
がんとメンタル不調の闘病記
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【ページ③】「おうち入院」スマホ手記
大腸がん・メンタル不調の「おうち入院」スマホ手記 ~39歳で大腸がんになった看護師の妻を支える一児の夫の家族目線の闘病記~
執筆・「おうち入院」の「院長」: 日本マネジメント総合研究所合同会社 理事長 「がんと心のリゾート」執事 戸村智憲
「おうち入院」および「がんと心のリゾート」などは(C)戸村智憲です。
「おうち入院」スマホ手記の時系列での「がん闘病・メンタルヘルス療養のあるがまま」
③「おうち入院」まっただ中に夫婦そろって心のレスキュー出動で救助に向かう…
【妃美ちゃんと夫婦そろって心のレスキュー出動で〇ちゃん・〇君のサポート出動(2022年8月16日~)】
8月16日(火)
今朝8/16朝の妃美ちゃんは、「おうち入院」の「旅行リハビリ」からの帰京・飛行機移動などの疲れからか、少しゆっくりめに起床。
特に落ち込みも見られず、表情・対話・やりとりもまずまず良好で、朝食準備もひとりでやってくれた。
なかなか頭が回らないなぁ、とのことながらも、帰京後の旅の後片付けや、不在時にたまった雑用もひと通りこなしてくれていた。
妃美ちゃんが言うには、東京の自宅は落ち着いて楽に家事もできるのこと。
今までなら、自宅での対応で手一杯。
それが、大阪別宅という普段と異なる生活環境で、刺激もほど良くある中で2週間ほど生活すると、東京の自宅に戻った際に、1.生活環境の違いからの心理的負荷、2.テーマパークや外出などの刺激・心理的負荷、3.家事などは大阪別宅も東京自宅も同じように対応、という場合、1と2の負荷・刺激が無くなると、妃美ちゃんが知らず知らずに、東京自宅でいつも通りに生活(でも大阪で転地療養するまではしんどかったこと)していても、負荷・刺激が軽くなったように感じている模様。
高地トレーニングで言えば、標高が高く酸素が薄い所でトレーニングすると、普段の低地に戻って同じ動きをしたら、高地にいた時より同じことが楽に軽々こなせるような感じに似ているものなのかもしれないとも思われる。
今までなら1日フル活動したら、夕方あたりに落ち込みモード・涙モードでお話しカウンセリングが必要だったが、今日は妃美ちゃんが特に落ち込みモード・涙モードもなく、1日を通して安定的に過ごせていた。
ただ、念のため、負荷を軽くして楽しい要素と元気になる要素を盛り込み、ゆうちゃんのご希望もかなえつつ、夕食は近くの焼肉屋さん(近くの焼肉ファミレス)にてワイワイしておくことにした。
肉だけに偏っては、腸に負荷がかかりかねないので、みんな、量より黒毛和牛などの質・味が良く脂が多すぎない部位の肉、ナムル、サラダ、キムチ、焼き野菜、烏龍茶など、元気が出るバランス良き注文にしておいた。
妃美ちゃんも楽しげにパクパク食べて、笑顔でワイワイ。
オミクロン株Ba5に感染していたのかもしれないが、Ba2.75ケンタウルス変異株が広まり出すまでの、コロナ渦中では自宅近くとしては2年半ぶりの外出しての焼肉を楽しんだ。
焼肉屋さんゆえに、無煙グリルもあり換気は強力と思われ、もともと各テーブルが離れて仕切られているので、変異株などにコロナ感染リスクもあり得る中で、なるべくリスクが高くなりにくそうにしておいた。
帰宅後は、カロリーとったからちょっと歩いておきたい、とのことで、ゆうちゃんは自転車で、妃美ちゃんはそばについてウォーキングで、近所をお散歩・郵便物の投函をしてくれていた。
ウォーキングから戻って、妃美ちゃん・ゆうちゃんに先にシャワー浴びてスッキリしてゆったり過ごしてもらった。
念のため、就寝前に妃美ちゃんの心身の状態を確認・軽いお話しをしてみても、今日1日フルに活動していた割に、表情も良好で、妃美ちゃん本人が思ったよりしんどさがない模様。
大阪別宅での転地療養前は、ちゃんと過ごせるかなぁ、といったような、大丈夫でも漠然とした不安が心理的負荷となりやすかったが、ゆったりしつついろいろやってみて、振り返ってみたらいろいろできていた、ということが、回復に向けて自信や進展につながってくれていたらと思う。
8月17日(水)
今朝8/17朝の妃美ちゃんは、睡眠もしっかりとれて好調な感じ。
朝からほど良く家事もこなしてくれて、大学のオンライン授業なども視聴しつつ、ゆったり過ごしてくれていた。
今日は妃美ちゃんのご希望にて、ゆうちゃんと私は既にみたものの、トム・クルーズさん主演の「トップガン・マーベリック」の映画を4人で映画館に18:30ごろからみにいくため、家事もサッと早めに整えて、夕食も珍しく早めの17:30には食べ終えておいた。
映画が刺激にならないか気をつけつつ、妃美ちゃんも楽しく映画館でのひととき。
鑑賞後、新婚旅行で私が操縦したセスナに乗ってもらったことを思い出したらしく、また乗せてもらえるまで生きていられるか不安とのことで、映画館で3分ほど涙モード。
持ち直しも早く、ワッフルとチュロスを買って帰る(鑑賞中はコロナ感染対策で飲食禁止のため)時には、ケロッとしていてホッとした。
就寝前にゆうちゃんとベッドでワイワイしている様子も、安定感があり少し安心した。
8月18日(木)
今朝8/18朝の妃美ちゃんは、新型コロナウイルス感染症のワクチン予防接種のため起床もサッとしてテキパキ。
一緒に車で駅近くの予約してた病院に行ってふたりとも接種。
帰りに妃美ちゃんのご希望で、駅前のフィットネスクラブを見に行ってから帰宅。
妃美ちゃんのワクチン予防接種3回目の副反応は、接種部が少し腫れて少し痛い感じ。
大学のオンライン授業の視聴やテスト勉強、家計簿計算などサッとやってくれていた。
図書館に本を返却するついでにウォーキングにお出かけ。
気に入ったら申し込んでみたらと言っていたこともあり、ウォーキングの帰りにフィットネスクラブに入会手続きもしてきたとのこと。
エクササイズも元から活発で元気印の妃美ちゃんの心身の回復に合ってそうなので、ウォーキングで誰かママ友さんとか知り合いの方と出くわして気遣いからの心理的負荷がかかるより、顔見知りの方々が行かなさそうなところで、妃美ちゃんが気兼ねなく運動して心身の調子を整えられるなら幸い。
妃美ちゃん本人が、やりたいことからマイナス1つ(たくさんあれこれやりたいことを詰め込まず引き算して心身の負荷軽減に向けて少しでもセーブする)を目指す、とのことで、無理してやりたいことを全部こなすより、少なめにセーブして行くようにする意識を持ってくれて少し安心。
大きく落ち込むことはなく、お話しカウンセリングも不要なまま過ごした。
就寝時にゆうちゃんがトイレで吐いて、予想外の突発的なことで対応しなければならないという状況も刺激となり、少し落ち込みかけたもののサッと持ち直した感じ。
8月19日(金)
今朝8/19朝の妃美ちゃんは、ほど良く普通な感じ。
この頃、回復でまたワンランクアップしたのは、これまでは過剰な反応として、何でも妃美ちゃんが悪かったのでは?と、自責の念があり、妃美ちゃんのせいでも何でもないことにも、妃美ちゃんが自分で自分を責めて心理的負荷をかけてしまっていたことが多かったのが、今朝は、これまで特に妃美ちゃんが自責の念を抱きがちだったゆうちゃんに、ちゃんと妃美ちゃんが不満に感じることをソフトにアサーティブに伝えられるようになってきた。
自責の念・罪業観念から抜け出し始めているように見受けられる。
もう少し心の余裕が出てきたら、ストレートに不満を伝えることから、オブラートに包んでスムーズに不満解消に向けたリクエスト・建設的なお願いや導きにつながる、アサーティブなコミュニケーションがとれるようになってくるかと思われる。
心身の疲れがないかこまめに目配り・対話しているが、妃美ちゃんが言うには、大阪で家事をするより慣れた東京自宅だと楽にできる、とのこと。
ずっと東京自宅にいるだけではなく、転地療養的に大阪別宅でリハビリ滞在してみて良き効果が出てきたのかもしれない。
また、夜に突発的な出来事があっても、却って、妃美ちゃんの心の切り替えスイッチを良い感じで押してくれたようで、また回復が進んでくれそうならと思う。
