
がんとメンタル不調の闘病記
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【ページ④】「おうち入院」スマホ手記
大腸がん・メンタル不調の「おうち入院」スマホ手記 ~39歳で大腸がんになった看護師の妻を支える一児の夫の家族目線の闘病記~
執筆・「おうち入院」の「院長」: 日本マネジメント総合研究所合同会社 理事長 「がんと心のリゾート」執事 戸村智憲
「おうち入院」および「がんと心のリゾート」などは(C)戸村智憲です。
「おうち入院」スマホ手記の時系列での「がん闘病・メンタルヘルス療養のあるがまま」
④授業参観に行けるようになったり調子が良くなかったり…
【授業参観に行けるようになった…(2022年10月2日~)】
10月2日(日)
朝は9時起床でゆったり過ごしてもらい、まずまずの調子で、朝食も準備してくれてました。
ゆうちゃんのご希望にて、近くの猫カフェに昼過ぎに自転車で妃美ちゃんがゆうちゃんとお出かけ。
帰宅後に、落ち込みモードに入り、いっそ人工肛門つけるくらい切除してもらえば良かった、抗がん剤を服用した方が良かった、といったお話しや、今は特にしなくて良い心配の数々が頭に浮かんでは、心配していることにも心配するなど、不安が過剰に湧いてくるような感じがありました。
もうどうしたら良いかわからない、とのことにて、過剰な不安をコントロールできるよう、頓服を服用してもらい、ソファーにゆったりしてもらって3時間ほどお話しカウンセリングしました。
妃美ちゃん的には、いろんな不安要素をあちこちから引っ張り込んできているようですが、目の前にあるラッキーな状況(ステージ2で抗がん剤が不要でストーマも不要で、妃美ちゃんのラッキーな状態)で済んだら良かったのにと思う深刻なガン患者さんからみたら、わざわざ抗がん剤やストーマを求めてマイナスに進んでしまおうというのは、とてももったいないですし、周りで祈るように抗がん剤やストーマが不要になって欲しいと思ってる家族や、全力を尽くしてダメージを最小限にしようとしてくれた外科・精神科の方々からも、あまりにももったいないと思われるんじゃないかなぁ〜、といったお話しもしております。
手のひらの上にごく身近に最高の状態でそっと渡してもらったラッキーな状況を、妃美ちゃんが両手で大切に活かし、傷つけず包み込むことが大事で、今ある最高のものを安易に手放し、両手を離して落としてバリンと壊してまで、両手でわざわざマイナスのことをつかみに行くのは、本当にもったいないし、両手で最高の状況をしっかり受け止めて決して離さず、大切にしていくことを心がけてみたら、それが、自分と向き合い日々を大切に生きることや、周りで支えてくれる人への恩返しにもなると思うよ〜、といったお話しをしておきました。
妃美ちゃんのクセとして、これまでの10年間でも、最高のものを最良のお膳立てをしても、みすみす手からこぼれ落とすように無駄にして活かそうとしないことも毎回のようにありましたが、今回は妃美ちゃんの命にかかわることなので、せめて今回だけでも、もったいなく心ないことがないように、しっかりとラッキーな状態を妃美ちゃん自身が実感しながら活かしてもらえればと祈ってます。
妃美ちゃん的には、ハッとしたとのことで、我にかえって、少し持ち直して来た感じは見受けられました。
なかなかすぐにラクには変われないかと思われますが、少しずつでも、プラス方向に大切に一歩ずつでも歩んで行ってもらえるよう、繰り返し根気強くあきらめず、寄り添って伴走しお導きできればと思います。
10月3日(月)
朝から低調モードながら、今日はご飯を予約炊飯で、妃美ちゃんが入院中・退院後もサッと使えるよう買っておいたレトルトお惣菜と、お味噌汁・卵焼きを用意くれました。
ゆうちゃんはいつものパンがいいとのことで、妃美ちゃんが少しへこみつつも、パンも焼いてくれました。
ただ、このところ、ゆうちゃんが22:30〜23:00に寝るわりに、朝は05:30〜06:00に起きて朝シャワーする日課のためか、睡眠不足ぎみにて、ゆうちゃんをみんなでお見送りしてから、ちゃんと妃美ちゃんみずからソファーで追加の2時間ほどの睡眠をとるようになってくれて、少しホッとしています。
特に睡眠は回復に大切なので、家事サポートを私や母でカバーしながら、なるべく意識的に睡眠時間の不足は補ってもらうようにしています。
睡眠トラッカーで見てみると、このところ、睡眠スコアが標準範囲ながらも、これまでの良好なスコアより低めでもあり、妃美ちゃんに睡眠傾向をデータで見てもらって、気兼ねせず寝たり横になってもらうようにしています。
今日は午前の睡眠後に、フィットネスクラブに行き、身体面を整えてこれたようで、30分くらいのお話しカウンセリングと午後のソファーでの休息をはさみつつ、大きく落ち込んだり崩れるところまでは行かずに過ごせていたように見受けられます。
生理期間も終わったこともあってか、かわいい笑顔が昨日より比較的多く見られました。
まだまだアップダウンでいえばアップには遠いようですが、ダウンの底打ち段階からアップに向かうところかもしれず、アップしても油断せず、ダウンしても悲観せず、じっくり寄り添いつつ、共依存を避けるよう、妃美ちゃんにサッとお任せして気楽に気ままにしてもらったりしつつ、根気強く伴走していければと思います。
10月4日(火)
朝からまずまずの調子で、ゆうちゃんをお見送りのあと、妃美ちゃんから誘ってくれて夫婦の営み。
妃美ちゃんも新婚の時以来、積極的で、久々に心を解放しあっていられた貴重なひとときに感謝。
少し休憩してから、銀行や念の為に練馬区から届いた健診など、妃美ちゃんだけでいろいろお出かけしてました。
14時ごろ帰宅して、ソファーで休みつつ、ゆうちゃんの帰宅のお出迎えもしてくれてました。
夕食もサッと作ってくれましたが、テキパキ動いた分、刺激というより、心理的負荷からのメンタルの疲れ・心のスタミナ不足になった感じで、夕食後は落ち込みモード。
1時間くらいお話しカウンセリングしながら、大丈夫そうかなぁ〜、と思いきや、フローリング床にゴロ〜ンとへたりこんで不安感から疲れたようでした。
ソファーで横になりに行くのもしんどいとのことでしたので、妃美ちゃんの横に同じくフローリング床に並んでゴロ〜ンとしながら少しお話しカウンセリングしてみました。
妃美ちゃん的には、床で一緒にゴロ〜ンとしてくれて、寄り添ってくれて元気が出た、とのことで、しばらくして、サッと起き上がりお風呂に入れました。
10月5日(水)
今朝はゆうちゃんの遠足(あいにく学校に着いた後に雨になり中止)のため、朝早くにアラームで起きないといけなくて、テンポがズレて調子はかなり低調な出だし。
ベッドから起きるのにかなり時間がかかり、不安感がおそってきたようで、寝起きすぐからベッドに横になったままお話しカウンセリングとなり、しんどい朝となったようです。
妃美ちゃんの希望でお弁当をつくって持たせてやりたい、とのことで、なんとかゆうちゃんのお弁当を作ってくれて、ゆうちゃんをみんなでお見送りの後、ソファーで睡眠・休息をとってもらっていました。
昼には少し持ち直し、妃美ちゃんはフィットネスクラブに行くとのことで、大雨にて車で送り、バーバラは〇〇さんからもらった近くのホールでの〇〇〇〇さんのコンサートのため、車で送っていき、それぞれに多少は気分転換できていたようでした。
ゆうちゃん帰宅後、みんなで更なる気分転換にと、いま人気の焼肉チェーン店の「焼肉きんぐ」に夕食を早めに食べに行き、ワイワイとした夕食時を過ごせました。
明日10/6も遠足の予備日(雨予報ですが😅)で朝早くからお弁当のため、いつもより早めに就寝とすることにしました。
妃美ちゃんには、やりがい・はりあいなどを勘案し、6週間連続の都立大学の看護の非常勤講師は見送ったものの、看護師さんの単発バイトで2〜3日だけとか、1週間だけなど、ある程度リスクが限られた状態でなら、リハビリ的な勤務もできるかも、とお話ししてみたりしています。
どのくらいの心理的負荷・リスクで、どこまでプラスの効果を見込めるか、なかなか悩ましい状況にあります。
