズムでもありますので、アップしていても油断せず、ダウンしたとしても悲観せず、ゆったり感で過ごしてもらえるようにできればと思います。


【妻方の家族とのやりとりメッセージ記録10/10】
 いつも見守っていただきありがとうございます。
 今のところ日々状態が良くなってるようで安心しています。
 11月は、ホテルとか、送迎とか気遣ってもらって申し訳ありません。
 会えるのは、楽しみですが、かえって気をつかわれて、智さんもゆうちゃんも疲れないかと心配です。


 いつも温かいご理解ご協力をありがとうございます。
 おかげさまで、今のところ妃美ちゃんは心身両面で私より元気なようで、着実な回復ステップを歩んでくれているようです。
 妃美ちゃんの回復を信じて頂き、11月までお待たせしてしまい、大変申し訳ございませんでした。
 11月は、妃美ちゃんの状況次第かもしれませんが、ぜひ、お会い頂き、親子でたのしいひとときをお過ごし下さいませ。
 お会い頂くのも、妃美ちゃんの回復ステップで大切な一歩となるかと思われます。
 私にできることはなんなりとサポート致しますので、ご遠慮なくお越し下さいませ。

【妻に忍び寄る「影」が何なのか不明ながらも何かがおかしい状態…(2023年(令和5年)10月17日~2023年11月5日)】

10月17日~11月1日

 申し訳ございません。
 11/1夜21:40ごろに、妃美ちゃんの精神面で一時的に再燃ともいえそうな心の状態の崩れが起こり、妄想と現実の境目あたりまで落ち込んでしまい、監視されてる・私(智憲)が世の中のあらゆる出来事や妃美ちゃんが町で出会う人たちともすべてとつながっている・薬は飲まない、といった妄想の世界の入り口に入りかけ服薬への拒絶感もあらわれ、素人目で見ても再燃とわかる状態で、そのまま悪化してしまうと再入院でもおかしくないかもしれない状態で、緊急に1時間くらいお話しカウンセリング・服薬にて、なんとか落ち着いて少し持ち直してくれました。
 お話しカウンセリングを通じて、希死念慮・罪業感・周りへの疑念が見受けられました。
 このところ、精神面で調子は良く活発で、ピュアな心を開いてくれていましたが、それだけに、心のスタミナ・心の免疫力というか耐性が切れたタイミングで心理的負荷がかかり、よりダイレクトに心理的なダメージをくらいやすかったようにも見受けられ、妃美ちゃんがピュアな心を守る防衛本能のような感じで、一時的に心をシャットダウンして反動的に現実や周りを疑う反応となったのではないかと思われます。
 ただ、今までとの違いは、妃美ちゃん自身が心の異常を把握できていて、一時的な再燃かもしれないと危惧されるような状態はあっても、ちゃんと正常な感覚は心の中にある程度は保てていたように見受けられます。
 私が心の不調もあり、9〜10月は自主的にかなり活動量を落として回復にあてていたこともあり、妃美ちゃんの心理的負担を代わりに受けてあげられなかった面があったかもしれず、誠に申し訳ございません。
 11/1夜のお話しカウンセリングの後、妄想の世界に入りかけていたところからは抜けて、ある程度は落ち着いて冷静な判断を取り戻せて、いつもの〇2錠と眠剤をちゃんと服薬できて、心の嵐を抜けることができたようです。
 念のため、大学病院の受診を勧めましたが、主治医は月曜のみで受診しても仕方ないし、入院もいやだし、落ち着いてきたから受診なしでちゃんとお薬を飲んで休んどく、とのことでした。
 眠剤を服薬するにあたり、歯磨きしたいけど3階のベッドルームから2階に降りるのもしんどい、とのことで、3階に歯磨きセットと洗面器とお水を持って上がり、カウチに横になったまま歯磨きしてもらい、11/1夜23:45ごろには言動・表情・しぐさなども安定してスムーズに眠りにつけたようでした。
 10月後半は、ナンタケット・バスケット教室や、10/28のゆうちゃんの運動会(ママ友ともワイワイとムリなくスムーズなやりとりができていて、PTAの係も私が代わりに行こうかと提案しても、妃美ちゃんが対応するよ〜、とのことで、活発にこなしていました)も、また、妃美ちゃんからの提案で、ゆうちゃんの運動会後の日曜日と振替休日の月曜日(10/29〜10/30)には、ゆっくりしに羽田空港の天然温泉とフィットネスジムつきのホテルに行きたいとのことで、バーバラに気を遣って疲れないようホテルは2部屋とって、朝・昼・晩の食事も羽田空港のお店とホテルでとるようにして、妃美ちゃんペースでムリなく楽しく過ごせていた状態でした。
 私の健康状態が良くなかったとはいえ、油断があったかもしれませんし、より細かなケアが至らなかったかもしれず、一時的とはいえ、妃美ちゃんに症状の再燃でしんどく不安な思いのするひとときを過ごさせてしまい、妃美ちゃんにもお詫び致しましたが、みなさまにもあるがままにお伝えするにあたり、多大なるご迷惑・ご不安をおかけしてしまい、重ねて深くお詫び申し上げます。
 誠に申し訳ございませんでした。
 アップダウンは回復にあって自然なこととはいえ、より慎重に妃美ちゃんの睡眠を邪魔しないよう、ゆうちゃん寝かしつけと妃美ちゃんの就寝や寝息を確認後、引き続き、イビキで妃美ちゃんを起こさないよう、3階から2階のソファーに降りて寝たり、ゆうちゃんの吹奏楽の朝練などでの早朝の対応なども継続して、少しでもしっかり睡眠をとってもらえるようにしたり、できる限り妃美ちゃんをサポートして参りますので、何卒ご寛容にご理解・ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