(これ以降の「〇ちゃん」などに関わる記録が多数混じる妃美ちゃんの「おうち入院カルテ」の公開は、「〇ちゃん」などのプライバシーの観点などからも、大幅に割愛・省略して匿名加工処理を行っています。私にご相談頂いた方の秘匿のため、ご質問頂きましてもお答え致しかねますので、予めご了承下さいませ。)
8月20日(土)
〇ちゃんが産後うつっぽく、過呼吸で倒れ、ダンナさんは遠方ホテル住まいのため不在にて、妃美ちゃんと一緒に隣県の〇ちゃん宅に心のレスキュー隊として出動。
緊急に夫婦で車迎えに行き、うちの近くの心療内科に乗せて行った。
大事をとって療養のため滞在してもらうようにした。
妃美ちゃんは、良い意味で、〇ちゃんを守るという役割によるものか、心のスイッチが切り替わってくれたみたいで、快調モードをキープ。
8月21日(日)
8/21夜、寝る前になり、さすがに〇ちゃんの心のレスキュー緊急支援モードで快調な感じだった妃美ちゃんが、緊急対応して〇ちゃんが少し落ち着いてホッとしたのもあってか、お疲れモードになってきた(今のところ、変に落ち込むようなことはない模様)。
夜の分のお薬を飲んで、ゆうちゃんと私より先に眠りに入れていたので、睡眠は大丈夫かと思われる。
〇ちゃんが心の緊急支援の状態を抜けて、ゆったりできている様子から、まだ治療中の妃美ちゃんとしては、「〇ちゃんは、全然、大丈夫そうにみえるんだけど」とのこと。
そう見えるくらい、まずは、〇ちゃんが、やっと睡眠がとれるようになってくれて良かった。
ただ、妃美ちゃんにも疲れが出やすいので、〇ちゃんの緊急支援モードでの対応・支援の仕方を、妃美ちゃんとゆうちゃんの心理的負荷を少しでも軽くしやすいよう調整しつつ、今度は妃美ちゃん・ゆうちゃんのケア・サポートをしていければと思う。
〇ちゃんについては、一見して大丈夫そうに見えても、例えば、新型うつ病なら、一見して大丈夫そうでも、場面・ケースにより症状が出るように、慎重に、見た目で安易に判断せず、見守り・サポートしておこうと思う。
念のため、近くでこまめに診療してもらいやすくて、〇ちゃんが歩いて、または、電車で2〜3駅(電車で10分ほど)で通えるような心療内科に、〇ちゃんが安心して睡眠をとれて心が落ち着き、冷静にやりとりできるようになってきた折を見て、できれば今週中には初診予約を取ってお連れできればと思う。
8月22日(月)~8月23日(火)
しっかり眠れたようで、起床時もまずまずの調子。
今日は、妃美ちゃんの大学病院(精神科外来)での受診にて、08:30に出発、09:30到着して受診、お薬・診断書(保険請求用)などで、終わって12:30頃帰宅。
妃美ちゃん良好にて、少しお薬は減らせるかもとの見通し。
帰宅したら、ゆうちゃん・バーバラのサプライズ企画で、我が家のコロナ渦中の恒例の夏祭りをふたりで景品買い出しもしてセッティングしてくれていた。
緊急療養中の〇ちゃんと〇君も、一緒に我が家の自宅内での夏祭り・流しそうめんを開催。
〇ちゃんも笑顔が多く、〇君もご機嫌良く、ワイワイ過ごした。
先日の心のレスキュー出動・療養救援当日の、応急的・臨時のクリニックではなく、本格的にかかれそうで、療養滞在先から通いやすい近くの心療内科を探してクリニックの情報を印刷しておき、妃美ちゃんと〇ちゃんで相談してもらって、なるべく早めに〇ちゃんに受診してもらえると良いと思う旨をお伝えしておいた。
〇ちゃん・〇君にうちのお風呂に入ってもらい、今日はゆうちゃんのご希望で、みんなでルーレットも開催。
夜、妃美ちゃんに〇ちゃん・R君の部屋に荷物を運んでもらったら、部屋に入って、〇ちゃんがほっとしたのか涙モードになった模様。
まだ「おうち入院」中ながらも、妃美ちゃんが〇ちゃんのそばで10分ほどそばでサポートしてくれていた。
明日8/23には、〇ちゃんが、応急ではなく、調べて印刷しておいたクリニック資料をみて、しっかりした心療内科に初診予約をとるとのこと。
〇ちゃんをしっかり診てもらえる良き先生だと良いものの、心のダメージを最小限にするうえでも、眠剤だけでも出してもらえて睡眠がある程度とれるようになれば、マシかもしれないし本格的に通えるちゃんとした心療内科を探せるまでのつなぎとしてでも、まず、心の一次救急的にでもある程度の対応をしてもらえればと思う。
〇ちゃんにも私にて軽くお話しカウンセリングなどしてみたり、横になったまま自室でスマホのメッセージなどでも、不安などを感じだった際に相談・傾聴してみたりしている。
妃美ちゃん・ゆうちゃん・バーバラともに、〇ちゃん・〇君の支援に負担に感じることはなく、疲労はあるが、今のところ、心因性の不調などは少なくとも表立っては見受けられない感じで、〇ちゃん・〇君の心のレスキュー隊として自発的に協力してくれている感じと見受けられる。
8月24日(水)
今日はお昼にウチの近くの皮膚科に、〇ちゃん・〇君が受診(「あせも」の模様)。
明日8/25に、練馬駅前の女性ならではの症状もみてもらいやすそうな、〇ちゃんに選んでもらって予約の心療内科にて受診の予定。
ちょっといかがなものかと思われる心療内科も少なくないため、ちゃんとした先生だといいなぁ。
妃美ちゃんは元気にテキパキモードで、新たに入会した駅前のフィットネスクラブに初めて行ってきたみたい。
心の療養でレスキュー出動・車で保護サポートなどのため、〇ちゃん・〇君はとりあえずのものしか持ってきてもらっていないため、緊急に私の方で手配したものを活用してもらっている。
みんな我が家にてカレーうどんの昼食。
その間、私は疲れが出てきてしまい寝室で少し寝させてもらってサポートできず申し訳ない。
明日は、私のどうしても対応しなければならない仕事の都合で、妃美ちゃんが〇ちゃんに付き添って心療内科受診の予定。
〇ちゃん・〇君のサポートに、みんな多少なりとも「疲労」は感じていたとしても、みな、「負担」とは感じていない感じ。
妃美ちゃんは、無理してるのではなさそうで、良い意味で看護師モードと、〇ちゃん・〇君を心の緊急事態から守る役割という、心のスイッチが切り替わってくれているものと思われる。
〇ちゃん・〇君のサポートをし始めてから、お話しカウンセリングは今のところ不要で済んでいるし、明日も、婦人科受診て〇ちゃんの受診付き添い、朝に、フィットネスクラブに行こうかなぁ〜、というほど元気そう。
困った時には、何か少しでも支えになれればと思う。
私が人生の中でたまたま得た拙い知恵・知識ながらも、それらを家族や大切な人を傷つけることではなく、健全な方向でお役に立つために、活用していければと、いつも思う。
8月25日(木)
今日は、付き添いで〇ちゃんの心療内科受診のサポートと、妃美ちゃん皮膚科受診と、フィットネスクラブに行って、帰宅後に夕食作って、少し疲れが出てきたのか、妃美ちゃんがゆうちゃんに対して家の中で少しピリピリ感が出ていたこともあり、妃美ちゃんも心身の疲れが表出してきたように見受けられる(心理的には今のところ、頓服もお話しカウンセリングも不要な模様)。
我が家でできること・やっていいことは、主に、〇ちゃん・〇君の緊急支援で心身の健康・安全の確保などで、〇ちゃんたちがどうしたいかなどは、安易に立ち入れない部分には、余計なお世話や越権行為や却って支障になりかねないことなどは避けておくべきと思う。
〇ちゃんたちからきかれれば、ある程度は何らかの一応のご返答などはできるが、いろいろな事情や状況もあることだろうし、〇ちゃんたちがこれからどうしたいか・どうなればより良いかを冷静に考えることができるよう、また、復帰しやすい方向にサポートしながら、ゆったりした安全な場・時間などをご提供することくらいしかできないし、それ以上はするべきでもないかと思われる。
療養滞在前は、心理的にかなりリスキーな状態のように見受けられたこともあり、〇ちゃんたちが冷静な判断でより良い方向に進めるよう、心身の柔軟性を回復して、妥当な思考や対応ができる余裕を生み出すご支援しかしようがないように思われる。
8月26日(金)
〇ちゃん・〇君が療養滞在に来てもらってから明日で1週間。
緊急支援での心身の安全確保と安定化については、ある程度は順調に進んできた感じではないかと思われる。