無理に勤務しなくて大学卒業に向けた学習に専念するのもアリ、勤務を部分的にやってみるのもアリ、どちらにせよ、ずっと閉じこもる・閉じ込めることなく、妃美ちゃんが少しずつムリない範囲で、回復の階段を昇れるようにと思います。
このところの落ち込み具合からは、とても勤務再開にはほど遠いようにも見受けられますが、やりがい・はりあいでプラスの効果があるようなら、落ち込みがあってサポートがかなり必要でも、回復に向けた対策としては検討しても良いのかも、という感じかとは思われます。
妃美ちゃんの回復に、絶対的な正解となる対応が無い中で、試行錯誤の日々ですが、アップしても油断せず、ダウンしても悲観せず、いろいろ工夫しながら根気強く、富めるときも病める時も、健やかなる時も貧しき時も、チャペルで誓った愛をもって、単なる儀式のセリフではなく、夫婦・家族ともに日常生活で活かす言葉として、コツコツ寄り添って歩めればと思います。
10月6日(木)
ゆうちゃんの遠足予備日で今日もお弁当にて、朝早くから妃美ちゃんが唐揚げを揚げて作ってくれました。
ただ、妃美ちゃん的には、お弁当を作るのがやっと、という状態だった模様。
ゆうちゃんお見送りの後は、妃美ちゃんは寝室でゆったり過ごしてもらいました。
昼ごろも妃美ちゃんが調子があがらず、お話しカウンセリングにて、妃美ちゃん的には入院してた時くらい不調な感じもするとのことで、いろんなことが不安になってくる、もう統合失調症とか大変な状態になってるんじゃないか、などいろいろ心配な様子。
どう見ても統合失調症にあてはまりそうになく、退院後に回復が進んでいるものの、9月下旬から少し今までと違った不調のようでもあります。
精神科の主治医が妃美ちゃんに「時が教えてくれる」と言っていたことを妃美ちゃんから聞き、なんとなく、退院後に急性一過性での妄想などは回復が進み、その一方で、ガン再発の不安という妄想などの大きな症状の裏に隠れていた一番の悩みがはっきり姿を現したような感じかも知れず、診断名がつくとしたら妃美ちゃんが心配している統合失調症ではなく、不安障害とかかもしれないね〜、といったお話しをしていました。
他の薬とあわせて、抗不安薬のロラゼパム(効果持続時間がリーゼより長い)が朝夕と頓服として処方されていて、妄想が去り一番根っこにある不安と向き合うステップなのかなぁ、と思ったりします。
今の妃美ちゃんのつらいところは、不安が次々と浮かんできて、横になっての休息・睡眠をとっているようでいて、寝てても夢もあり脳は不安のエスカレートで知らない内にグッタリ疲れて、寝起きから既に疲れてしまっている感じ。
私も不調な時は、スマホみたいに言えば、10時間ほど充電しても4分でバッテリー切れになるような、寝てもなかなかスッキリせず、寝起きから疲れがあり、集中力なども長続きしない感じがあり、妃美ちゃんもそんな感じかと見受けられます。
妃美ちゃんには、引き続き夕方までゆっくりしてもらいました。
ゆうちゃんのドラム教室に連れて行ってる間に、夕食をつくってくれました。
妃美ちゃんのこのところの不調は、これまで健康だったこともあり、不調で妃美ちゃん自身がうろたえたり、不調な時のやり過ごし方・不調な自分との付き合い方がまだまだ不慣れだったりして、これから、妃美ちゃんが妃美ちゃん自身の不調とうまく付き合い・やり過ごし・乗り切っていけるよう、アップしても油断せず、ダウンしても悲観せず、北極星のように揺るがぬ目印として、気長にサポートできればと思います。
10月7日(金)
今日も朝から低調モードで、聞いて驚きましたがスマホでまたひたすらマイナス情報を集めては落ち込み、妃美ちゃんより深刻なガン患者さんの前向きなプラスの情報に触れては、妃美ちゃんが前向きになれてないことで更に落ち込み、落ち込みモードでゆうちゃんと遊んであげらるなくて落ち込み、そのことを悔やみ落ち込んで休息をとる状態にも落ち込み、マイナス情報もプラス情報も全て落ち込むようにしてしまい、退院時より悪化しているに違いないと、閉鎖病棟に入院したらラクになるとマイナス方向に向かっては、また睡眠・休息をとらなくてはならない状態になり、その状態になっていることにまた落ち込み不安をエスカレートさせて、フィットネスクラブで筋力をつけないとガン再発リスクげあがりそうなのに、行けなくて落ち込みなどという感じて、負のループに向かうこのごろです。
特にこの1週間ほどは、休んでも落ち込みからの持ち直しがわずかで、マイナスのループに流されてしまい、着替えや洗顔などもグッタリな日々にて、今日10/7は少し工夫して、あえてサポートして着替えてもらって、フィットネスクラブに車で送迎して、行ってみよう!と連れ出してみました。
どこかでマイナスなループを断ち切り、妃美ちゃんが「突破口が欲しい」と言うわりに、自ら突破口をふさいでしまうのを避けるようにしてみました。
退院時よりはるかに心理的に回復が進んでいるのに、なぜ、退院時より悪化しているとの実感が渦巻くのか、この1週間ほど悩みましたが、心はかなり回復しているものの、退院時より悪化した部分があるとすれば、退院したい・回復したい、というプラス方向への意識が、今は、マイナス方向に向き、マイナス思考になっている点は、退院時より180度異なり悪化しているように感じられます。
お話しカウンセリングにて、私を含めた家族や医師・薬は、妃美ちゃんがみずからプラスに向かう際のお手伝いにしか過ぎず、妃美ちゃんがプラスに向かいたいと思わなければ、ずっと妃美ちゃんがしんどいままで、外科手術と違って精神的な回復は誰かが代行してくれるわけではないこと、また、突破口は天から降ってくるというより、妃美ちゃんの心の中にあり、考え方・物事のとらえ方・接し方を変えることにあることなどをお話ししておきました。
10/6夜は睡眠トラッカーで久々に睡眠良好でもあり、回復へのテコ入れにはちょうど良いタイミングに思われます。
共依存を避ける上でも、ムリない範囲で、なるべく妃美ちゃんにお任せしてきましたが、妃美ちゃん的には「自分」をしっかり持てず流されやすい面もあるように見受けられ、この1週間は特にマイナス方向に流されてしまっていたので、私の方でプラス方向に向けた介入をすべき状況と感じられました。
また、ゆうちゃんにも家族にも迷惑をかけていると落ち込んで寝込む状態などについては、まず、家族の誰も迷惑だと思っていないこと、また、ガンでさえなかったらこんなしんどくなくてテキパキできるのにと落ち込んで寝込み、寝込んでは寝込んで何もできないことにまた落ち込む際に、おそらく、妃美ちゃんがガンに向き合い回復に進む上で、エイヤっと良い意味での割り切りや、妃美ちゃんの今の状態と向き合い受け入れ、妃美ちゃんのいう「迷惑をかけている」としても仕方ない、ゆうちゃんと遊んであげられていなくても仕方ない、ただ、それで落ち込み続けるループにおちいらず、明日は少し何かできるようにする、ゆうちゃんと少しでもやりとりできるようにする、といった、現状を受け入れ、その中で少しでも良き方向に向かおうと、思考も行動も変えないと、いつでも最大限にやりますが、家族としてのサポートも薬も妃美ちゃんの回復を支えるというより、妃美ちゃんの落ち込み具合を少しでもマシにするだけになってしまったり、悪化しないようにだけしか役立たないものになりかねないと危惧しています。
初心者向けのイラストたっぷりの認知行動療法ワークブックも、1日でさっと読んだだけで、魔法のように何もしなくても心が軽くならなかったと放置しても回復に役立たず、書いてあることを知ってわかったとしても、ワークブックの内容ができるように少しずつでも日々やっていかないと、誰かが代わりに認知行動療法を妃美ちゃんに習得させてくれるものではないので、ムリはしなくても良いとして、妃美ちゃんが回復したいと思い、実際に少しずつでも回復へ向けてやってみる・取り組んでみる、ということが大切ではないかとのお話しもしてみております。
聞いて驚いたのですが、このところ、またスマホでマイナス情報をせっせと集めてしまっているとのことで、家族もお薬も効果を引き出しようがない状態のと似たような状態になっているように見受けられました。