【妻方の家族とのやりとりメッセージ記録10/19】
 こんばんは。
 いきなりすみません。
 気になることがあって相談です。
 先月お下がりをもらいました。
 その時のメールのやり取りがこれです。
 (※メール割愛)
 私が傷つく事を言ったのでしょうか。
 どう関わっていけば良いのでしょうか。
 私はお下がりは要らなくなったからあげる感覚です。
 今まで私の要らないものをあげた時は、あげた傍から目の前であげたものを捨てたことがありましたが、私は使わないからあげたのであとは自由にして大丈夫という感覚なので特に気にはしませんでした。
 なのでその感覚だと思ってました。
 来月、父母が来京した時の最終日に羽田空港に出向く予定ですが、どんな顔をして会ったら良いのか分かりません。


 こんばんは。
 メッセージありがとうございます。
 妃美ちゃんのことを想って、いろいろ温かいお気遣いありがとうございます。
 妃美ちゃんと直接やりとりのメッセージは知らなかったので、スクショで拝見しました(おおまかな内容は妃美ちゃんとお話ししていて、家族内でよくある普通なことだし、あるあるだから特に何ということはないよね〜、といったことを妃美ちゃんとお話ししてました)。
 妃美ちゃん的には、特に何か落ち込むとかしんどいとか、マイナスの影響は無さそうですし、逆に、ご心配をおかけして申し訳ないです。
 11月には、ぜひ、楽しく笑顔でワイワイと会ってもらえればと思います。
 妃美ちゃんとのやりとりの中で、お互いに変に誤解したり考え過ぎてボタンをかけ違うことがなければいいなぁ、と思います。
 このところ、妃美ちゃんの回復がまたワンランクアップして、良い方向に急に活発・活動的になってきたことや、心身に負担なくムリなくノビノビと暮らす生き方や価値観が芽生えてきたこともあり、「ニュー妃美ちゃん」というか、苦難を乗り越える強さも心に育ってきたこともあり、今までと少し違った反応とかやりとりとかで、戸惑わされることもあるかもしれません。
 でも、それだけ、妃美ちゃんがガンも精神疾患も乗り越えながら、最愛のご家族を大切にしていく、新たな妃美ちゃんのあり方が、少しずつはぐくまれてきているように見受けられます。
 いろいろご心配・ご不安をおかけして申し訳ないですが、今の妃美ちゃんは大丈夫。
 まだまだムリは禁物で、なるべく、休息・睡眠はしっかりとってもらったり、家事もバーバラ・私に振ってもらって分担してムリなく対応してますが、アップダウンや日々の気分などの波はあっても、大切なご家族への愛情も、新たなスタイルでさらにパワーアップしてるみたいです。
 いつも妃美ちゃんへの温かいご理解ご協力やお気遣いありがとうございます。
 何か妃美ちゃんとのやりとりで、心配なことなどありましたら、いつでもメッセージ頂ければと思います。


 ずっと気になってモヤモヤしていました。
 智ちゃんに相談して良かったです!
 すっきりしました。
 ありがとうございます。
 やりとりでまた心配なことがあった時は相談させてください。


 もちろんウェルカムです。

11月2日(木) 【妻方の家族とのやりとりメッセージ記録】・兼・妃美ちゃんについてのご報告

 対応やお話カウンセリング、見守り、付き添いでバタバタなのに報告ありがとうございます。
 最近は直接やり取りしていなかったのですが、落ち着いてたので私も安心していました。
 智ちゃんには常日頃、四六時中油断なくみてもらっています。
 感謝しても仕切れません。
 去年から何があってもそばにいてくれていつもありがとうございます。
 智ちゃん自身のお体もご自愛ください。


 妃美ちゃんにもみなさんにも、つらい思い・ご心配・ご不安をおかけしてしまい申し訳ございません。
 そんな中、温かいメッセージをありがとうございます。
 11/2今朝は、先ほど07:00ごろは、妃美ちゃんが寝起きから心の調子がすぐれず、ゆうちゃん送り出しの前に緊急で10分ほどお話しカウンセリングしていました。
 なるべく睡眠を追加するか、ゆったり横になって、何かしなくちゃ、とかではなく、身体も脳も休めるようにしてもらいました。
 至らぬ夫で申し訳ないです。


 11/2の10:50頃、スクリーンショットのように、妃美ちゃんが持ち直し始めてくれました。
 (※スクショ割愛)
 テーブルとソファーにガタがきていたため、みんなで大塚家具に見に行って買ったテーブルとソファーが朝09時〜10時で搬入・組立が完了し、妃美ちゃんもゆったり休んでてもらい、おかげさまで持ち直し傾向に転じてくれたようです。
 急いで3階ベッドルームに上がり、妃美ちゃんが、一応確認だけど監視とか裏でいろんな人とつながって操ったりってことは無いよね?と、妄想の世界に引きずりこまれかけたところから、なんとか脱してくれたようです。
 妃美ちゃんが町で出会った方々とのあったかいひとときは、妃美ちゃんがピュアな心でプラスの方向に活動できたから良い流れや出会いを引き寄せることができたので自信もっていいんだよ〜、監視とかもないし、妃美ちゃんの意思・希望を尊重するよ〜、といったお話しをしていましたら、ホッと安心してくれたようでした。
 12:30頃からは、ナンタケット・バスケット作り(教室から持ち帰って次に教室に行くまでの宿題)を、新しいテーブルに作業マットを敷いて今やっているところです。
 回復にアップダウンは自然にありますが、今回はかなりヒヤヒヤしつつも、アップしても油断せず、ダウンしても悲観せず、引き続き慎重に見守り寄り添って行ければと思います。
 大切な妃美ちゃんの回復に向けて、いろいろご心配・ご不安・ご迷惑をおかけしてすみません。
 どうかご寛容にご理解・ご協力のほどお願い致します。