このところは、おそらく、〇ちゃん・〇君のことがイヤなのではなく、自由人なゆうちゃんがマイペースにバタバタせず夏休みを気ままに過ごしたい思いや、妃美ちゃんが入院中や退院後もかなり気をつかっていてくれていたことを考えると、妃美ちゃんとゆったりじっくり過ごしたい思いがあってか、〇ちゃん・〇君が我が家で過ごすことに少しストレスを感じている模様(ゆうちゃんは、夏休み中にいろいろマイペースでやりたいようで、昨日はマイペースぶりを発揮して、急きょ、私が提唱して実践している「パパ学校」にて、ゆうちゃんのご希望に沿って急ぎ調達した3Dプリンターで造形物を自由研究として作ってご満悦な模様)。
バーバラも私も夕食をみんなでと思いつつ、ゆうちゃんの意志・希望がかなり強いため、このところは、妃美ちゃんがゆうちゃんとの時間もとりながら、〇ちゃん・〇君との寄り添いの場づくりや距離感の調整に努める。
〇ちゃんの療養滞在の次のステップとしては、〇ちゃんたちと妃美ちゃんをはじめ私たちとの間での共依存や依存的生活を避けつつ、良い距離を保ってサポートもしつつ、〇ちゃんたちの自主的・主体的な乗り越える力を回復してもらえるよう努める。
かといって、〇ちゃんたちを突き放すわけでもなく、サポートしないわけでもなく、困ったことや誰かに聞いてもらいたい思いなどは寄り添って聞いたりある程度のアドバイスなどは支援しつつ、程よい距離感やタイミングでサポートしておこうかと思ったりもする。
また、〇ちゃんたちの状況を大局的に見て、避けておくべきことや、ここは~しておかないと致命傷になりかねない、ということがあれば、限定的に介入することもあり得るかもしれない。
あくまでも、今回の療養滞在の緊急サポートは、心のファーストエイドというか一次救急的というか、初期は心身の安全確保が第一の目標で、次に、〇ちゃんにとって良き心身の状態を回復なり獲得していってもらい、その上で、〇ちゃんたちが納得いく良き判断・対応がとれる余地や余裕を生み出すご支援へと移行した方が良いかと思ったりしている。
妃美ちゃんが〇ちゃんサポートのあり方についてお話ししたいとのことで、今日、上記のような、過剰でもなく不足でもなく、距離を置くとか距離をとるではなく共依存や依存的な状態を避ける良き距離感を保ち、バランス感ある自主性・自律性を妨げないサポートが良いのではないかとお話ししていた。
妃美ちゃんとしては、疲れも出てきている頃で、お話ししてほっとしていた。
妃美ちゃんの心身については、今日もフィットネスクラブで運動し、心の面では落ち込みもなく、また回復がワンランクアップした感じに見受けられる。
今日、妃美ちゃんは都立大学の非常勤教員(看護教員)の委嘱状への承諾書を郵送で投函していて、仕事の復帰にもムリなく前向きな心身の状態にあるようだ。
〇ちゃんたちの心の緊急支援サポートなどが一段落してホッとした頃に、ぶり返しのように心の落ち込みや疲れがドッと出ないかなど、慎重に継続的に見守りつつサポートしたり、妃美ちゃんの主体性・自主性・乗り越える力などを信じてお任せするなど、妃美ちゃんにもバランス感をもって向き合い寄り添っていければと思う。
今日は、〇ちゃんが心理学などの勉強でもしてみようかなぁ、とのこと。
私としては、対人関係スキルや認知行動療法などの心理カウンセリング(近くのクリニックの臨床心理士さんなどのもの)が、人間関係の改善などに限らず人生でいろいろプラスになるかと思われるので良いかもなぁと思ったりしている。
8月27日(土)
〇ちゃんたちのサポートについては、妃美ちゃんに少し疲れが出てきたようなので、2〜3日間だけでも、妃美ちゃんにもゆったりしてもらおうと思ったりしています
〇ちゃんたちにも、私からもその旨お伝えしておきましたので、サポートにきてくれなくなって見放されたのでは?といった変な誤解や心配なく、スムーズに〇ちゃんたちの療養滞在が次のステップに進みやすいかと思われます。
今、妃美ちゃんの心の状態が悪化しているのではなく、悪化や再燃を予防できる段階で、念のため、セーブしてもらっておこうかと思ったりしてます。
疲労感はあって当たり前ですが、負担感や迷惑な感じではないですのでご安心下さいませ。
妃美ちゃんは今日もフィットネスクラブに通い、ゆうちゃんが自転車でサイクリングしたいとのことで、ふたりでサイクリングしてカフェにて休憩して帰宅。
妃美ちゃんは、大学のオンライン期末テストも完了。
ちょっとスッキリした模様。
みんなムリなくお互いに回復したり癒しながら、お互いに寄り添い支えながら、ゆったりリラックスした夏のひとときも、みな思い思いに過ごせたらと思います。
【妃美ちゃん・小学生の息子・私の3人でお風呂にてちゃぷちゃぷするなど…(2022年8月28日~)】
(前述の通り、「〇ちゃん」などに関わる記録が多数混じる妃美ちゃんの「おうち入院カルテ」の公開は、「〇ちゃん」などのプライバシーの観点などからも、大幅に割愛・省略して匿名加工処理を行っています。私たちにご相談頂いた方の秘匿のため、ご質問頂きましてもお答え致しかねますので、予めご了承下さいませ。)
8月28日(日)
8/28の妃美ちゃんは、今日も疲労感はフィットネスクラブにもいっているため多少はありそうですが、心身の調子は良さそうで、ゆうちゃんのご希望にて自転車サイクリング用の手袋や給水ボトルなどを、近隣の区にある○○駅のスポーツ用品店に車で3人でお出かけしました。
帰宅後、フィットネスクラブに行って体を動かし、セルライト解消のセルフエステ(美容機器が置いてあって自分でやるスタイル)の体験などして帰宅。
エステはセルフではなく誰かにやってもらう方が良いとのことで、同じフィットネスクラブ内のセルフエステ入会は見送りにするとのこと。
雨上がりにゆうちゃんが最近はまっているサイクリングに行きたいとのことで、少し遠出な感じで自転車で二人でサイクリングにお出かけ。
〇ちゃんたちのサポートについては、私としては、大変な急性期や緊急時や「介入」が必要な場合などは、気楽にいつでも来てもらえればサポートできますが、安易な逃げ道になったり自主性・自律性を損なうような状態にならぬよう、留意しておく方がいいかもなぁと思ったりしています。
妃美ちゃんと私が親切心や共依存的に、善意であったとしても安易にバランス感を欠いた手助けをしてしまったとすれば、却って、〇ちゃんたちの自律的・自主的な、幸せへと至る乗り越える力をそこなうリスクがありえるかもしれません。
〇ちゃんたちが万が一にも依存心にどっぷりつかって抜けられなくなるような状態を避け、〇ちゃんたちが状況を体感して理解して妥当な判断ができるよう、緊急ならすぐに助けに行き、そうでない場合や却って手助けが〇ちゃんたちの幸せを却ってそこなうような状態になるようなことは避けておいた方が良いかも、と妃美ちゃんにお話ししておりましたら、妃美ちゃんとしてはスッキリしたようでした。
〇ちゃんたちの気持ちもよくわかりますし、急性期・緊急時などは心身の安全確保に関して「介入」する場合もあり得ますが、基本的に、そうでない場合は、〇ちゃんたち自身の自立心・自律性をそこなわないよう、バランス・頻度・程度などに留意しておいた方が良いかなぁと思ったりしております。
同じ「支援」や」「助ける」といっても、大切なのは、その「支援の仕方」「助け方」かと思われますので、状況に応じて妃美ちゃんとお話ししながら適切な心のリハビリやサポートができればと思います。
精神的なケアとしては、突き放す感じだと、特にうつ病などでは、自殺願望を抱かせかねませんので、慎重にみながら、寄り添う場面と良き距離を保つ場面などの、なんらかの調整が必要かと思われます。
昔は、よく、新婚夫婦の新居はスープの冷めない距離のところに、などと言ったりしたようですが、療養滞在での距離感としても、一理あるようにも思われます。
緊急の際はすぐ駆けつけてサポートできつつ、そうでない時は、お互いに良き距離感で依存的にもならず、それぞれに家庭を大切にしながら、バランスある良き安心感と距離感・お互いのペースやプライバシーなども保ちやすいようなことかと思ったりもします。
〇ちゃんたちを病院にお連れしたり安心して睡眠・療養ができる場をご用意するといったような緊急的な「介入」はあっても、〇ちゃんたちのプライベートなエリアへの「介入」はやりようがないですし、避けておくべきでしょう。