妃美ちゃん的には、ハッとしたとのことで、今日のところは声をあげて叫ぶこともなく、久々に表情がやわらかになり、フィットネスクラブから帰宅した際も大きな落ち込みもなく、夕食も用意してくれました。
10月8日(土)
ここのところ、睡眠不足・睡眠トラッカーでの睡眠スコアが低調で、休むことがメインにならざるを得ない面がありましたが、だいぶ睡眠も休息もとれてきて、休んでも落ち込むなら、負のループを断ち切る方向に切り替えようと、今朝は朝食準備をしてくれて、ゆうちゃんの授業参観にも行ってみよ〜!ということで、しんどかったら途中で帰ってきたらいいよ〜、と送り出し。
心配はしたようでしたが、ケロッとして帰宅。
調子が出て来たのか、全然できない・頭が回らない状態で先送りしてた衣替えも、一気にやってくれて、疲れて妃美ちゃんみずからサッとソファーでゴロンと休めていました。
寝て休んで「〜やるべきなのにできてない」と悩み落ち込み動けないくらいになるなら、エイヤッとまず動きやってみて、それで疲れたらサッと休むようにしてみて、まずは良い感じでした。
心配・不安は感じていても、物事をやっていって、できた後に疲れて寝る分には、妃美ちゃんとして納得できて負のループ・不安の底なし沼にはまらずにいられるようでした。
15時ごろにまた落ち込みモード・負のループに入りかけたので、不調な時の対応・やり過ごし方として、グッタリする前に緊急脱出ボタンを推すような感じで、1分だけ時間・緊急用の余力をとるようにしてもらい、頓服を妃美ちゃんが自分で取り出して服用してから横になるようにしてもらい、完全にマイナスの流れに流されてしまわず、不調でも少しでも自分でコントロールする要素を持ってもらうようにしてみました。
その後に、介入はなるべく最小限にしながら、妃美ちゃんが不調な妃美ちゃん自身と向き合えるようお話しカウンセリングして、しばらくして持ち直し、これまでと少し対応を変えて回復をまたワンランク上げていけるよう工夫してみました。
頓服を使いたくない思いもわかりますが、今はそのリスクより、落ち込み妃美ちゃんが自分のコントロールを失ってマイナス方向に流されるリスクの方が大きい感じです。
夕食もサッと作ってくれて、昨日までとはうって変わって、落ち込みは最小限に、持ち直しはここのところよりだいぶ大きめに、1日を通してまずまず良好な状態になった感じでした。
妃美ちゃんにあったタイミングや接し方や、状況に応じて対応を変えて工夫していき、引き続き寄り添って伴走・サポートしていければと思います。
【退院後で最も絶不調な状態(実感レベルでのお話し)…(2022年10月9日~)】
10月9日(日)
今日は昨日とうってかわって、退院後で最も絶不調な1日。
朝の不調にて朝食などは私で対応して、妃美ちゃんには12時ごろまでじっくり寝ててもらいましたが、昼ごろになっても絶不調なままで、不安時用の頓服ではなく不穏時用の頓服を服用してもらってもなかなか持ち直せず、ソファーにゆったりしてもらいながら6時間ぶっ通しでお話しカウンセリングしました。
泣く・叫ぶ・手足をバタバタさせる、など、不調のフルコースで、妃美ちゃん的には、自分が自分でない感覚、頭がぐちゃぐちゃになるような感覚、など、かなりしんどい感じでした。
叫んだりバタバタしたりは、心の内にマイナス感情を閉じ込めたり押さえつけたりせず、心の外に発散した方が良いかと思われますし、メンタル不調時には特に異常なことでもなく、ある種、心の解放への身体的な反応でもあり、特に驚いたりあわてるようなことでもありません。
昨日に頑張れた分の反動なのか、なかなかゆったり感を持って過ごすことにまだ慣れないこともあってか、いろんなマイナスの考えが浮かんでは悩み、悩んでしまうことにも悩み、いっそ死んでしまいたい希死観念や、過去のバチが当たってしんどい目にあってるといった罪業観念も頻繁に見受けられ、ひとつひとつ認知行動療法的にサポートし、今日は介入は避けて心の悩みや疲れてを出し切ってもらえるようにしました。
統合失調症にありがちな妄想や幻覚は無さそうで、ガン再発への過剰な不安が引き金となり、いろんな不安がエスカレートしてとまらない状態だったように見受けられます。
退院後から数ヶ月たち、アップダウンのたびに心を持ち直すことに疲れてきているのかもしれません。
誰か助けて、誰か変わって欲しい、ともちゃん治して、といったお話しもありましたが、私が魔法使いだったらあっという間にスッキリ治せるけど、コツコツ心に向き合ったり不調をやり過ごしたりしてもらうしかできす、魔法使いじゃなくてごめんね、など、嘘や過剰な期待を抱かせることなく寄り添っております。
ただ、心の基礎・土台はかなり回復していると思われますし、持ち直した時はいろいろテキパキできたりしてましたので、かなり長時間のお話しカウンセリングとなりましたが、私としては特段の心配はなく、回復のステップの内として、アップしても油断せず、ダウンしても悲観せず、妃美ちゃんの回復をしっかり見失わずに、寄り添い伴走してサポートしていければと思います。
ゆうちゃんも妃美ちゃんに、精神的につらいんだね〜、とやさしく向き合い、バーバラも妃美ちゃんがじっくり2階でお話しカウンセリングできるように、1階のバーバラの部屋でゆうちゃんサポートをしてくれたりして、みんなでサポートしてます。
10月10日(月)
10/10は、昨日10/9とはうってかわって、まずまずの調子にて、朝食準備や着替えやメイクもサッとできて、ゴミ出しもやってくれました。
ゆうちゃんのご希望にて、猫カフェに行っている間に、妃美ちゃんはフィットネスクラブに行ってこれました。
夕食も作ってくれて、夕食後には大学のオンライン授業と小テストもできました。
1日を通してまずまず良好で、大きな落ち込みも無くすごせました。
アップダウンがある中で、毎回、持ち直していくのは、妃美ちゃんとしては、毎回、ギリギリ踏ん張って乗り越えていくことでもあり、踏ん張り持ち直す気力も心のスタミナも疲れが出てたのが昨日10/9の妃美ちゃんの状態かと思われます。
アップしても油断せず、ダウンしても悲観せず、妃美ちゃんの回復を信じて、サポート側がバタバタ不安にかられてあわてて妃美ちゃんが更に不安にならないように、揺るがぬ姿勢で、妃美ちゃんに安心感や、回復できることを感じてもらい続けられたらと思います。
10月11日(火)
うっかりして10/11のご連絡が遅れてしまいすみません。
10/11は朝から比較的好調で、朝食準備や家事に加えて、大学のオンライン授業もこなせていました。
フィットネスクラブにも行って、シャワーも浴びてスッキリ帰宅。
ただ、好調な時・アップな時に少しセーブしておけるようお話ししておりました。
逆に、不調な時・ダウンな時には、うまくやり過ごして行けるようにもお話ししております。
アップダウンがある中で持ち直すのも疲れますし、大変な時は長い時間かかってもいいので、心の外に不安や心配などを吐き出して解消していいんだよ〜、とお話ししています。
1日を通してまずまず良好でした。
10月12日(水)
今朝もまずまず良好な感じで、朝食や家事などもやってくれました。
近くの総合病院での区の婦人科健診にも妃美ちゃんひとりで行ってこれました。
帰宅して、ガンかどうかわからなかった時に、ともちゃんから念のため気になるところがあれば、空振りでいいから診てもらったら、といわれて行かないままで後悔したので、今、肺が気になるからレントゲンとってもらってくる、とのことで、サッと病院で診てもらい、特に気になる点はなかったようでした。
ゆうちゃん帰宅後は、宿題を早々に済ませて、ゆうちゃんのご希望にて猫カフェの1ヶ月通い放題のサブスクリプション・チケットを買って、貸切状態な猫カフェまったりな3時間を過ごしてきました。
妃美ちゃんは今日もかなりいろいろやってくれたので、セーブして家でゆっくりしてもらいました。
妃美ちゃんが一緒に猫カフェに行きたい時は、いつでも一緒にウェルカムです(妃美ちゃん的には犬カフェがご希望な模様)。
妃美ちゃんは早めにお風呂に入ってスッキリして、夕食後もなるべくゆったりしてもらっておきました。