 戸村さんも体調が悪い中、大変だったと思いますが、丁寧に対応してくださり、ありがとうございました。
 最近の報告では随分と安定している様子だったので、安心していました。
 ただ、やはり何かがきっかけになり調子を落としやすい状況であることは油断できない部分もあると思いますし、調子を落としても、戸村さんの状況に応じた対応、気遣いによって回復に向かっているのだと思います。
 いつもこのメールでしか、感謝を伝えられていないのがもどかしいのですが、引き続きよろしくお願いします。(※コロナ渦中で医療従事者どうしでもあり、なかなか直接会ったり飛行機などで移動したりしにくい時期のため。)
 くれぐれも戸村さんのお身体もご自愛ください。


 温かいメッセージをありがとうございます。
 また、ご心配をおかけしてすみません。
 なかなか至らぬサポートで恐縮ですが、こちらこそ引き続きよろしくお願い致します。


11月3日(金) 【妻方の家族とのやりとりメッセージ記録】・兼・妃美ちゃんについてのご報告

 いつも温かく見守って、フォローしていただきありがとうございます。
 智さんも体調万全でないなかでの対応にとても感謝で、いっぱいです。
 最近は、安心していただけに、どうなる事かと心配でしたが、回復してくれたようでホッとしてます。
 体調悪いなか、いろいろ申し訳ありません。
 智さんもくれぐれも気をつけてください。


 いろいろご心配をおかけしてすみません。
 妄想の再燃かもと危惧される状態は一時的にありましたが、早めに妄想の世界に入り込むのは防げたようで少しホッとしています。
 普通は即入院でもおかしくないところかもしれなかったでしょうが、妃美ちゃんのありえないほど奇跡的な回復力とみなさまのおかげさまで、今のところ、峠は超えたように見受けられます。
 今日はゆうちゃんの区の音楽祭で、私が代わりにやろうかと妃美ちゃんに言っていたPTAの係の対応も、ケロッとしてそつなく対応してくれていました。
 妃美ちゃんが言うには、あの夜の落ち込みは何だったんだろ?とのこと。
 ただ、なるべく休息・睡眠は多めにとってもらい、心の不調の時に見受けられる表情・しぐさ・言動などがないか、不安に思わせないようしんどさ・つらさを隠してムリしてしまっていないかなど、慎重に見守りながら、妃美ちゃんの意志・希望を優先して寄り添って行ければと思います。

11月4日(土)~11月5日(日)

 一時的な調子の崩れもなんとか持ち直しつつ、11/4は妃美ちゃんみずからお話しカウンセリングでよく座ってもらうソファーに座りに来てくれて、少しお話ししてもいい?とのこと。
 自分から心の調子を見定めてお話しカウンセリングに向かってくれるのは、回復傾向として良い兆候と見受けられます。
 これまでの元気フルパワーで勢いでムリも押し通しがちだった妃美ちゃんから、年齢・心身の状態・なりたい自分に合った「ニュー妃美ちゃん」に向けて脱皮している感じかもしれません。
 勢いで押し切る・乗り切るスタイルから、立ち止まっていろいろ考えるようになったとのことで、妃美ちゃんとの対話も哲学的な面もあり、しっかりとした新たな生き方暮らし方に向かっているようです。
 お話しカウンセリングの中で、妃美ちゃんから、①「愛ってなんだろう?」、②「私は幸せになっていいんだろうか?」という2つの問いを投げかけてくれました。
 私としては、哲学者でもないですし聖人でもないので、自分なりに日常的に考え行動していることをベースに、①「愛って、相手を大切に思って尊重することじゃないかなぁ?自分にとって損か得かではなく、相手にとってより良いことであれば、自分が都合が悪くても損しても不利になったとしても、ムリに強制・強要したりせずに、相手を尊重して相手にとっていいことをやっていったり応援したりすることかなぁって思うよ」、②「もちろん、妃美ちゃんは幸せになっていいんだよ~。同じ幸せって言っても、人を蹴落としたりおとしめたりカネだけ大切にして心を踏みにじるような「害のある身勝手な幸せで」なくて、「相手を愛しながらお互いに幸せになりあうようにしていく幸せ」なら、妃美ちゃんが幸せになればなるほど、周りのみんなも喜ぶし幸せになりあえると思うよ」、といったお話しをしておりました。
 妃美ちゃん的にはしっくりきてくれたようでしたが、それが正解なのかはわからないものの、プロポーズの言葉として「お互いに幸せになりあえるように一緒に生きていってくれる?」という言葉を、改めて実感をもって理解してくれたような感じでした。
 休息・睡眠も妃美ちゃんみずからしっかりとるようにしてくれていて、夕食後にもおふろの前に2階リビングから3階ベッドルームにあがってカウチで少し睡眠がとれていたようです。
 11/5は妃美ちゃんが、以前に、特急で1時間半ほどの埼玉県西武秩父駅付近にある、素敵な陶芸教室をみつけて予約していたこともあり、また、ゆうちゃんも西武鉄道の「ラビュー」という特別列車に乗りたいのと陶芸もやってみたいのとで、1日がかりでお出かけしていました。
 妃美ちゃんの調子がイマイチで「予約してたから行かなきゃ」という負荷がかかりがちな状態なら、私が代わりにゆうちゃんを連れて行くし、妃美ちゃんが「陶芸やりたい」という状態なら、くれぐれもムリはしないで、必要なら車で迎えに行くからね~、という感じで聞いてみましたら、妃美ちゃん的には行きたいし状態が悪いわけではないようで、ゆうちゃんと一緒に埼玉県の秩父まで小旅行で陶芸体験に行ってました。
 素敵な陶芸家の方らしく、また、妃美ちゃんがお話しを聞いてきた中で、コロナ渦中で結婚式はあげられないままながら、フォトウェディングで写真だけでも撮りたいものの、衣装が無くて困っている、とのことで、妃美ちゃんが結婚式で着た自分のウェディングドレスをあげる旨(一応、ダンナにもお話しはしてみるとのことで…)のお話しをしてきたらしく、私としては、妃美ちゃんがそれでいいなら妃美ちゃんの意志・希望に沿ってお任せでいいし、ドレスをもって電車に乗るのも大変かと思われますので、車で陶芸家の方のおうち(埼玉県の秩父)まで一緒に持っていってもいいよ、とのお話しもしております。
 妃美ちゃん的には、誰かの役に立ちたいとの思いが強く、また、ドレスを差し上げられるかもとのお話しをした際の、陶芸家ご夫妻のパッと明るくなったご表情に、心が動かされたとのことでした。
 撮影用にお貸ししてお返し頂くのも良いかと思われましたが、既に差し上げる方向でお話しが弾んでいるようでもあり、妃美ちゃんも差し上げたいとの意思・希望が強い(私のドレスなので話すけど止めないで欲しいとのことでしたので…)ですので、何か悪いことをするわけでもなく、先方がお喜びならそれでいいかなぁと思ったりしております。
 秩父へ1日がかりでの電車移動・陶芸体験で疲れが出ないか心配でしたが、特に調子を崩すでもなく、表情・言動・しぐさなどに不調の兆候も見受けられず、ゆうちゃんと楽しんでくることができたようでホッとしております。
 明日11/6(月)は、午前中に大学病院の精神科外来(主治医)で、午後は帝国ホテルでナンタケット・バスケット教室にて、病院に車で送っていって帰りは帝国ホテルに車でお迎えの段取りの予定です。