8月29日(月)
妃美ちゃんは今日も元気にフィットネスクラブに行って、運動不足にならないよう体を整えていくようにしているようです。
ゆうちゃんはサイクリングにはまっていて、妃美ちゃんとふたりでウチから○○駅(車だと15分〜20分)往復や、その後にも、ゆうちゃんひとりでウチを中心に近所の3つの駅を結ぶ三角形のような経路でサイクリングしてくるなど元気です。
8月30日(火)
このところ、〇ちゃんたちへのサポートで気が張っていたのもあってか、妃美ちゃんは好調モードで、お話しカウンセリングも頓服も不要でしたが、羽田空港の寿司屋さんで夕食を食べに行ってきた夜、8/30就寝前は、車の渋滞や〇ちゃんたちへのサポートで心身の疲れが出てのか、久々に夜に落ち込みモード・涙モードでお話しカウンセリングしました。
疲れが出やすい頃と思われましたので、念のため、〇ちゃんたちへのサポートをセーブしもらって私の方でサポートしたり、家事などもセーブしてもらっておいて良かったです。
妃美ちゃんとしては、心身の疲れもあってか、「私だけが尽くして疲れて死んでいくんだ」とか、「〇ちゃんたちは今の状況をわかってない」とか、いろいろマイナスイメージがわいてくるようでしたので、じっくり時間をとり寄り添ってお話しカウンセリングして、ありのままの妃美ちゃんを受けとめつつ、ゆったりお話ししたり認知行動療法的なお導きなどしてみたりしていました。
ただ、妃美ちゃんが言うには、前ほどの落ち込みではないらしく、頓服は不要で、回復のステップを踏んでいく中で、アップダウンで落ち込んだ際に、回復力や心の余裕が底上げできて来ているように見受けられます。
8月31日(水)
妃美ちゃん・ゆうちゃんとも、〇ちゃんたちへのサポートでのバタバタや、ゆうちゃんとしては、おそらく、妃美ちゃんの入院からの寂しさやストレスの蓄積に加えて、華代ちゃんサポートでゆうちゃんのケアに十分な時間がさけなかったりしたりといったこともあり、今は妃美ちゃんもゆうちゃんも、ちょっとしんどいところかと思われます。
今日はゆうちゃんにも妃美ちゃんにもかなりじっくり時間をかけてケアに専念し、ゆうちゃんは少し好転し始めてくれそうかなぁ、というところ。
妃美ちゃんは明日も集中的なお話しカウンセリングやケアや家事サポートなどに専念すべきかなぁ、というところ。
妃美ちゃんには頓服を服用してみては?と尋ねましたが、夜のお薬の服用まであまり時間があかないこともあり、頓服は見合わせ、家事などは私とバーバラでサポートし、なるべく横になってゆったりしてもらうようにしました。
いろいろ多方面でご心配をおかけしておりまして恐縮です。
9月1日(木)
妃美ちゃんは、生理中ということもあってか、今朝は朝から大きめな落ち込みモード・涙モードで、食事も朝・昼とも食べられず、夕食は、やっと食べられました。
これまで、新婚のころから今も生理中は落ち込みや気分の支障が大きめになるようで、今日は1日を通して、妃美ちゃんにはベッドでゆっくり横になって過ごしてもらいました。
今までより進化したのは、眠れずマイナスイメージが暴走するところが、今日は、自然とたっぷり眠れていて、心身が自発的に休息をとれるようになってきたところが素晴らしい回復だと思いました。
夜は1時間半ほど、じっくり寄り添ってお話しカウンセリングして、少し持ち直し、お風呂も入れました。
ゆうちゃんはいろいろなストレスもあってか、自分でコントロールしきれないイライラ感があり、小児のうつ病症状か、コロナ後遺症などの可能性も念のため考慮し、しばらく心療内科などで受診できるまで、本人のサボリではない希望・意志にて、登校見合わせで、自宅にて「パパ学校」に切り替えて、ゆうちゃんの心のサポートと学業面のサポートも万全を期していく予定です。
9月2日(金)
妃美ちゃんは朝からまずまず持ち直し良好で、アップダウンしながら回復が進みますが、落ち込んでも以前より早めに持ち直し、持ち直しレベルも今までより高いところへ戻れるあたりは、着実に回復ステップは進んでいるように感じられます。
家事もサッとしてくれて、フィットネスクラブにも行けて、なかなか良い感じ。
ゆうちゃんは、ムリに登校できなくもないでしょうが、ゆうちゃん自身が違和感・モヤモヤした感覚を抱く時ががあるようで、サボリではなく、念のため、ゆうちゃんを信じて、児童向けの心療内科を受診するまで学校をお休み予定。
幸いにも、ゆうちゃんは元気にキャッキャと過ごしてます。
この機会に、いっそ、家族みんなメンタル面での総点検や重点ケアをしておこうかと思ったりしています。
9月3日(土)
今日の妃美ちゃんは朝から良好で、朝食準備もゴミ出しもやってくれて、ゆうちゃんと遠めのサイクリング・ゆうバーイーツ(ゆうちゃんと昼食にピザを自転車で買ってきて運んでくれました)、帰宅・昼食後に、今度はフィットネスクラブに行き、しっかり運動もできて、心身とも充実した1日になったようです。
表情も良く、調子が良い時の反応・やりとりになってきました。
生理中の心身のバランスの乱れも、おさまってきているように見受けられます。
ゆうちゃんもワイワイ・キャッキャとしていますが、念のため、小学生で同じ人権を持つ「小さい大人」のゆうちゃんの希望・意志を尊重して、医療アクセスを妨げることのないよう、9/5に児童むけ心療内科を受診する予定です。
9月4日(日)
今朝も妃美ちゃんは良好で、朝からパンケーキを焼いてくれて、フィットネスクラブに行ったついでに、華代ちゃんに会ってお話しして14時ごろ帰宅。
今日は車を車検に出しに、ゆうちゃんと一緒に行ってきて、代車をゆうちゃんが気に入り、ドライブしたいとのこと。
代車を返すまでにドライブに行けそうな日が今日9/5しかなさそうで、妃美ちゃんが帰宅後、急きょ、隣県のアウトレットモールまでみんなでお出かけ。
ついでに夕食も食べて、21:30ごろ帰宅。
代車で気分も変わり、良きひととき。
9月5日(月)
今日の妃美ちゃんは、朝から良好で、お疲れモードな私と母にかわって、家事全般やゆうちゃんとの長めのサイクリングなども、全面的に対応してくれました。
とてもありがたく助かりました。
ゆうちゃんは、本人の意志・希望もあり、小学生も診てくれる心療内科で、元・大学教授で指導医の先生のクリニックへ、妃美ちゃんも一緒に3人で行ってきました。
特に診断上で重要視される症状は何も無いようで、登校も今の指導として無理やり登校させないのが主流で、ムリない範囲で登校してもらい、必要ならいつでもスクールカウンセラーさんや保健室に行ったり早退してもOKとして、しばらく念のために様子をみる対応で良いとのこと。
ゆうちゃんは、受診にあたって、先生と直接お話ししたい、との希望があり、先生と直接お話しできてスッキリした模様。
先生から聞くところでは、誰にでもある小さなことをストレスと言っているようだ、とのこと。
私としては、なんの診断もつかず心配もいらず空振りに終わっても、ゆうちゃんが望んだことでもあり、小さな大人として人権も医療へのアクセスも大切にしつつ、万が一、親として重要な兆候を見落としてしまわないよう、また、ゆうちゃんが将来、深刻な心の悩みがあった際も、ゆうちゃんが自分で心療内科にためらわず受診しに行けて救われるよう、今が心配でなくとも将来にも活きる受診となるよう、心療内科に行ってきた次第です。
ただ、ゆうちゃんが夜に妃美ちゃんの目につく洗濯物バッグの中に、「今までありがとうございました ぬいぐるみは捨てないで下さい」という、遺書とも受け取り得るメモを入れていて、妃美ちゃんがあわててしまい、私からゆうちゃんに真剣に、怒らず、押さえつけず、私の国連での激務からのうつ病体験も赤裸々にまじえ、自殺や遺書がどんな意味があることなのかや、遺書のようなものを書かなくても、何か辛い時は言ってもらえれば、最大限にゆうちゃんの命や思いを大切にして守ること、命の大切さや誰でも自殺したいと思うことはあるから怒ったりしないこと、など、じっくり時間をとってゆうちゃんとお話しカウンセリングしました。