アップしても油断や過信やムリしないでもらい、ダウンしても悲観やあきらめにならないようにしてもらい、バリバリではなくゆったりしたり、今までできたことが一時的にできない不調にもなれてやり過ごしていけるよう、寄り添い伴走していければと思います。
また、妃美ちゃんが気になることや不安なことは、保険診療に限らず、自費や人間ドックやセカンドオピニオンなどでも、不安解消のためにも、PET-CTなど強い放射線リスクや依存的・病的な執着やあやしい民間療法などでなければ、気にせず妃美ちゃんの好きなように安心できるまで受診してもらえるようにしています。
ちなみにPET-CTは11月に大学病院にて検査予定です。
今のところ、精神面以外では、以前からの皮膚科での「酒さ」(顔に赤みがでる症状)がありますが、他は身体的には良好なようです。
10月13日(木)
睡眠トラッカーで見る限り、ここ最近ではなかなか良い睡眠スコア。
ただ、今日は朝からやや低調モードながら、朝食準備などもやってくれました。
美容室でストレートパーマかけてみる、とのことで予約していて、行く前は、今日は美容室に行けるかなぁ〜、と不安だったようですが、3時間ほどひとりで行ってこれました。
なかなか可愛い。
雨が降ってきて、我が家はまったりな感じで、午後はゆったりしていました。
美容室に行った疲れからか、妃美ちゃんは不安感が出てきて、大きく落ち込む前に不安時用の頓服を服用してもらい、ソファーにゆったりしてもらって軽くお話しカウンセリングしてたら、落ち着いてきたようで、妃美ちゃんがウトウトしてきたので、そのままそばにいて肩をトントンしながらお昼寝してもらいました。
夕食には肌寒さもあるこの時期にピッタリなおでんを作ってくれて、みんなでパクパク食べつつ、ゆうちゃんのご希望で、抹茶から作るバーバラ(茶道・華道のお免状もってる)オリジナルの宇治金時かき氷をデザートに頂きました。
夕食後に、また不安感に包まれたようでしたので、夜のお薬を服用してもらって、30分ほどソファーに座ってお話しカウンセリングして、落ち込みモード・涙モードに寄り添って、しばらくして落ち着いてきました。
ゆうちゃんは、作曲ソフトを使ってみたいとのことで、作曲ソフトを買ってゆうちゃんのパソコンにダウンロードしたら、なんとなくつかいこなしてお手軽な作曲をサッとやってました。
ゆうちゃんの運動会は10/15予定で、前日準備のため、明日は金曜日としては1時間早めな5時間授業で早めの帰宅なので、また、猫派なゆうちゃんは猫カフェ行きたいらしく、明日もニャーニャーしてきます。
妃美ちゃんは、ゆうちゃんを寝かしつけた後に起き出して、今日やると決めていた大学のオンライン授業を視聴する、とのことについては、睡眠時間を削ってしまうのと、美容室に行ってきた疲れもあるので、セーブして寝ておいて、明日でもいいことは、ムリに今日やらずに、心理的負荷のバランスをとるためにも、あえて、明日でいいことは明日やる、先送りして大丈夫なことは先送りする、という、メンタル不調時の理想的な対応にしてもらいました。
今のところ、身体的な不安要素は特に指摘されていませんので、まずは、睡眠・休息をしっかりとり、精神的な負荷を軽くできるようにしたいところです。
眠剤は飲まずに眠れています。
ゆうちゃんもほどよく自分でストレス解消やハロウィン企画など、まずまずメンタル面の調整ができているように見受けられます。
10月14日(金)
今朝も低調モード・涙モードで、朝食を準備してくれた後にソファーで横になってグッタリで、精神的に持ち直すことや、不調と付き合うことに疲れて逃げたい気持ちにおちいってしまっている状態に見受けられました。
ゆうちゃんを送り出しの後すぐにお話しカウンセリングしながら、落ち込みをなるべく少なくできるようにしつつ、頓服は飲まずに済んで少し落ち着いてもらってそばについて肩をトントンしながら寝てもらいました。
体を休めていても、妃美ちゃんの場合は却って不安を集めてきてもっと落ち込むこともありますので、今日の睡眠トラッカーでの睡眠スコア・睡眠時間ともにまずまず良好でもありましたので、洗濯物などは私がやって、妃美ちゃんにはムリない範囲で軽く動くようにしてもらいました。
フィットネスクラブにも行って、夕食も作ってくれたり、掃除機もかけてくれて、大きな落ち込みにならずにとどまってくれたように見受けられます。
ゆうちゃんは帰宅後に楽しみにしている猫カフェにふたりで行ってゆったり過ごしつつ、明日の運動会がおっくうらしく、テンション低めな早めの就寝。
妃美ちゃんもゆうちゃんも、明日はスッキリ目覚めて楽しい運動会になればと祈ってます。
【息子の小学校の運動会を観覧に行けたよ~(2022年10月15日~)】
10月15日(土)
今日10/15はゆうちゃんの運動会にて、朝からお弁当を作ってくれました。
低調モードで運動会を見に行けるか心配とのことでしたが、一緒について行って、コロナ渦中から運営スタイルの変更があって、観覧は出場種目のたびに入替え制にて、ゆうちゃん出場の時だけ見て、一旦帰宅してまたゆうちゃんが出場の時だけ観覧する形で、観覧後に家で妃美ちゃんがソファーで寝て休息がとれる状態でなんとか観覧できました。
ゆうちゃんが寝た後にベッドにてかなり落ち込み、いつものように私がそばで膝付きでサポートできれば良かったのですが、私もグッタリ状態にてベッドで横になったまま妃美ちゃんにお話しカウンセリング。
妃美ちゃん的には、精神的な落ち込みから抜け出したいからどうしたらいい?とのことにて、認知行動療法でもあるように、妃美ちゃんの良いところを見つけたり、妃美ちゃんが得意なことで良いところを作ったりして、良いところを伸ばしていくことで、過剰なほどに自分の悪いところを過大に見て落ち込む負のループに入らないよう、逃げようがない状態の中でもプラス方向に意識を向けてもらえるよう、時間をかけてお導きしています。
ただ、退院後と大きく異なり、妃美ちゃん的には、治りたいけど、良いところは無いし良いところを作れない、それは病気だから、とのことで、全部、病気だからどうしようもない、しんどい思いを誰かにかわってもらいたい、という感じで、なかなか主体的にプラスに回復へ向かっていけない状態に見受けられます。
ゆっくり睡眠・休息をとってもらっても、ゆっくりして何もやらなかったことに落ち込み、何かしたらしたでグッタリして落ち込み、サポート側としては、なかなかプラスにならない厳しい状況にて、落ち込みをなるべく少なくできるよう努めるのに奔走する局面ではあります。
いろいろサポートに尽くしてもなかなか目に見えるプラスが出てこない局面でも、妃美ちゃんの回復を信じて、アップしても油断せず、ダウンしても悲観せず、繰り返し繰り返し同じように見えてもあきらめず、寄り添い伴走していければと思います。
10月16日(日)
今朝も低調モードにて、朝食準備などは私が対応して、ゆうちゃんと遊んでいる間に、妃美ちゃんにはゆっくり寝ててもらいました。
起き出してきた際に、着替えができていて少しホッとしました。
ゆうちゃんのご希望にて今日も猫カフェに行きたいとのことで、ゆうちゃんを連れて行って妃美ちゃんに休んでもらえるようにしようかと思っていたら、寂しいので妃美ちゃんも行ってみたい、とのこと。
ゆうちゃんに妃美ちゃんの準備ができるまで待ってもらって、妃美ちゃんは猫カフェに行くことに不安もありつつ、一緒にお出かけしてみました。
お昼時でもあり、ゆうちゃんのご希望もあり、猫カフェ近くの寿司ざんまいにて、大トロ祭りなランチにしてみたら、ゆうちゃんもご満悦な模様。
猫カフェでまったり1時間半ほど過ごし、妃美ちゃんは、ゆうちゃんが普段どう猫カフェで過ごしているか把握できたものの、猫カフェで大学のオンライン授業とか何もできなかった、と落ち込みましたが、まったりだら〜んと過ごすのが猫カフェ滞在の正解だよ〜、とお話ししていました。
夕食後にまた落ち込み、1時間半ほどお話しカウンセリングして、少し持ち直し、ゆうちゃんをお風呂に入れてくれました。
私が昨日の運動会でもフラフラで、今日も昼前まで絶不調なウツ状態にて、私もベッドに寝たままでのサポートなど、なかなか十分に体勢も寄り添った形でのサポートに至らない状態が一時的にあり申し訳ないです。