【誰かの役に立ちたい想いが強い妻の心のスキを突いて妻が国際ロマンス詐欺に巻き込まれた(2023年(令和5年)11月6日~2023年11月7日)】

11月6日(月)【緊急で大学病院にて注射】

 昨日11/5に1日がかりで埼玉県の秩父までゆうちゃんと2人で陶芸教室に行った疲れを考慮し、また、11/6起床時の妃美ちゃんの表情・言動・しぐさから、11/6の今日は疲れが重なってムリがたたるかもしれないので、午前の大学病院の受診だけにして、午後の帝国ホテルでのナンタケット・バスケットづくり教室は、何とかして1回スキップして余力をためてもらいたい旨を、朝から繰り返しお願いしつつ、妃美ちゃん的には大丈夫・今月は1回だけだから行かなければいけないとのこと。
 大学病院に車で送っていき、念のためムリしないよう受診後に連絡もらえれば病院に迎えにいくから、ナンタケット・バスケットづくり教室はキャンセル・延期して今日は休んで欲しい旨を伝えて、妃美ちゃん的に大丈夫そうとのことで私はいったん帰宅。
 午前の受診は特に医師が見ても問題なさそうな感じで完了し、その後、ナンタケット・バスケットづくり教室に行けそうなので行く、とのメッセージがありそのまま帝国ホテルに移動して受講することに。
 2023年11月6日(月)AM10:00に妃美ちゃんが1人で大学病院の精神科外来(主治医)を受診の際は、11/1夜の症状の再燃が懸念されるような状態については伏せていたようです。
 帝国ホテル15:45にお迎えにて、駐車場に向かうエレベータ内で既に調子が悪化してほっとしたのか急に表情・言動・しぐさから調子の崩れが見て取れました。
 車内にて座った瞬間から崩れ落ちるように、外で気を張っていた糸がぷつっと切れたように、泣き叫び大崩れして「入院した時くらい調子が良くない」(そう自覚できている点は以前との違いで客観視できるようになってきた面もあります)とのこと。
 帝国ホテルの敷地を出るまでにあまりの崩れようで、帝国ホテルの駐車場からそのまま緊急に大学病院に向かい、車内では「病院に行かないで帰る」「入院になったらイヤ」とのこと。
 特に入院して欲しいわけではなく、お話しカウンセリングで落ち着いてもらえる範囲を超えていると見受けられたため、医薬品の助けがないと落ち着かないようでもあり、時間外で緊急に精神科外来でご対応頂きました。
 看護師さんに事情をお話ししましたら、午前に診察してくれた主治医が来てくれて、〇筋注用〇mgを0.75ほどを緊急に注射して落ち着くよう対応してくれました。
 2~3日は休息・睡眠を第一に養生することと、退院時に出してもらったことのある頓服(〇内服液〇mg/ml〇%を10個)を院内処方で出してもらい、午前診の際の今まで通りのお薬(〇錠〇mg2錠35日分、〇錠〇mg〇錠35日分、〇抑肝散エキス顆粒〇g1包35日分、〇錠〇mg〇錠30日分+〇錠〇mg〇錠)。
 病院を18:15ごろに出て19:20ごろ帰宅。
 もし翌日以降で調子がよくなければ外来受診、また、臨時に主治医の担当曜日の来週11/13に外来受診で様子を聞きたいとのことで、11/13に大学病院に今度は私も一緒に付いて受診しようと思います。
 主治医の前でもなかなか話すのをためらっていて、〇が効いてきた頃に病院のベッドの上で明かしてくれましたが、妃美ちゃんが言おうかどうしようか・ダメって言うでしょ、となかなか明かしてくれなかったこのところの悩み・心が乱されているという不調の原因については、妃美ちゃんのお話しを聞く限りでは国際ロマンス詐欺のリスクがきわめて高そうな内容でした。
 そのお話しは以下のようなことでした。