妃美ちゃんも入っての3人でのお話しだと、妃美ちゃんの心理的負荷や刺激になりかねないと思われ、また、妃美ちゃんの接し方がきつくなりやすく、ゆうちゃんがありのままを話しにくくなりかねないと思われ、ゆうちゃんと男同士でのお話しカウンセリングにしたことで、妃美ちゃんは少し気分を害したようで、妃美ちゃんには深くお詫びしてどんなお話しをしたかの概略を刺激にならない範囲でお話ししました。
ゆうちゃんは今、特に自殺願望はないらしく、YouTubeか何かで自殺や遺書などについての動画などでみたことから以前に書いてみたメモのようでもあり、今日の心療内科でも何の精神疾患でもなさそうだったこともあり、念のため慎重に見守り様子をみるようにすることにしました。
小さな大人の頃に、試しによく意味がわからなくてもやってみることはいろいろありますので、妃美ちゃんの刺激にならぬよう気をつけながら、フォローしたり怒られ役としてゆうちゃんにキツい言い方・接し方になってややこしくならないように、ゆうちゃんと妃美ちゃんの間に入ってみたりしたりして、経過観察とともに、ゆうちゃんの今後に活きる学びと家族愛を育む場や機会になっていればと思います。
またご心配をおかけするような、ありのままのご報告ですみません。
9月6日(火)
妃美ちゃんは、生理も終わって心身とも落ち着きはじめ、元気にフィットネスクラブに行ったり、ゆうちゃんのサイクリングに付き合って近くの駅から数駅先の駅ちかくまで自転車で行ってくれたり、家事もテキパキやってくれて、今のところは、だいぶ回復してきた感じです。
ゆうちゃんは、ムリない範囲で登校再開で、朝からシャワー浴びてスッキリして登校するなど、愚痴や「早い思春期」な感じはあっても、心の面でも特に表立って見受けられる問題はなさそうでマイペースに過ごしてくれています。
9月7日(水)
9/7の妃美ちゃんは、朝から元気にテキパキしつつ、フィットネスクラブにも行ってハツラツとしてました。
婦人科で子宮筋腫の相談の際、大学病院で手術してもらってるなら、いっそ、MRI施設への紹介状もその大学病院への紹介状も書くから、その大学病院で精神科・外科の外来受診のついでに診てもらえるようにしとくね〜、との婦人科の先生のご協力もあり、早速、今日9/7昼に、MRI検査施設に検査を受けに車で一緒に行ってきました。
MRIの後、せっかくなので、妃美ちゃんとランチデートしよ〜と誘って、ホテル内レストランのブュッフェ・フェアのランチを二人きりで食べてきました。
手術を受けた大学病院で気になるところは全部診てもらえるのは、妃美ちゃんにとって安心感があるかと思われます。
夜は珍しく久々に、妃美ちゃんがゆうちゃんと私と3人でお風呂に入ろう!とのことで、ワイワイしながら入浴してみたりしてました。
9月8日(木)
〇ちゃんたちが療養を終了にて自宅に戻りました。
今日9/8は15時にオンライン取材を受けるスケジュールのため、車で送って行けずすみません。
9月9日(金)
9/9も朝から良好モードで、フィットネスクラブで体を整え、家事もテキパキやってくれました。
ただ、ここ2〜3日、私がグッタリモードで、妃美ちゃんがゆうちゃんのお相手などいろいろやってくれていたのと、以前も、良好モードが続いた後に落ち込みがくるパターンもあり、サポートする側の私も早めに回復を急ぎ、妃美ちゃんサポートに復帰できるよう努めます。
9月10日(土)
今日はほっとした反動などで懸念していた落ち込みモード・涙モードな1日。
お昼過ぎに1時間ほどじっくりとベッドでゆったり横になってお話しカウンセリングして、妃美ちゃんが少し落ち着きはじめて眠れそうだったので、そこから添い寝してお昼寝の見守り。
1時間半ほどして、途中、車検に出してた車の引き取りと代車の返却で、妃美ちゃんには寝ててもらって、ゆうちゃんと二人でディーラーにでかけました。
帰宅した際は、睡眠のおかげか、妃美ちゃんの表情が少し好転し、お月見の白玉ダンゴや唐揚げを作ってくれて、明るい満月を一緒にみて少し癒されました。
ただ、夕食後にソファーでゆったりしててもらった際に、また妃美ちゃんがスマホで再発したがん患者さんのあまり心の面で負荷のかかるブログをみて、マイナスの情報を引き寄せてしまい、心配しなくて良いことまでドンドン引き寄せて、マイナスの方向にエスカレートして進んでしまって、急きょ、1時間ほどお話しカウンセリングして落ち着いてもらい、お風呂に入ってゆったりし直してもらいました。
持ち直せる力も状況も整ってき始めているところかと思われますが、自分からマイナス方向に進み、小さくて問題ない些細なことを大きくマイナスにエスカレートさせてしまうクセは、もったいないですし、妃美ちゃん自身がしんどくなるかと思われますので、お話しカウンセリングでも、少しずつでも、アップダウンや繰り返しがあっても、あきらめず妃美ちゃんにムリない範囲でサポートしていたりします。
また、落ち込み状態の妃美ちゃんが、自分自身をダメな存在とか消えて無くなりたいとか、自分で自分を突き放すような言動も見られますが、回復良好モードな妃美ちゃんも、落ち込みモードな妃美ちゃんも、家族みな温かく受け入れていますが、何より、妃美ちゃん自身が、落ち込みモードな妃美ちゃん自身を受け入れ、よしよし、と自分でも心をあったかく包んであげてね〜、といったことも、お話しカウンセリングにてお伝えしたりしています。
魔法のようにすぐ寛解しないことに、いろいろ不満やいらだちもあるようで、私にぶつけて済むことは何でもぶつけてもらって、全て受け止めて不満や不安のはけ口にしてもらいつつ、アップダウンのダウンの局面での落ち込みを少しでもマシにして、少しでも今までより早く好転してアップの局面にお導きして、アップの局面を今までより少しでも長続きしていけるよう、妃美ちゃんの回復を信じてブレずにサポートできればと思います。
睡眠をしっかりとれるよう、また、思考のクセを繰り返しでも少しずつ好転へサポートし、なるべくムリなくゆったりしてもらえるよう努めていきたいところです
9月11日(日)
今日は心配していましたが、朝から持ち直していて、家事もテキパキこなしてくれて、フィットネスクラブにもゆうちゃんとのサイクリングにも行けて、元気に過ごしてくれていました。
表情も良く笑顔が戻り、やりとりも快活な感じでホッとしました。
睡眠が足りていない時、生理中、心身ともに疲れがたまってきた時などに、落ち込みが出てきているようで、まず、じっくり睡眠をとってもらえるようにできればと思います。
今回も都立大学の非常勤講師として社会復帰して現場に出るのを楽しみにしているようで、妃美ちゃんがやりがいを感じることにストップをかけるのは忍びなく、また、閉じ込めるようにするのは望ましく無いですし、復帰へのプラスの意欲をそぐのもリスクがあり、10月からの時短勤務に際して妃美ちゃんの心身の状態を慎重に見守りながら、なるべく家事などの負担がかからないようにしつつ、必要な際はじっくりサポートやケアをしていこうと思います。
思い返せば、5月末の退院時には、10月に復帰できるようになるのかなぁ、断らないといけないような感じだけど良くなるのかなぁ、と妃美ちゃんが悩んでいましたが、アップダウンはあっても、なんとか時短勤務で復帰できそうな感じにまでよく回復してきてくれたように思います。
生活に困っての勤務復帰ではなく、妃美ちゃんのやりがい・生きがいとしての勤務でもあり、ムリせず心身に支障が生じて必要な際は、期間の途中でも、迷わず勤務を見合わせるように、何より妃美ちゃんの心身を大切にしてもらえればと思います。
9月12日(月)
軽くアップダウンはありながらも、お話しカウンセリングもしつつ、妃美ちゃんが主体的に持ち直せるよう調整しようとしている様子は、回復が進んできていることの表れかと思われます。
フィットネスクラブで筋トレの際に手にマメができたようで、ハーフフィンガーグローブをトレーニング用に調達することにしました。
家事もテキパキやってくれつつ、ムリがこないよう、バーバラにも夕食づくりなどもお任せしてみたりして、ほどよくペースを調整できているようです。
全体的にまずまずな1日。
9月13日(火)
今日も軽くアップダウンはありながらも、心身を整えようと、妃美ちゃんみずから気分を変えにフィットネスクラブに行き、自分で調整しようと取り組めていました。