私の方は、ウツ状態を継続させてウツ病再発にならないよう、今日の朝から昼前にかけて、心の不調を首から下や両手両腕などをズーンと重く沈み込ませるようなイメージで安静にしたり、呼吸で整えて、心の負荷を身体症状に逃し、身体症状からウツ状態を解消できるよう調整し、最後に両手のしびれにて、ウツ状態を抜くことができて、一応バファリンを服用して猫カフェに行けて良かったです。
早くウツ状態を抜いておくことができたので、しっかりお話しカウンセリングも負担なくサポートできてホッとしました。
なかなかメンタル面の調整は慣れないと難しいですし、レジリエンスに沿ってサッと短期間に乗り切れる人ばかりではなく、妃美ちゃんはいろいろ不調な状態に不慣れな面もあり、心の調整の仕方なども含めて、お話しカウンセリングなどを私が不調な時でもうまく継続サポートして支えられたらと思っています。
10月17日(月)
朝から低調モードながらも、ホームベーカリーでパンを焼いてくれました。
ただ、また過去の後悔を引き金に、再発したらどうしよう、こんなこと・あんなことが起きたらどうしよう、といった、何もないところに不安を生んで負のループにはまってしまい、身体をバタバタさせて心がしんどい状態もあり、お話しカウンセリングをしておりました。
退院後は再入院にならないよう、精神面の回復はわずかながらも妃美ちゃんが自然と前向きに前に進んでいた一方で、精神面の回復がだいぶ進んできたこのところは、顔は後ろ向きになって過去を悔やみながら、回復の方向に「後ろ歩き」のような状態に見受けられます。
妃美ちゃんが前を向き、今の状態を受け入れ向き合うことから逃げず、余計な心理的負荷は良い意味で割り切って、前向きに前に進めれば良いのですが、回復がある程度積み重なってきて後ろ向きになれる余裕ができた分、マイナス方向を向いてプラス方向にわずかに後ずさりしている感じ。
退院後よりできることが増えているのに、退院後より悪化しているように感じている状態とのこと。
深夜・早朝なども24時間体制で妃美ちゃんのお話しカウンセリングやフォロー、家族のメンタルケアなど、私も踏ん張りどころというか、乗り切りどころで、少し心を休める時間をとれればというところです。
回復のアップダウンや、後ろ向きになったり、あきらめそうになったり、いろいろありますが、焦らず少しずつ良き方向に寄り添って行ければと思います。
10月18日(火)
【妻方の家族とのメッセージ記録】
フォローしてる側も限界に近くなる時はあります。
智ちゃん自身無理せず過ごしてほしいです。
一家の大黒柱で智ちゃんが倒れたらどうにもなりません。
私たちも家族です。
何か手助けしたいのですが、、宮崎に帰る予定なのですが、何かできないかなぁと。
一緒に帰省するのはどうでしょうか。
やはり宮崎での対応が少しでもズレたりすると危険でしょうか。
智ちゃんのこれまでの悪化ないよう対応してくれてた事が台無しにはしたくないし、やっぱり、家でのフォローが難しいとなると入院の形になるんでしょうか、、まず本当に智ちゃんだけは無理禁物です。
それとゆうちゃんの写真ありがとうございました。頑張ってましたね。
やはり、宮崎帰る事で悪化する可能性もあるので、やめてた方がいいですよね。
向こうで知り合いに会ったりするのが嫌と言ってたので、、
智ちゃん自身休んでもらうためにお泊まり入院みたいなものはあるんでしょうか。
普通だとお話カウンセリングなどこんなにフォローできないし、ここまで沢山支えてもらってありがたいと思ってます。
本当に智ちゃんだけはダウンしちゃダメです。
少し休息してもらいたいです。
温かいご返信ありがとうございます。
10/16〜今日10/18は、私も精神的にかなりギリギリで、今日はさすがにヤバいので、ゆうちゃんリクエストの猫カフェも明日以降にしてもらい、なるべく横になって休息をとれるようにしてみました。
ただ、かなりグッタリな私の様子に、妃美ちゃんが自分でも何とかしてみようと、散歩に出かけて気分転換・持ち直しや、これまでサッと目を通しただけで、自分でやってみなくても魔法のように気分がラクにならないからいいや、と、前からある手付かずの認知行動療法のワークシートをやってみたりと、今、目の前に用意されたチャンスを少しでも取り組んでみようと、心のスイッチが入ったのなら、私の苦境も多少は役に立っていたなら幸いです。
とかく、「しんどいつらい思いをしてるのは自分だけ」と、しんどくてギリギリの時は思いやすいので、身近にギリギリで危ない状態の人を見ると、ハッとして気を持ち直していけることもあります。
その点では、今朝10/18午前中に妃美ちゃんが低調で私と一緒にベッドで動けずゆっくり休んでいたところから持ち直してくれて、お話しカウンセリングもサポートも何も役に立てなかった今日の私が、午後からグッと好転した妃美ちゃんにとって役に立っていたなら嬉しいことです。
ある意味、共依存を避ける上でも意義あることだったかもしれません。
宮崎帰省は、妃美ちゃんのプレッシャーにならない範囲で、これまでも何度も、私もゆうちゃんと一緒について行って同席してのサポートもしてもいいし、水入らずで過ごしてもいいし、ヒマだ~って言いそうなゆうちゃんは私がホテルで泊まってサポートして、せめて1泊だけでも帰省して顔を見せてあげたら?とか、泊まるのはホテルにしたら、アップダウンのダウンな状態をホテルで持ち直せると思うよ、とか、なんとかして、ご両親のご心配を少しでも和らげられるようにと、妃美ちゃんを宮崎にお連れしようと思っているのですが、妃美ちゃん本人が、ダウンの時の姿を見せたくないし余計に心配をかけたくないし、会うのが不安、とのことで、お連れできてなくて申し訳ありません。
こちらで直接顔をあわせた時は、アップダウンのかなりアップな状態で珍しく気が張っていたのか、非常に良い状態を一定期間は継続できていましたが、今朝も手足をバタバタさせ泣き叫びながら、心配ないところに不安を生み出して、その不安が引き金としてまた別の不安を呼び込むなど、アップダウンのダウンの時は確かに誰かに見られたくない感じなのはわかります。
逆に、航空宿泊も全部私が手配して持って空港送迎もするから、宮崎からお二人に来てもらうのはどう?我が家で会ってもいいし、ホテルで会ったり宿泊してもいいのては?と、妃美ちゃんに提案も何度もしているのですが、妃美ちゃん本人がまだ会える状態ではない、とのことで、なんかほんとにすみません。
妃美ちゃんも宮崎帰省や会わないといけないと思うしわかるんだけど、とのことで、そこから強く迫ると妃美ちゃんにかかる心理的負荷が大き過ぎるので、なんとも申し訳なく心苦しいところです。
※今日の妃美ちゃん10/18版はお休みします。すみません🙇♂️
ありがとうございます。
了解致しました。
そうですよね。
強く迫るのはだめですね。
家族にももう会えないかも・宮崎で知り合いに会うのがしんどいと言ってたのにも関わらずすみません。
どうにか智ちゃんの負担をとりたいなって思ったのですが。
智ちゃん、本当たくさんの負担を抱えてもらってすみません。
家族なのに何かしたいのに何もできない悔しさです。
報告、おやすみで大丈夫です。
日々の報告、智ちゃんの負担や体調などに合わせてで大丈夫なので、智ちゃん自身少しでも休んでください。
ほんとお願いです。
10月19日(水)
今朝は妃美ちゃんまずまず良好で、朝にチュッチュしてたら、妃美ちゃんがしよっか?とのことでイチャイチャすることに。
イチャイチャして癒された、精神科のお薬飲み始めて性欲が少し戻ってきた、とのこと。
私がグッタリな状態の良き副作用として、妃美ちゃんが自分で何とかしなければ、という主体的に心身を保とうという感じで、朝からまずまず良好で、フィットネスクラブとお買い物に行って帰宅してから、サッと自分からソファーにゴロンとしてセーブしてくれていて助かります。
家族の気分転換と秋の旬に触れるため、国産は高すぎますが、カナダ産の松茸をまとめて買ってみたら、妃美ちゃんもバーバラもテンションが上がって、昨日は松茸ごはん、今日は土瓶蒸し風の汁物、明日もまた松茸企画をしてくれて、好評で良かったです。