 アメリカ出身の医師で20年の付き合い。
 医療機関の研修で出会った。
 ゆうちゃんより1つ上の娘さんがいてイギリスの寄宿舎に留学中とのこと。
 このところ医師として紛争地のシリアに国連機関からの派遣で行っているとのこと。
 以前にもシリアの「お兄ちゃん」(妃美ちゃんがいうその医師は兄のような存在で妃美ちゃんは妹のような存在とのこと。)と連絡が取れなくなった時期がありパニック状態。
 危険な紛争地から引き揚げて、「お兄ちゃんはもう日本に住んで欲しい」とのこと。
 その医師がシリアから脱出するために、代わりの医師を探すお金が必要とのこと。
 その医師はシリアで銀行とか使えないし家族のサポートが得られずお金が必要だけど、アメリカに戻ればお金はあるから返すと言っている模様。

 妃美ちゃんは誰を信じていいかわからない、お金は返ってこなくても人の役に立ちたいから妃美ちゃんにためてもらっているお金(入院の保険金や生活費の余りや妃美ちゃんの分はすべてキープしてもらっている分)で払おうかどうしようか、危機的な状況が日本にいてわからず心を悩ませ不安になる、とのこと。
 詐欺の可能性も妃美ちゃん自身が気にかけているものの、せっかく心を打ち明けてくれたのに、頭ごなしに詐欺だからダメ、という対応だと、妃美ちゃんが心を閉ざして隠れて騙されたり被害にあう可能性もあり得るので、慎重に頭ごなしに否定したりせずお話しに傾聴。
 一応、私も国連にいた者として、国連なら危機的な事態なら救助部隊を出すし、医師を探すのにお金が必要にならなくて済むよう、人員配置や応援部隊がいると思うし、国連関連なら医師に給料や移動費も払われていると思うよ~、アメリカ出身ならアメリカが米軍などによるチャーター機で脱出の支援をすると思うよ~、でも、妃美ちゃんが入院時ほどの症状を再燃させるほど危機的な状況なら、その医師の人をボクも救いたいから、妃美ちゃんの代わりにボクがその医師にお金を届けてもいいから、まずは、妃美ちゃんひとりで抱え込まずにいろいろ相談してもらえれば人の役に立つための支援の仕方に工夫ができると思うよ~、ボクがお金を届けてあげてもちゃんとお金を返すってその医師の人が言ってるならボクが損しないし、もし詐欺なら妃美ちゃんの代わりにボクが騙されてもいいよ~、もしボクが出てきてその医師の人が挙動不審になったら詐欺かも知れないしボクも妃美ちゃんと同じように誰かを助けたいから遠慮なく相談してね~、といったことをお話しして、まずは、今は休息・睡眠・服薬を大切にして、また時期を改めて一緒にどうしたら人の役に立てるかやどう工夫してより良く社会貢献できるか考えてみよっか、ということで、妃美ちゃんがすぐ振込や送金しない状態にしておいてもらいました。
 もし、ご家族のみなさまが妃美ちゃんの言う20年来のお付き合いのお兄ちゃんと慕う医師について、ご存じでしたら差しさわりなければ教えて頂ければ、妃美ちゃんの回復などにも役立つかと思われますので、ご協力お願い致します。

【妻方の家族とのやりとりメッセージ記録】
 色々とご対応いただきありがとうございます。
 私はそのような存在の人の話は聞いた事ありません。
 本当にこの世に存在する人物なのでしょうか。
 詐欺だったら怖いのでまた何かわかったら教えてください。


 ご連絡ありがとうございます。
 ふと、しばらく前に、SNSで海外の人からメッセージがきて、つながってみた、とか妃美ちゃんが話してたことを思い出しました。
 私としては、今日、妃美ちゃんからお話しを聞いた際に、完全な詐欺だろうなぁ、と思いつつも、いきなり否定しては逆効果かもしれず、妃美ちゃんがなかなか話さない中で心を開いて話してくれたこともあり、否定的なお話しの仕方はあえて避けています。
 妃美ちゃんと一緒に誰かの役に立ちたいけど、あれ?なんかこういうところはおかしいなぁ…、みたいな感じで、思い込みや、もしかしたら詐欺師による洗脳的な状態から、少しずつ肯定的なコミュニケーションを通じて、気付いて踏み止まってもらえればと思ったりしています。
 ただ、決めつけてしまった場合、本当にお兄ちゃんと慕う医師がいた時には、妃美ちゃんが周りから信じてもらえなかったことによって、完全に心を閉ざして、お話しカウンセリングも効かなくなってしまうリスクは避けたいなぁ、とか思ったりもしてます。