おなかあたりのポッコリした感じに、腹水かと心配していましたが、婦人科受診にて脂肪だったようで、排卵日あたりでの手足のむくみも気になるようでした。
心配なことがあれば、空振りで何もなくて良いので、いろいろ診てもらえばと思いますし、車で乗せていくよ〜、と妃美ちゃんにお話ししています。
大学の休み期間から再開に向けての準備もし始めているようで、ムリがなければと思いますが、都立大学の非常勤講師(半日での短時間勤務)と、大学のオンライン授業の受講とを、うまく両立できれば、妃美ちゃんの自信にもつながり得るかと思われますので、なるべく妃美ちゃんがやりたいことをできるように、サポートしていければと思います。
9月14日(水)
10月からの都立大学の非常勤講師の半日の短時間勤務への復帰は、まだまだ万全でも安心して復帰という状況でもなく、「リハビリ的な勤務」というか、勤務しながらアップダウンもありつつも勤務できる自信をつけたり、自分から持ち直して対応できる乗り越え体験の場にできればと思いますが、場合によっては、お話しカウンセリングや休息・持ち直しがうまくいかない場合には、職場に行けなくなる日もあり得たり、途中離脱もあり得るとの想定はしてはいます。
今朝は8時半ごろから、妃美ちゃんが落ち込み・涙モードで、急ぎ、ベッドに横になってもらって、1時間半ほどお話しカウンセリングをして、次第に落ち着いてきて眠くなってきた妃美ちゃんに、11時半ごろまで私の横で見守りながら睡眠をとってもらい、洗濯物などは私が干したりしつつ、昼ごろに持ち直してフィットネスクラブに行けるようになりました。
今日は帝国ホテルで大事な打ち合わせがあり、妃美ちゃんが持ち直してくれたのを見届けてから出かけられてホッとしました。
その間、妃美ちゃんなりに、がんサバイバー支援団体を探して、大学病院の名誉教授の講演会やがん患者の会などを探して申し込んでいたようで、妃美ちゃんが自分から悩みに向き合おうと取り組めているようです。
妃美ちゃんは職場への半日勤務での復帰に際して、通勤も自分で電車で行けるようにしたい意向がありましたので、なるべく、妃美ちゃんの意志・希望を尊重しつつ、しんどい時は車で送迎したり、私と母で家事サポートなども対応できるよう心づもりはしております。
9月15日(木)
今日は朝から低調モードで、ソファーで休みながら、朝食準備などもサポートして一緒に行い、洗濯物をたたんだりサポートしながら家事はセーブしてもらいました。
昼前からフィットネスクラブに行き、帰宅後はまたソファーで休みながら、体を動かして心身を整えながら、睡眠・休息で心の負担を軽減できるよう、妃美ちゃんみずからセーブできていました。
またスマホで心に負荷がかかるマイナス情報を調べてしまったようで、今日は一日を通して低調な感じでした。
キレイ好きな妃美ちゃんがお風呂に入るのもちょっとしんどいようでしたが、大崩れしなかっただけでも、だいぶ進歩してきたように見受けられます。
【大学の非常勤講師での復帰を延期するなど…(2022年9月16日~)】
9月16日(金)
今日は朝からグッタリでソファーで横になったり睡眠をとったりしながら、都立大学の仕事が始まったらこんなゆったりしていられない、とのこと。
その様子をみて、朝・夜にそれぞれ1時間半ずつくらいお話しカウンセリングしながら、今回の半日短縮での仕事の復帰は、見送る方が良さそうとの結論に至りました。
非常勤講師としての復帰は、あくまでも、仕事のペースに合わせるとか、再発・悪化するようなリスクをおかしてでも、生活に困ってムリしてでもやるしかないとかではなく、仕事の都合ではなく妃美ちゃんの心の状態やペースや都合にあわせて、朝、その日の勤務があっても、しんどい時は休めることや、必要に応じて、2日分くらいは連続して休んで持ち直せるようにできる状況が、今のところは、ギリギリのラインとして仕事復帰と精神面の回復に必要なことと思われました。
妃美ちゃんとしては、今日の様子からは、仕事だとムリをしてしまう状態にあり、せっかく、心の回復や余裕のエネルギーを貯蓄できてきているのが、仕事の都合にあわせて、エネルギーの貯蓄を使い果たして逆戻りしてしまいかねないように危惧されました。
家計の足しにできればとか、仕事ができるか試したいとか、妃美ちゃんのやりがいを感じたい思いもわかりますので、時間をかけて、今、復帰するメリット・デメリットを見つめ直して、お話しカウンセリングで妃美ちゃんが、仕事より妃美ちゃんを大切にしてもらい、再燃・再発で悪化というケースもあり得るので注意すべきという、大学病院の医師の所見も読み直して、強制も押し付けも避けておりますが、妃美ちゃんが落ち着いて考え直して、納得して今回はあえて復帰を見送り、時間や都合の調整がつけやすい大学の残りのオンライン授業をうけて、来年春には卒業できるようにしたいとの結論に至りました。
仕事復帰と大学の授業再開が重なるのは、退院からははるかに回復レベルが高まってきて良好な時もありますが、まだ、負荷が大き過ぎるように見受けられます。
1週間くらいの勤務ならまだ何とかなりそうですが、これまでのところ、1週間〜2週間の短期間ですら、アップダウンがあり安定的に何かの都合に合わせる形では過ごせていないことや、勤務中は私のサポートなしに、妃美ちゃんがひとりで妃美ちゃんの心を保てるよう、自主的にムリしないよう休んだりヘルプを求めたりできないと厳しいと思われ、今日の様子からは、まだ、そこまでの回復には至っていないように見受けられました。
妃美ちゃんが都立大学の非常勤講師として働けることを楽しみにしていたり、リハビリ的に勤務できるならリスクがあってもプラス要素が上回る可能性もあり得るかと思われましたが、ついつい、ムリして悪化したり、6週間の勤務期間中に生理や排卵日などでやや大きめにアップダウンする時があり得る状況では、なかなか悩ましいところです。
お話しカウンセリングして行く中で、妃美ちゃんとしては、既に復帰の旨の返答をしてしまった手前、このところ実は朝から調子が良くなくて、復帰にかなり不安があったものの、ひくにひけない状況だったようです。
勤務開始前に、妃美ちゃんの悩みと悪化リスクの予兆を把握させてもらえて助かりました。
妃美ちゃんが来年に非常勤講師に復帰しやすいよう、私からストップをかけたという形で、あくまでも、妃美ちゃんはやりがいがあり、素晴らしい理解ある職場で、復帰をしたいと強く願いながらも、回復をサポートしてきたダンナがストップをかけてしまい、都立大学さんにも妃美ちゃんにも申し訳ない旨、私から連絡しておくことにしました。
精神疾患と職場復帰では、どうしても復帰を焦ってしまい、現状を伏せて(いわゆるクローズドで応募してしまう形や家族にも「大丈夫」とよそおうなどして)しまうことは、一般的にも少なからず見受けられます。
アップダウンしながらゆるやかな右肩上がりに回復していきますが、確かに、今は、アップの時はテキパキいろいろこなせるようになりましたが、ダウンの時に、仕事だからとムリしてしまって、ゆるやかな右肩下がりに悪化に転じてしまうと、手術や検査が必要になっても受けられないケースも予想されます。
妃美ちゃんの状態としては、これまでの「短時間での仕事復帰の予定=もうおおかた大丈夫、安心」ではなく、「仕事復帰の予定=仕事から帰宅したらすぐ横になったり午後も睡眠を長めにとり、私が仕事を全面的に控えて今までより2〜3倍の妃美ちゃんサポートにあたり、お薬も増やしたり当日でも妃美ちゃんの都合を最優先して休めるようにしたりしすれば、仕事復帰でやりがいや自信がつくプラス面を活かしつつ、悪化をなるべく少なくして乗り切れるかもしれない予定」というのが実情といった感じのようです。
なかなかピッタリしっくり理解されにくいところかもしれませんし、そんな状況でも、退院後からはるかに進歩・回復目覚ましい状態、というところでもあります。