昨日はゆうちゃんご希望の猫カフェをお休みしたので、今日はゆうちゃんを連れて行ってきて、猫カフェで宿題をして(撫でようと追いかけると逃げますが、集中して何かやってると猫さんが気になって近寄ってきてくれます)、16:20〜19:00頃までニャーニャーしてきました。
ゆうちゃんのお風呂は妃美ちゃんが一緒に入ってくれたりして、妃美ちゃんに気を遣わせて心苦しいですが、とても助かりました。
どんなことがきっかけであれ、妃美ちゃんが好転して前向きに主体的になって回復に向けて行ければと思います。
富める時も病める時も、貧しき時も健やかなる時も、夫婦でともに支え合って、お互いに幸せになりあえるよう歩んで行ければと思う次第です。
10月20日(木)
朝はやや低調モードで、朝食準備などしてくれて、ゆうちゃんを送り出しの後、不安からバタバタしそうになり、頓服を服用してもらいました。
ただ、私もグッタリ横になったまま、妃美ちゃんから降り注ぐお悩みにお話しカウンセリングしてて、その様子を見た妃美ちゃんが、自分で何とかしないとなぁ、と思ってくれたようで、少し持ち直してくれた感じでした。
10/20は私がどうしようもなくベッドで日中は休息をとっていたため、日中の妃美ちゃんの様子は把握しきれていませんが、松茸企画にて夕食は松茸担当のバーバラと一緒に作ってくれて、ゆうちゃんとお風呂も入ってくれて、朝の不調な状態以外に私が見た範囲では、自主的にメンタルを整えようとしてくれていたように見受けられました。
大学のオンライン授業もコツコツ受けていたりしています。
お話しカウンセリングも十分には対応できず申し訳ないところ、妃美ちゃんから、他の精神疾患の患者さんは、退院後にどうするんだろう、という疑問があり、妻または夫がいつもそばについているのは、定年退職世代は別としたら、現役世代少数派かもしれず、家でひとりでお話しカウンセリングなどもなく過ごすケースが多いかもしれず、頓服服用や休息やセーブすることも、家族からの服薬アドバイスが無くとも、基本的には自分で対応できるようにしていくケースが多いと思うよ、精神的な面で本人が自分の足で立って回復に向けて歩もうとしないと、回復できるものも回復しないままかも、などといったこともお話ししておりました。
妃美ちゃんは、自分で立ち向かって歩けない、とのことで、誰かに手っ取り早く回復させてもらいたいようでしたが、しんどい時やどうしようもない時は、無理せずじっくり休息・睡眠を横になってとる方が良いでしょうが、精神的な回復に向けたリハビリとしては、本人が回復したい、自分の足で立って回復に向けて歩もうとできないと、サポート側としては、プラスに向かう回復というより、マイナスに向かう悪化を避けたり最小限にとどめるといったことなどくらいしかお役に立てず、心苦しい限りです。
ちょうど、私が不調・軽い「鬱状態」で、「鬱状態」が2週間続くと「鬱病」の再発と診断され得ることもあり、横になって休むようにしていますが、その妃美ちゃんを十分にはサポートできていないことが、却って、共依存を予防し、妃美ちゃんの自主性を呼び覚ます上で役立つなら、私が好調な時も不調な時も、妃美ちゃんの回復に身を投じている意義はあるかもなぁ、と思ったりもします。
10月21日(金)
今朝はまずまずな調子で、私がグッタリしている反面、朝食準備や家事などをこなしてくれていました。
大学のオンライン授業を受けたりしつつ、今日のゆうちゃんのバスケットボール体験教室の付き添いに備えて、午前・午後とも自分でセーブして横になって休息したりできていました。
少し落ち込みが出てきて、午後に1時間ほどお話しカウンセリングをして少し持ち直し、夕方の近くのバスケットボール教室に付き添いでゆうちゃんを連れて行ってくれました。
ゆうちゃんは気に入ったようで、早速入会することにしました。
ゆうちゃんも、自分の興味や関心に沿って、いろいろやってみたいことを教えてくれて、なるべくやってみたいことを応援できればと思います。
妃美ちゃんの自主性・自立性も、だんだん回復してきてもらえればと思います。
【妻方の家族とのメッセージ記録】
報告ありがとうございます。
智ちゃん、ツラい時は報告はお休みで大丈夫です。
智ちゃんの体調や疲れはどうですか?
今日は集中的に体を休めて、そろそろ回復できればという感じです。
ご心配をおかけしてすみません。
ただ、そんな様子を見て、妃美ちゃんが少しずつ自主性・自立性を取り戻し始めているようにも見受けられますので、しんどくても何か役に立っていればと思います。
【寄せては返す波のように…(2022年10月22日~)】
10月22日(土)
今朝はまずまず良好な出だしで、朝からパンケーキを焼いてくれて、うれしい朝食となりました。
逆に、私は頭痛とめまいでバファリンをフル活用で飲んで乗り切りつつ、母は頭痛と吐き気でダウンして休んでいた分、妃美ちゃんの気が張って、自主性・自立性はまずまず良好に機能していたように見受けられます。
疲れが出てきたバーバラがカバーしてくれてた家事を、今日は私と妃美ちゃんで分担して、家族の誰かがしんどい時は、お互いにカバーしあって暮らせることに、ありがたく幸せな思いがします。
ゆうちゃんのご希望にて少し先延ばしにしていたインフルエンザ予防接種も、妃美ちゃん・ゆうちゃん・私の3人一緒に受けに行き、先に受けていたバーバラもあわせて、我が家でのインフルエンザ対策も進みました。
ただ、妃美ちゃんも午前中にいろいろやってくれた分、昼頃に少し疲れてきたようで、2時間ほどお話しカウンセリングでこのところではかなり良好な持ち直しとなり、その後、バーバラのサポートにまわってから、ゆうちゃんが一緒に遊びたがっていたので、妃美ちゃんにはセーブしてもらいつつ、ゆうちゃんと遊びながら気分転換してもらいました。
夕食後は、先送りしてきたものの、いよいよ締切が迫ってきた講演の資料づくりに取り掛かっている間に、良好に持ち直した妃美ちゃんが、ゆうちゃんと室内でやわらかボールでキャッチボールを少ししてくれた後、ゆうちゃんがリコーダーの練習をゆうちゃんのお部屋でやっている際に、妃美ちゃんはお風呂に入ってもらい、お皿洗いなどをしてまた寝る前まで資料づくりに取り掛かり、バタバタながらも、妃美ちゃんのおかげさまで何とかうまく家事・仕事ともに回せた感じで助かりました。
夜・寝る前ともに、妃美ちゃんは比較的良好な状態に持ち直してくれていました。
考えたくなくても、過去のことが浮かんできて後悔するようですが、過去を振り返らないようにできない一方で、今の妃美ちゃんが、過去の妃美ちゃんのマイナス面だけを見て自分で過去の全てを責めず、過去の妃美ちゃんの良い点もしっかり見てもらって、過去の妃美ちゃんから良い点を分解して取り出し、これからの妃美ちゃんに良い点を集めて活かせるようにすると良いかと思い、その旨、妃美ちゃんにお話ししております。
みな、休み休みしながらも、お互いがお互いを支え合えることは、本当にありがたく幸せに恵まれた思いです。
ご心配をおかけしておりまして恐縮ですが、私の方は、今日は1〜2時間なら少しは仕事も手につき、身体的な不調は、今年の強力な助っ人というか、今年は過去に例がないほど度々助かっているバファリンで抑え込めていて、何とかなりそうな感じはします。
妃美ちゃんだけでなく、家族みな、アップしても油断せず、ダウンしても悲観せず、コツコツと向き合い支え合いながら、あったかい気持ちを持ち寄って生きて行けるようにと思う次第です。
レジリエンスの指導もしながら、①ダメージを最小限にして、②早く復旧・復帰して、③次に備えて備えを積み増し粘り強く立ち直る・立て直す、についても、口先だけでなく、日常生活でもレジリエンスを発揮・実績して、指導者として仕事も家庭もちゃんとしていけるように努めて行ければと、日々、思っています。
また、大変な状況でも、どうせなら、少しでも楽しく幸せに過ごして行ければと、大阪人らしい生き方・考え方で、なんかワクワクすることもできればと思ったりして過ごしています。
10月23日(日)
今朝は低調モードで、起きてすぐソファーで横になって2時間ほど休み、少し持ち直して朝食の準備などをしてくれました。