 先ほど、妃美ちゃんとのお話しカウンセリングにて、やんわりとアメリカ出身でシリアにいるお兄ちゃんと慕う医師は、SNSでつながった人かなぁ?と聞いてみましたら、妃美ちゃんがいうには、そうではないとのことでした。
 まだ詳しく話してくれる状態にはないので、あまりせかさず、追及するような聞き方も避け、また、最悪の状況は避けられるようお導きしつつ、妃美ちゃんが自然に話してくれたり、何か気付いてくれたりするのを気長に待とうと思ったりしてます。


 いつもご苦労かけます。
 そのような人の話は、聞いた事なく、初耳です。


 私も初めて妃美ちゃんから聞いて、詐欺とかあやしい勧誘や悪徳商法などとかでなければいいなぁ、と思ったりしています。

11月7日(火)【詐欺解決】

 ご心配をおかけしておりました、「アメリカ出身でシリアにいる医師」問題について11/7午後に解決致しました。
 昨日に大学病院で注射してもらい、夜のお薬も飲んで過緊張の糸がぷつっと切れたように、じっくり眠れて少し心の余力が回復したようで、お昼ごろまでしっかり寝て起床後に届いていたその「医師」からのメッセージにて、シリアにいて大変なはずなのに、送金先に日本の某都銀の銀行口座を指定してきたらしく、妃美ちゃんが言うには「絶対詐欺だろ、これ」とのことで、私に相談がありました。
 多分LINEのようですがメッセージ内容とかは「見よっか?」というと、スマホを見せてくれなかったのですが、少し休んでお薬も効いて冷静さを取り戻したようです。
 私としては、妃美ちゃん自身が「詐欺」と認識できていましたので、「そうだね、詐欺だよね。シリアにいて銀行が使えずお金が必要というなら、日本の〇銀行の口座に送金しても届かないよね。シリアにいるアメリカ出身の医師というのは、日本にいる詐欺集団かもね~」とお話ししておりました。
 妃美ちゃんが警察に相談する、とのことでしたので、警察の総合相談窓口の「#9110」の電話番号を妃美ちゃんにお知らせして、妃美ちゃんがこそっと2階リビングから3階ベッドルームにあがって警察に相談の電話をしていました。
 11/7(火)15時ごろに所轄の警察の方(相談担当にてスラックスと半袖での我が家へのご来訪)に、妃美ちゃんがひとりで対応して詳細をお話しして、警察の方は送金先に指定された銀行口座情報や、詐欺の注意のお話しや、妃美ちゃんがやりとりしていたメッセージの画面の写真などをとって行ってくれたようです。
 すっかりケロッとほっとした妃美ちゃんは、一気に、悪化傾向から回復傾向に転じて心も軽やかになった感じもあります(表情・言動・しぐさなども危惧される点は特に無さそうな感じです)。
 妃美ちゃんが打ち明けてくれたこととしては、このところ、その「医師」が日本に来て妃美ちゃんに会いたい・妃美ちゃんの写真を送ってくれと言われて写真を送った・ロマンス詐欺のように恋愛感情につけこまれてふらっとひかれてしまった・送金しないのは妃美ちゃんがお金にしがみついていて「医師」が死んでも構わないというのかという脅迫めいたことを言われていた・送金しないと家族に害が及ぶかもしれないぞと言われていた・このところの不調の際に「全部わたしが悪いの・ごめんなさい・ごめんなさい・ごめんなさい」と何度も言っていたことはこの「医師」とのことがあったから・愛情がないから妃美ちゃんが送金しないなんていけないことだといったことを吹き込まれていた・ともちゃんを裏切るような感じで恋愛感情につけこまれてほだされたので相談しにくかった・ともちゃんから離婚や出ていけと言われないか心配して不安だった・このところの心の不調はその「医師」(詐欺師)から心理的なプレッシャー(というか脅迫・脅し・心理的揺さぶり)や妃美ちゃんを責めるメッセージで心を痛めつけられながら、ともちゃんへの裏切りや離婚とかにいなったらどうしようという不安があった、といったことをお話ししてくれました。
 私としては、法律的には、肉体関係がない段階は不貞行為ではなく、世の中では「浮気」と言われるかもしれませんが、何より妃美ちゃんは被害者でもあり、まず、妃美ちゃんの被害(送金)で騙されることがなくて済んで良かったよ~・妃美ちゃんに出ていけとか怒るとかは無いし少しでも妃美ちゃんが傷ついたり悲しい想いをしないで済むようにって新婚の時から表現や対応の仕方は違っても一貫してずっと考え続けてるよ~・ちゃんとお話ししてくれてありがとうね~・世の中では家族に相談しにくいことにつけこむ詐欺が多いから何かあったら怒らないし追い出したり離婚したりせず私に不利なことや妃美ちゃんが誰か他の男性を好きになったとしても妃美ちゃんにとってより良く対応できるように考えたり工夫していくからまず悩んだら相談してね~・妃美ちゃんは法律上は不倫や不貞行為はしていない段階だから訴えられたりしないよ~・ちゃんと自分で警察に相談できて良かったと思うよ~・今回は妃美ちゃんが経験した詐欺で周りの誰かが同じように悩んでいたら妃美ちゃんが今度は誰かの役に立つ形で頭ごなしなアドバイスじゃなくて心に寄り添って助けたり相談してあげたりできると思うよ~・家族やボクに害を及ぼすぞってウチにやってきたとしたら全力で守るし不正対策や司法手続きや危機対応や裁判などはボクが詳しいから大丈夫だよ(というかアシがついてしまうので害を及ぼしにやってきたら逮捕されるようなヘマはしないでしょうから怖がらせて送金させるために脅してるだけかもね~)、といったお話しをしておりました。
 すっかり心の重荷がとれた妃美ちゃんはスッキリしたようで、買い物とか出かけてくるね~、とのことでしたが、大学病院の本物の主治医からも2~3日は養生に専念するよう言われていますし、心の余力が十分にたまり切っていない中では、入院時と違って心の回復力や免疫力は上がってはいても、明日11/8(水)までは大事をとって念のために外出せず、眠れなくてもしっかりゴロゴロすることが「一生懸命に回復するために頑張る」ということだよ~、とお話ししながらお願いして、妃美ちゃんが納得してくれて予定もキャンセルしてくれて養生してくれるようです(妃美ちゃんの心のケアの面でも、強制的に何かしてもらうのは緊急事態などで介入がやむを得ないような場合などを除いて極力避けています)。
 妃美ちゃんに詐欺師の方の「医師」について根ほり葉ほり聞いたり責めたりせず、しっかり寄り添って心を癒し包み込むように、妃美ちゃんの心のケアを最優先にしておりますため、その「医師」とかこれまでの経緯などは依然として私はよく把握はできておりませんが、何はともあれ、妃美ちゃんがもっと傷ついて悲しくつらい思いをする事態を避けられて、心の状態も悪化傾向から回復傾向に転じてくれたことが何よりもうれしい感じです。
 いろいろとご心配・ご迷惑をおかけしまして申し訳ございませんでした。
 妃美ちゃんが私に相談してくれるまで時間も悲しみも重ねさせてしまう感じだったかもしれず、夫としてより深い絆や信頼関係を妃美ちゃんに感じもらえるに至らなかったかもしれず申し訳ございませんでした。
 また、詐欺師の方の「医師」についてのお尋ねにご協力頂きありがとうございました。
 取り急ぎ、速報としてご連絡までに。