家計全体としてはマイナスになっても私の仕事は二の次にして、妃美ちゃんの希望・意志を最優先にしようと思っておりましたが、妃美ちゃんの心の底で実感している実態や意志・希望も背伸びしてなんとかという状態でもあり、今、目先の仕事復帰がムリやりにでもしてしまうことで、回復しているような安直な実感を得たいあまりに、妃美ちゃんのその先のもっと安定的な回復や仕事の本格的な復帰のチャンスを質入れ・抵当にするような、妃美ちゃんの将来より目先の仕事を最優先にしてしまわないようであればと思います。
昨年の都立大学の非常勤講師での妃美ちゃんの勤務では、通勤時のコロナ対策で、毎日、出退・帰宅の車での送迎や家事なども私の方でフルにサポートしましたが、急性一過性精神病性障害から1〜2年は再燃・再発しやすく、その際は今までより症状が重くなりかねないリスクもあり、悩ましいところです
9月17日(土)
今朝もなかなか朝の調子が思わしくなく、妃美ちゃんにはゆったり寝ててもらって、ゆうちゃんと起きて朝食準備して食べておきました。
ゆうちゃんのご希望にて、骨折してた時にやりたかったゴーカートとポケバイを、ラウンドワンに男ふたりで出かけて、妃美ちゃんには4時間半ほどゆったりと過ごしてもらえる時間を稼いでおきました。
14時過ぎてだいぶ持ち直したようで、仕事復帰を見合わせて心理的負荷が軽くなって、持ち直してきたとのこと。
妃美ちゃんにかわり都立大学の先生に今回は非常勤講師にて社会復帰するのを延期するお願いメールをお届けしました。
<代筆でお届けしたメール文面>
いつも妻の戸村妃美が非常勤講師として大変お世話になり、誠にありがとうございます。
また、妻のガン摘出手術やガン発見のショックから精神科病棟での療養をはじめ、退院後も心身ともに自宅療養継続にて、大変ご心配・ご迷惑をおかけしておりまして申し訳ございません。
2022年(令和4年)10月からの〇年次〇〇〇〇〇〇〇につき、いつも温かく接して下さる教員のみなさまや、やりがいのある職につき、妻は貴学での職に復帰に向けて「おうち入院」として家族みなで協力しあって自宅療養しながら、何よりも他校ではなく貴学での復帰を心待ちにして大きな励みにして参りました。
また、私としても、妻の生きがい・やりがいを応援できればと、自宅療養時に精神面でのサポートとして、日々、「お話しカウンセリング」としてカウンセリング・傾聴とともに、認知行動療法的な支援なども家事・育児とあわせて寄り添い伴走しつつ、慎重に妻の心身の状態を見守って参りました。
現時点で悪化しているわけではなく、着実・良好な回復途上にあるのですが、まだ精神面での回復が少しだけ足りない面も見受けられ、再発・再燃リスクも考慮しますと、夫として、妻の職場復帰をリスクが受容可能な範囲に入るまで、もう少しだけお時間を賜れればと伏してお願い申し上げます次第です。
〇〇先生をはじめ、貴学の関係各位、貴学の学生さまに対しまして、多大なご迷惑・ご心労・お手数をおかけしますことを、ストップをかける形となった私・夫として、心より深くお詫び申し上げます。
また、何より妻自身は多少はムリをしてでも、〇〇先生をはじめ、あたたかくやさしさあふれる貴学での仕事に復帰したいと強く願って参りました中で、とても心苦しい想いでもございます。
妻は今も、温かいみなさまに恵まれた貴学で仕事に復帰したい想いが強くございまして、ご迷惑をおかけしていながら不躾なお願いでございますが、妻に生きがい・やりがいある貴学での復帰のチャンスを、時期を改めて賜りましたら幸甚でございます。
急ながらも、また、押しつけや共依存や男女共同参画などの阻害でもなく、妻に、今、復帰するメリット・デメリットをお話しカウンセリングしながら、妻の主治医(〇〇大学病院の精神科医師(ガン摘出手術は外科教授))からの、ムリせず回復をより確実にする方向性のお話しなども勘案し、最終的に、妻としても、もう少しだけ猶予を賜れればと思うに至った詳細は、以下の通りでございます。
身体面では、次の11月の検査があるまで身体的にガンの再発の有無などについてはわかりませんが、おかげさまで退院後から運動量やこなせる活動量については驚異的に回復し、BMI値の高い私よりもはるかに元気になり、身体面では仕事の復帰にまったく不安要素は見受けられません。
身体面では、夫として何の懸念もなく復帰を応援しています。
ただ、精神面では、急性一過性精神病性障害からの回復が、アップダウンを繰り返しながら緩やかな右肩上がりに進むこともあり、調子が落ちる際(生理の期間や排卵日や、心身の負荷が高まった際など)には、悪化・再燃・再発リスクが比較的に高まりやすく、集中的にお話しカウンセリングをしたり、家事なども全面的に私に任せてもらったりして、心身を休めてもらう対応が必要な時もあります(アップダウンで「ダウン」の時の場合)。
一方で、アップダウンの「アップ」の状態で調子が良い時は、目を見張るほどテキパキと複数のタスクを並列的にもこなせて、復帰への不安はまったく見受けられないほど、極めて良好なレベルに回復して参りました。
退院時(2022年5月31日)の〇〇大学病院の精神科主治医による病状説明におきましては、
「癌の診断を受けたことがストレス要因となり、神経の過活動が起きたことで、 様々な精神症状が急性に出現、悪化した状態だったと考えられます。」
「症状がなくなることと良くなる(本来の活動ぺースになる)ことにはタイムラグがある」
「一日の疲れをその日のうちに返せる程度にできるよう、『まだもう少し頑張れそう』というところでその日の活動を辞めるようにしてみると、次の日にも安定して活動が出来るようになると思います。」
「これからエネルギーの貯蓄が増えて行く時期です。ゆっくり待つことで心身のスタミナは自然に増えていくと思います。」
といったご説明も受けておりました。
これまで、仕事の都合ではなく、妻の心身のその日ごとの状態・都合に合わせて、極めて順調に心身の回復が進んでおりますが、今までのところ、まだ、最大でもアップダウンの「アップ」の状態でキープできた期間が1~2週間ほどにとどまっておりまして、貴学での6週間にわたる仕事のペースに合わせていける状態には、もう少し足りない状態のように見受けられます。
また、せっかく、心のエネルギーの「貯蓄」が順調に進んでおりますところで、頑張り屋さんの妻が、アップダウンの「ダウン」の時に、ソファーで心身を休めてもらっている際に、仕事に復帰したらゆっくりしていられないから頑張らないと、と話していた様子を目にして、夫として再発・再燃リスクを懸念した次第です。
妻が心のエネルギーの「貯蓄」をムリして踏ん張って、「心の貯蓄の切り崩し」で緩やかな右肩下がりの悪化へと転じないよう、夫として妻とお話ししておりました。
最近の外来受診にて、同主治医の見解としても、ムリしないで回復を着実にしていければとのお話しもあり、妻としても苦渋の判断となったようです。
重ねて本件で急にご迷惑をおかけしてしまいますことに、心より深くお詫び申し上げますとともに、何卒ご寛容にご賢察頂けましたら幸いでございます。
妻がここ2~3日に渡り、精神面でアップダウンの「ダウン」の状態でなるべく休んでもらうようにしておりますこともあり、また、なるべく少しでも早くご連絡すべきと思い、妻からではなく不躾ながらも夫として、略儀ながら取り急ぎメールにてご連絡申し上げますことにも、大変申し訳なく存じます。
コロナ渦中に台風・地震など各種災害も多発し、国際情勢も激化する大変な社会状況ではございますが、〇〇先生・ご家族さま・貴学関係各位・学生のみなさまのご安全・ご健康を心よりお祈り申し上げます。
足下
戸村 智憲 拝
上記メールに対して大学の担当の先生から丁寧な思いやりあふれるご返信メールを頂戴しました。
やりとりを包み隠さず妃美ちゃんにもメールのCC送信で見てもらって、やっと、スッキリしたのか、表情も良くなり笑顔が見られるようになり、また回復に向けて着実に歩めるような感じとなりホッとしました。
9月18日(日)
今日もゆうちゃんのご希望にて、天候が気になりつつも頑丈な建物ということもあり、朝食もふたりでサッと食べて、ラウンドワンに男ふたりでAM07:50〜15:00くらいで行って、その間、妃美ちゃんには、ゆったりマイペースで過ごしてもらえるようにしました。
フィットネスクラブに行く時は大丈夫だったようですが、帰宅の際に大雨洪水警報・土砂降りの雷雨にて、雨宿りしつつも、ずぶ濡れで帰宅したようです。