おかげさまで、バーバラは回復して家事などもやってくれて助かってます(首筋から肩にかけての緊張性の頭痛が主な原因だったものと見受けられます)。
朝にゆうちゃんがマイペースでゆっくり過ごしている間に、妃美ちゃんのお話しカウンセリングを1時間ほどした後、バーバラに首筋から肩にかけてのマッサージして全快へサポート。
昼過ぎにゆうちゃんが小学校の校庭開放で自由に使える時間に、バスケットボールの練習をしにゆうちゃんを連れて妃美ちゃんが一緒に校庭に行ってくれてました。
帰宅後、しばらくして、ゆうちゃんがどこかお出かけしたいとのことで、バスケットボール用品を買いにスポーツ用品店に行こうかというところ、妃美ちゃんがフィットネスクラブに行こうかと思っていた時に予想外の予定にどうしようかと考え悩み、少し手足バタバタな取り乱しもあり、自分で予定したことを全部自分の思い通りにできなくてイヤ、夕食の準備もお出かけしたら遅れが出るからもうダメだ、全てイヤ、頓服を飲むのもイヤ、とのことで、急に落ち込み、取り急ぎお話しカウンセリングしました。
ムリに行かなくて大丈夫だし、妃美ちゃんをひとりで置いて行かないから、また今度でいいよ〜、などとお話しするも、妃美ちゃんが自分のせいで行かなくなるのはイヤ、とのこと。
どうしても行くなら頓服を飲んどいてね〜、とお願いしても、しばらくは頓服は飲まない、薬に頼りたくない、と、このところ回復し始めていた自主性・自立性が、却って暴走ぎみになり、やろうとしたことが完璧にできなければダメと思ってしまったり、頓服を飲むことは依存だからダメ、と思ってしまっていたりするようでした。
旅行で言えば、ツアー旅行でスケジュール通りに集合して、何時にどこに着いて観光して、次に何時に食事して移動しないといけない、というような過ごし方っぽい感じな妃美ちゃんに、それよりも、リゾート個人旅行で、朝は眠たかったからゆっくり寝て観光は明日にすればいい、気が向いたらのんびりプールサイドで日光浴でもしながら、お腹がすいたらプールバーで飲み物と軽食でも頼んでもってきてもらってつまみ、スケジュールてはなく心に沿ってゆったり過ごして行く感じにしていこうね〜、といったようなお話しもしております。
不調な時を過ごすことや、ゆったり過ごすことに慣れてないと思われますので、その辺はじっくり気長にプラスに向いて行ければいいと思いますし、妃美ちゃんが自分で心を押さえつけてしんどくなるより、私に八つ当たりでも何でも吐き出してもらって、妃美ちゃんの心が少しでも軽くなればとも思います。
実際、産後の数年間は私がサンドバッグがわりになって、妃美ちゃんの感情のはけ口になってきましたが、その時より今は比較したらあたり方は軽めですので、なんとか大丈夫かなぁ、という感じもします。
結局、夕方から車で大型スポーツ用品店にみんなで出かけ、ゆうちゃんはバスケットシューズのエア・ジョーダン(ジュニア用にて少しはお手頃)やウェア、ボール、空気入れなどをゲットしてご機嫌で、妃美ちゃんは非常に心理的負荷を感じていた夕食準備も、スポーツ用品店の向かいにあったファミレスで食べて帰るようにして、元気に完食・デザートも満喫して帰ってこれました。
夕食後にファミレスを出て歩いている際に、お出かけ前になんでトモちゃんにイヤな感じであたりまくってたんだろ、逆にお出かけしてラクできてるのにゴメン、とのことでしたが、精神疾患で不調な時は、妃美ちゃん自身も思いもかけないことを口走ったり、あたりちらしたり、取り乱したりしがちなものですので、気にしないで大丈夫だよ〜、そんなもんだし心を押さえつけて苦しくなるより吐き出して心理的負荷を軽くしてもいいよ〜、我が家はゆったりと気ままにスケジュールや予定より心を大切にして過ごしてもらえたらいいよ〜、といったお話しをして帰宅しました。
お風呂上がりと寝る前もかなり落ち込みがあり、生理前で不安・不安定になりやすいということもあるかと思われますので、ゆうちゃんを寝かしつけた後に1時間ほどベッドで横になったままお話しカウンセリングして、少し持ち直してくれました。
明日10/24は朝から大学病院の精神科外来の受診にて、車での送迎と受診同席してきます(前回の精神科主治医の定期外来受診と大学病院の婦人科外来受診では、妃美ちゃんが電車で行けるとのことで試しにひとりで行ってみてもらいましたが、帰宅して結構グッタリ落ち込みがありましたし、明日は受診に行けるかなぁ、もう病院に行きたくないとのことでしたので、送迎して車内で座って寝てても受診に行けるよう、また、過剰な不安解消のため受診の同席もしておこうということにしとこうか、といった感じです)。
妃美ちゃんとしては、統合失調症と診断されたらどうしよう、全然、一過性ではないのでは、とのことですが、私が見てる範囲では、妄想は一過性でとっくにある程度は回復してきているため統合失調症ではまったくなさそうで、事実と異なる妄想の世界にとらわれているわけではなく、過去の事実が思い浮かんでは後悔したり不安が募ったり、これまでの検査数値は良好で再発の予兆も何もないものの、もしガンが再発したらどうしよう、絶対に再発しないとは限らないから不安、という感じで、素人的には該当するなら不安障害とかではないかと思ったりはします。
逆に、絶対にガンが再発するとは限らないよね〜、人の生死は、ガン再発より、ないことを不安に思い込みすぎて体調を崩してしまったり、事故や災害や、上の空で交通事故にあったりする方が心配だよ〜、などとお話ししていると、妃美ちゃんが少しハッとしていました。
8時間くらい寝ても朝起きて不調だったりすることがあるのを妃美ちゃんが悩んだりダメだと思い込んでいますが、不調な時の私の日常的なことだったりして、妃美ちゃんが少しずつ不調な時の乗り切り方・やり過ごして休みながらも1日の内でわずかな「晴れ間」「雲の切れ間」となる動ける1〜2時間になんとか大事なことをこなしたりしていけるよう、不調との付き合い方に慣れて工夫していけるようになっていってもらえればとおもったりします。
10月24日(月)
10/24妃美ちゃん精神科外来(定期・主治医)受診。
先ほど、大学病院から帰宅しました。
妃美ちゃんがしばしば心配して口にする統合失調症とかではなさそうで、退院後から回復していくにつれて状態が変わってきたこともあり、妃美ちゃんが初めて診察室で主治医の前で涙モードなあるがままのやりとりもできたこともあり、妄想などの予防にも良いこれまでのお薬は一応継続しながら、不安に焦点をあてたお薬を出してもらいました。
精神科のお薬の対応は、これまでのお薬をガラッと変えるようなことはしないのと、新しいお薬は様子を見ながら少しずつ調整できるよう、半量くらいから始めて、経過やお薬との相性を慎重にチェックしながらとなるため、まず1週間分の処方にて、来週10/31月曜日に主治医の外来受診とすることになりました。
10/31外来も妃美ちゃんの送迎と受診同席する予定です。
新しく処方されたお薬は、眠気が少し出やすいようですが、不安での脳の過剰な活動を考えると、眠くなるくらいでめちょうどいいかも、とのこと。
前回の主治医の外来受診から状態が変わってきていることは、しっかり把握してもらえたようですし、特段の心配はないようです。
妃美ちゃんがあるがままにやりとりして、主治医からのアドバイスなどの度に、主人からも同じことを言われました、とのことで、主治医の先生には恐縮でしたが、私の対応が変な対応ではなく妥当な対応ができているようでもありホッとしました。
妃美ちゃんが再入院の心配もしてましたが、主治医からは特に不要なものの、どうしても入院したい場合は、短期間のリフレッシュ入院も可能とのことで、どうしてもという場合は気軽に相談してね、とのことでした。
主治医によると、どちらかと言えば、不安に焦点をあてると、鬱病で使われるお薬を活用していくのも良さそうかも、とのこと。
精神科外来受診ながら、30分くらいじっくり対応して頂きありがたかったです。
【今日10/24処方の妃美ちゃんのお薬】
〇錠〇mg寝る前1錠
〇錠〇mg寝る前1錠
〇〇mg朝夕1錠
〇錠〇mg寝る前1錠
頓服: 〇錠〇mg、〇錠〇mg(1回半錠)
【妻方の家族とのメッセージ記録】
昨日の外来受診ありがとうございました。