【妻方の家族とのやりとりメッセージ記録】
 一応解決したしたようで、安心しました。
 いろいろ迷惑かけて、本当に申し訳ありません。


 いえいえ、こちらこそいろいろご心配・ご不安をおかけしまして申し訳ございませんでした。
 何よりも、妃美ちゃんに笑顔が戻り、ちゃんと休息・睡眠をとってくれて、より大きな被害や悲しみを避けることができて良かったです。

【11月7日(火)の妃美ちゃん<続報>】

 警察へのロマンス詐欺事件の相談の後、妃美ちゃんのもとにまた「アメリカ出身でシリアにいる医師」を名乗る者からこちらの状況を知らずひょっこりLINEメッセージが来たようです。
 妃美ちゃんとしては、その者から、これまでにLINEなどでやりとりした「愛してる」とか「ダンナと離婚してほしい」「いや、離婚はできないなぁ」といった内容をぜんぶ送りつけるぞ、という脅迫的なメッセージも来たようでした。
 妃美ちゃんから相談でどう対応しようか、とのことでしたので、その者に、「ダンナには全部話したし、警察に相談したから後は警察にお話しして下さい」といった旨の返信をして、すぐに、LINEの迷惑メッセージの通報をしておき、その後すぐにLINEをブロックしておくといいかも、といったアドバイスをして、妃美ちゃんはそのように対応してくれていたようです(画面とかは見せるのに抵抗があるようですので、詳しくは確認したりまではしておりません)。
 妃美ちゃんが私のところにその者からメッセージが来たらどうしよう、と不安になっていましたが、詐欺グループ・犯罪者の視点からみれば、私に訴えられたり証拠を押さえられて逮捕されるリスクが高まるような、そんなヘマなことはしないと思うし、お金をとれない・効率的に騙せないとわかったら、サッと嘘のように音信不通になることも多いと思うよ~、私に送りつけるどころか私に送りつけたくてもできないのが実態かなぁ~、といったお話しをして少し安心していました。
 詐欺グループ・犯罪者としては、甘い言葉と厳しい言葉で、奴隷のように言いなりになる被害者を少しでも多くつくりたいところでしょうから、「まだLINEでブロックや通報されてない=妃美ちゃんが不信感を持っていてもまだつながりたい」と思ってたり、警察に相談したと言うことで、まだ、その詐欺師の方の「医師」に「誤解だよ、あなたのことをしっかり愛してる、なぜ疑うの?」と言って欲しいとかそれで丸め込めるとか、そんな風に思っているのかもよ~、といった、犯罪者視点でのお話しもしております。
 妃美ちゃんがネットで国際ロマンス詐欺について調べたらしく、妃美ちゃんのケースそっくりのものが出てきて、「もう何か笑い話だね~。妻が国際ロマンス詐欺に引っかかったっていうネタを講演で話してもいいよ~」とのことでした。
 私としては特にネタとしてお話しする予定も希望もないですが、ネットやメールでの詐欺も訪問での詐欺やリフォーム詐欺なども、一般的な詐欺の注意喚起は、セキュリティ対策の講演や指導でやっていることですので、妃美ちゃんの例を特には持ち出すつもりはないです。
 妃美ちゃんの場合は、ピュアな心と誰かのために役に立ちたいという優しい心に付け込まれた感じでしょうが、妃美ちゃんとお話しカウンセリングする中で、ピュアで優しいところは妃美ちゃんの良いところなので、その心を否定したり責めたり自己嫌悪に陥ったり押しつぶしたりしなくていいよ~、その心を大切にできるように、詐欺や良からぬ思いやマイナスの要素をもって近寄ってくる人やメールや情報などを、見分けられる目を養うために、詐欺の事例を警察のウェブサイトやいろんな情報に触れて知っておくといいと思うよ~、といったことをお話ししております。
 ちょうど、私が心身ともにどうしようもなく大変な9月~10月の時期にあったこともあり、妃美ちゃんのケアの中で、より優しく頻繁に愛情表現などをふんだんにお届けできていなかったかもしれず、私の反省点として留意していきたいと思います。
 妃美ちゃん的には、新婚のころに、私が妃美ちゃんの暴走というか、夫婦や家族でここから先はガケで落ちる(お互いに不幸せな悲しい状況に陥るのが明白な状況)から全力で繰り返しお願いしたりお話しして食い止めようとする際、今はお話しに耳を傾けてくれたり尊重してくれたりしてくれるようになりはじめましたが、当時は私のアドバイスやお話しに耳を傾けてくれなくて、「大丈夫、大丈夫、何とかなる」「ともちゃんは考えすぎ」といった感じで、ムリを勢いで押し通して無謀に突進していったりとか、私の言葉を頭から否定して問題は起こらないと思い込んでいたり、私が妃美ちゃんをだまそうとして言っていることだ、といった決めつけも毎回のようにあったりで、やむなく、少しでもマシな状況にするために効果がありそうなら、妃美ちゃんの記憶に残ってくれればと強い厳しく見える対応でも、お誘いを受けたマルチ商法などをやめておいてもらうとかどうしても避けておくべき場合のみ、人権・法令にも苦慮しながらやってきたのですが、いつでもなんでも厳しく強い対応をされるのでは?とか、離婚されるとか生活費を入れなくされるとか、そういった最初から私の選択肢にない展開を、あれこれ不安に思ったりしていたようです(というか、私の方がロマンス詐欺で離婚されかねない状況でしたが…(www笑www))。
 基本的に、強く厳しい対応は、その分、妃美ちゃんに対して、より夫から配偶者に対する人権侵害・法令違反などがないか細かく気を付けて対応しなければならないので、非常に疲れますし、そもそも、今の妃美ちゃんのように、耳を傾けてくれたり、少なくともて敵視しないでもらえれば、強い厳しい対応など必要ないですし、この国際ロマンス詐欺についても、妃美ちゃんを責めることも特にありませんし、まったく責めたいとも思っていません(妃美ちゃんは守られケアされるべき被害者ですし…)。
 妃美ちゃんには、誰かを愛したり好きになるという心は、ごく自然なことだし、もし、妃美ちゃんが誰か他の人を好きになって悩むときがあったら、私が不利とか損とか都合が悪いとかは度外視して、妃美ちゃんとどう生きていく方がお互いに幸せになるか一緒に考えるし責めることはないよ~、それが、この前に、妃美ちゃんが愛って何だろう?とお話しカウンセリングで聞いてくれた際に、私がお話しした「相手を尊重して、自分が損か得か不利にならないかなどでなく、相手にとってより良いことを自分の都合で無く相手の立場で考えて行動すること」といったことだと思っていたりするよ~、といったこともお話ししております。
 この件は、みなさまには成り行き上でお伝えしましたが、バーバラやゆうちゃんにはお話ししておりません(特にお話しする必要性も法令上の告知義務などもないことと思われますし…)。
 また、妃美ちゃんがお話ししたければ、妃美ちゃんからこの国際ロマンス詐欺事件(未遂)についてお話しがあるかもしれませんが、その際も、特に責めることも必要ないですし、大変だったんだね~と、共感を大切にして想いをうけとめつつ、笑い話に変えるくらいでいいんじゃないかなぁ~と思っております。
 万が一の際は、我が家で、それこそ妃美ちゃんが私を訴えるのにも使えるようにと、以前より我が家全員カバーの弁護士保険(訴訟費用の一部カバーも含む家族プラン)をかけておりますし、警察との対応も支援いたしますので、教訓も学びも絆も積み重なりましたし、これで幕引きで良いのではないかなぁ~、と思う次第です。




(注)「おうち入院」スマホ手記(「おうち入院カルテ」)をはじめとする当方からのがん啓発・メンタルヘルス啓発などの諸活動は、妻のがんと心の闘病時点でのものです。また、何か特定の医療やサービスを推奨したり保証したりするものなどではなく、みなさまが各自で自己責任にて公式の最新情報などもご勘案頂きながらご対応下さいませ。


(注)クレームに関しましては、下記の指定ウェブフォームのみにて、必ず、(1)対象事案、(2)「クレームの申し立て」、(3)ご返信・ご連絡がとれるメールアドレスと正式なご住所(建物名や部屋番号なども含めて略さずご記載下さい)・お電話番号を明記、(4)クレームの根拠および根拠法令等、の4点は最低限必須事項としてご記載・ご送信下さいませ。弊社の顧問弁護士(事案が簡易裁判所での取り扱い範囲の場合などでは簡裁代理権のある顧問司法書士等の場合もあり得ます)などにも相談の上で対応を検討致します(返信・対応等をお約束するものではございません。また、状況により、心苦しくも裁判所からの特別送達という形での返答・対応となる可能性もあり得ることを予めお知りおき下さい)。それ以外のご来訪・架電ご連絡・FAXご送信・郵送物等のご配送等でのクレームに関しましては、業務上の支障になりかねませんので、お承り致しかねますことを予めご了承下さいませ。 ・弊社指定のクレームに関するウェブフォーム: https://www.jmri.co.jp/contact.html


がんとメンタル関連参考サイト


戸村妃美・智憲の講演メニュー等


当方へのご依頼フォーム