良い先生に出会えて良かったです。
自分でも前にそう言ってました。
智ちゃんの対応があっての今があります。
私たちは智ちゃんのおかげで安心できてます。
いつも感謝です。
薬の変更の詳細もありがとうございます。
10月25日(火)
昨夜から新たな〇錠を服用お試しにて、朝からお薬の作用からか、不安を感じたりする脳の過剰な活動が抑えられた反面、午前中はゴロンとおねむモード。
なかなか起きだして家事にとりかかりにくい状態にて、10/25就寝前の服用は、主治医のアドバイスに沿って、〇錠を半錠にしてみることにしました。
昼前に、もともと2〜3錠がベースの〇錠1錠分の効果が切れてきたのか、睡眠トラッカーでの睡眠の質・スコア・睡眠時間ともに良好ながら、かなり落ち込み、取り急ぎ、4時間ほどソファーでゆったりしてもらいながらお話しカウンセリングしておりました。
妃美ちゃんが、どうしても統合失調症なんだと決めつけたいようで、いろんな不調を全て統合失調症だからだ、症状にあてはまるから統合失調症だ、とのことで、試しに、買っておいた看護師さん向けの精神科の本を開き、8つほど例示されている症状があてはまるかどうか妃美ちゃんに聞いてみると、全てあてはまる、とのことでしたが、実は、私がサッと聞いてみた8つほどの症状は、統合失調症のページのものではなく、鬱病のページに記載されている症状例だよ〜、と、そのページを見せながらお話しすると、やっと、マイナス思考で決めつけて間違った解釈をしていたことに気づいてもらえました。
これまでの状態やお薬の状況から見ると、どうも、これまで元気いっぱい不調知らずの過去の妃美ちゃんが、今の不調な妃美ちゃん自身を、妃美ちゃんの心の中から排除して、自分を認めたり受け入れて自分を愛せたりできずに、心の中から追い出そうとしてしまい、今の妃美ちゃんが自分の心に居場所を無くして、今の自分を「落ちぶれた」「生きる価値のない存在」「どうして以前のように何でもこなせないダメな人間になってしまったのか」と、過去の自分が今の自分を厳しく責めてしまっているように見受けられます。
逆に言えば、心身ともに回復を重ねて、自分を責めたり、過去の行いを悔いて「いろいろ穴があったら入りたい」と、これまでを見つめ直す余裕が出てきたのかもしれません。
頓服も飲んでもらいました。
妃美ちゃんが自分で自分を心の中で「ゆったり過ごしていいんだよ」「朝に予定したことができなくても、明日や明後日に回して、不調な時は休んでいいんだよ」「誰でも、誰も悪くなくても病気や不調になるし、そんな中でも頑張ってる自分を受け入れるよ」「過去の元気いっぱいの妃美ちゃんも、今の不調な妃美ちゃんも、妃美ちゃんの心の中にいていいんだよ」と、自分で自分をやさしく受け入れてあげてね〜、とお話しカウンセリングしておりました。
夕方に少し落ち着き、また少し休んでから、夕食にハンバーグを作ってくれていました。
ただ、また、かなり落ち込み、ソファーでゆったりしてもらってもおさまらず、お風呂あがりに落ち込みが強くなってましたので、取り急ぎ、1時間ほどお話しカウンセリングしておりました。
夜と就寝前のお薬も、太るリスクがあるから、今夜から全部のお薬を飲まない、といった感じで、お薬服用の正しい判断ができない状態にて、精神科のお薬は一気にやめると、離脱症状などが強く出かねず、入院時より大きな反動・悪化しかねないため、お薬を一気にやめてしまうようだと、「おうち入院」としては対応しきれない悪化になりかねず、急いで入院の相談をするようにして、妃美ちゃんの心の万が一や服薬指導などに備えられるように明日の朝イチで手配するね、というと、再入院はヤダ、ともちゃんの仕事に迷惑をかけるからお薬を飲む、とのことでしたが、お仕事や誰かのためにではなく、妃美ちゃんの回復のためにお薬を飲んでもらえるとありがたいよ〜、とお話しして、やっと、お薬を飲んでくれました。
ベッドにてゆうちゃん寝かしつけの後も、漠然とした不安や怖さがおそってきて、心臓がバクバクするようで、1時間半ほど、寝られたかと思って起きたまま見守っていると、うなされたり、私入院してたっけと寝言なのかつぶやいて起きたり、なかなか寝つけず、妃美ちゃんとしてはしんどい1日となったようです。
主治医の先生が、新しいお薬は様子を見るために、まずは、7日分で再度、外来受診で状態の変化をチェックしたい、というのは、たしかに必要だなぁ、と感じさせられました。
元気いっぱいで不調な状態に慣れてなくて、数年前に、38.6度くらいの発熱の際に、私はもう死ぬんだ、と言っていたことなども勘案すると、他の人は様々な不調や病気をかかえて、不調な時の乗り切り方・やり過ごし方を自然と身につけてきている一方で、不調に慣れず受け入れられず、過剰な落ち込み・反応・不安になりがちなのかもしれません。
また、生理前ということもあり、心の調子が乱れやすい状態かもしれません。
新婚のころからずっとなので、疾患・病状というよりクセなのでしょうが、マイナス思考と決めつけが激しく、その一方で、妃美ちゃんの両手にどうぞと渡された最善策は投げ捨てしまって、自分から不調・再入院に向かってしまうのは、とてももったいないように見受けられます。
今までは、何もないところに不安やマイナスの決めつけで私を責めていても、それで気分が晴れて、マイナスは私が背負っていけば済んだのですが、今は、何もないところな不安を生み出したりマイナスの決めつけをするほどに、妃美ちゃん自身の身に跳ね返ってきて苦しくなる状態のように見受けられます。
妃美ちゃんとしては、入院ヤダ、入院したい、お薬ヤダ、生きてる価値ない、もっと生きたい、という感じで、精神疾患でありがちな心情にはまっているようでもあり、症状的に出てくることにて、責めたりサジを投げたり否定したり強制したりせず、妃美ちゃんがそう思うことに寄り添って付き合い、お薬も家族からのサポートも、主治医の治療さえも、あくまでも、妃美ちゃんが回復しようとする時のお手伝いにしかならず、誰かが妃美ちゃんにかわって回復を代行してくれることは無かったり、お薬をちゃんと服用していかないと、却って、お薬が増える結果になったり、再入院が必要になったりすることを、やんわり気づいてもらえるようお導きしている感じです。
外科的に例えたとすれば、一般的な足の骨折の手術に成功して一時的に松葉杖を使用しているものの、リハビリしていけば松葉杖づけ(精神科的に言えば薬漬け)にならずに、松葉杖は不要となり普通にスタスタ歩けるように回復ができるのに、患者さん本人が、もう二度と治らない・回復しないと決めつけてマイナスの思い込みで、自分からリハビリを拒絶して車椅子にしがみつく方向に向かってしまい、リハビリに向かってもらえるよう寄り添いつつ、その間に足の筋力や機能が落ちて回復のチャンスを無にしないために、筋力や機能の低下をなるべく避けるよう、寝たままでも足の運動やマッサージなどで、少しでもマシになるよう食い止めている、というような感じが、妃美ちゃんの精神面(心のリハビリ)の現状のようにも感じられます(医療やリハビリに詳しくないので、妥当な例えかどうかわかりませんが…)。
精神疾患や介護などでもあることでしょうが、矛盾した言動なども、本人が心底から望んでそうしているわけではなく、病状・不調がそうさせているものと思われますので、焦らずあわてず強制せず、気長に寄り添ってサポートできればと思います。
ゆうちゃんの方は、漢字ドリルの字がきたないからきれいに書いて、と、妃美ちゃんがゆうちゃんに言っていたので、念のため、漢字ドリルをみせてもらうと、今日の分はこれまでにないような文字の乱れが見受けられ、指摘や否定はせず、ゆうちゃんに悩んでいることや心が乱れることはあったかなぁ〜、文字の乱れをみると、心に悩み事があってゆうちゃんがつらくて文字が乱れてるんじゃないかって心配してるよ〜、と尋ねてみたら、学校でいやなクラスメートとなんかあったらしいのですが、上手く言えない(というか、言いたくないのかもしれません)とのことで、悩みや相談はいつでも聞くから、相談したくなったらいつでも言ってね〜、とお話ししたら、ゆうちゃんとしては安心したらしく、夕食前に軽く寝て、夕食時に起きたらご機嫌が良くなりました。