精神面は勤務復帰の心理的負荷もなくなり、ゆったり過ごせて、少し持ち直してくれました。
ゆうちゃんの希望もあり、明日9/19も朝からラウンドワンに行き、妃美ちゃんがゆったり過ごせる時間を作っておく予定です。
9月19日(月)
今日もゆうちゃんのご希望にて、ラウンドワンに朝から行くため、妃美ちゃんにはゆったり寝ててもらって、朝食作ってゆうちゃんとお出かけ。
出発の際には妃美ちゃんが起きてお見送りしてくれました。
妃美ちゃんはまずまず良好で、フィットネスクラブでインストラクターさんに、トレーニングの工夫やマシンの効果的な使い方を習ってきて、トレーニングメニューを少し調整するみたいです。
勤務復帰を見合わせて、だいぶ気が楽になったとのことで、またじっくり回復へ向けて、日々、ゆったりとムリなく進めるようであればと思います。
明日からは朝食を作ってくれるようで、朝に起きるのがしんどい点なども、少しずつ好転してくれているようなら幸いです。
表情も良く、笑顔も可愛らしくて、ありがたい限りです。
9月20日(火)
仕事の締め切りで徹夜明けの私より、妃美ちゃんは今日は朝からかなり良好のような感じに見受けられました。
ただ、夕方ごろに、昨日も妃美ちゃんもラウンドワンに行きたいとのことだったので、次の3連休にラウンドワンに行って、夜はお寿司でも食べに行こうか、と聞いてみたら、突然、泣き崩れてしまい、急ぎ、1時間半ほどお話しカウンセリングしました。
まだ予定ではなく未定で、妃美ちゃんの3連休の都合や希望を聞いただけだったのですが、既に決めたことを押し付けられた、妃美ちゃんに無断で好き勝手に決めて振り回された、と思い込んでしまったようで、先の予定や段取りを考えたり思い浮かべて、頭が混乱してしまうとのこと。
良好な状態からかなり急転したあたりは、仕事の復帰を見合わせて良かったように思われます。
ちょっとしたことが刺激になり、小さいことを大きくして、さらに、マイナス方向に解釈してエスカレートさせてしまうクセが、かなり強く出ていたように見受けられました。
妃美ちゃんは、もう統合失調症とか何か大変な精神疾患かも、入院した方がいいのかも、再燃したのかも、と感じたようですが、特に再発や妄想や統合失調症などでもなく、思考のクセから不安感やマイナス思考にとらわれてしまいかけていたようでした。
新聞記事やスマホでのネット検索で、つい、マイナス情報や縁起の悪い語句(故人、とか)ばかりに目がいき、また落ち込みを加速させる感じになっていました。
ソファーで横になってもらい、エスカレートさせないようゆったりしながら、根気強くお話しカウンセリングにて何とか落ち着き、夕食時には少し持ち直しました。
小さいことを大きくマイナス方向にエスカレートさせるクセを直せない、と感じているようでした。
いきなり大きく変えなくても良くて少しずつでも良いし、変えられなかったら、それでも構わないので、うまく妃美ちゃんが妃美ちゃんの心と付き合えるよう、どうしたら良いかわからなくなったら、まず、〜しなくちゃ、ということは先送りや後回しにして、ベッドやソファーで身体だけでもゆったりさせて、次々と何かやろうとせずに、あえて、ひと呼吸おいたり、頑張ろうとせずに、睡眠をとれたらとりながら、少しでも心身ともにラクにできたらいいと思うよ、とお話ししております。
新婚の頃からのクセではありますが、精神面のエネルギーが落ちていると、周りにギャーっと発散させてでも乗り切ることができず、内向的に、妃美ちゃんが妃美ちゃんの心を傷つけてしまい苦しいようでもあり、なるべくエスカレートさせずに済むよう、ゆったりできる時間をとりながら、引き続き、慎重に見守り・サポートしていこうと思います。
9月21日(水)
今日は少し持ち直し、朝食準備もしてくれました。
まだ不安定な感じもありますが、美容院で軽くカットしてもらって、ゆうちゃんのズボンを買いに行ってくれました。
ゆうちゃん帰宅後には、ゆうちゃんのご希望で、100均ショップにも行ってくれました。
思い込みやエスカレートを防ぐため、思考は変えられなくても、ワンテンポ置いてゆったりしてもらうようお話ししてみました。
ちなみに、〇ちゃんからメッセージがあり、カウンセリングやってくれるところが近くになく、心療内科も探しておきたいとのことで、〇〇近くのカウンセリングやってるところや、私が再発防止で通っている〇〇からも〇〇駅の心療内科をご紹介しておきました。
【心のアップダウンで「アップしても油断せず、ダウンしても悲観せず」(2022年9月22日~)】
9月22日(木)
朝からまずまずの調子で、朝食を準備してくれた後、洗濯などもしてくれて、フィットネスクラブにおでかけして、ついでにGUでゆうちゃんのズボンを見に行ってくれました。
だいぶ落ち着いてきて、3連休に9/24ラウンドワン、9/25帝国ホテル夕食の予約もとって良さそうでしたので、妃美ちゃんに念のため聞いてみると、今回は泣き崩れず大丈夫な感じで、妃美ちゃん本人も行きたいようでした。
アップダウンがあり、妃美ちゃんは回復してるか不安になるようですが、少しずつでも着実に回復に向かってますので、妃美ちゃんの回復を信じて伴走しています。
アップの時にも油断せず、ダウンの時にも悲観せず、動じず揺るがずサポート中です。
生理や台風(気圧とか、いわゆる気象病?)や、予想外のことなどがあると、まだまだ落ち込みがでたりしますが、11月の大学病院での検査まで、妃美ちゃんとしてはガン再発が心配なようです。
検査を重ねるごとに、月日を過ごすごとに、アップダウンを繰り返し乗り越えるごとに、次第に回復の歩みを進めているところかと思われます。
9月23日(金)
今朝9/23朝は、比較的に低調な感じながらも、昼ごろから夕方にかけて、フィットネスクラブに行き、電車でGUにゆうちゃんのズボン裾上げの仕上がりにて受け取りに行ってくれてました。
途中、帰宅するのもしんどい感じになったようでしたが、調子が悪いところばかり見せるのを気にしたらしく、なんとか自力で帰宅したとのこと。
しんどい時は気にせず、車で迎えに行くし早めにラクにした方が持ち直しが早くなりやすいので、気にせず電話してね、とお願いしておきました。
ゆうちゃんのズボンの裾上げで、安全ピンをつける際に、少し丈が短めにお願いしてしまった、もうダメな母親だ、と落ち込み、1時間ほどお話しカウンセリングして少し持ち直しました。
夕食を作るのもしんどいようでしたし、3連休のお休み期間でもあり、お寿司の出前をとってみました。
夕食後・入浴後も、また落ち込みモード・涙モードとなり、1時間半ほど傾聴・お話しカウンセリングして、妃美ちゃんがどうも、日々のいろいろなプラス(以前や昨日まで出来なかったことができるようになった回復など)とマイナス(10日に1回くらいの下痢や誰にでもある心身の不調や、考え方のクセなどをガンの再発や統合失調症だと気に病むなど)が入り混じった出来事の内、プラスはかなり過小評価し、マイナスはかなり過剰反応してエスカレートさせてしまうクセがあるようでした。
なので、プラスとマイナスが入り混じった日々の出来事の内、マイナスは5割や6割くらいできてたり、代わりの手を打てばいいことは、だいたいでオッケーとするよう習慣づけ(クセの修正)をしてもらい、日々のプラスを書き出したり、思い返して挙げてもらって、ちゃんと回復要素があることに目を向けて行けると、前向きになりやすいと思うし、やさしい気持ちになって生きやすくなると思うよ〜、とお話しカウンセリングしておきました。
私も、妃美ちゃんに対してもゆうちゃんに対しても、マイナスなことは、何とかなってればオッケーとしていて、プラス要素に重点的に着目していますし、私が心身の不調や、うつ病の「再発」(うつ状態の2週間以上の継続)ではなく、一過性のうつ「状態」に陥った際にも、同じように良い意味で開き直って、心理的負荷を下げつつ、少しでもダメージを少なく・少しでも早く復調へ向かい・また同じような不調に備えて物事の見方・解釈を多様化させて、別の見方をすれば、マイナスのように見えてもプラス要素も隠れてるなぁ、と認知・認識を変えていたりします。
これまで、私の場合は、精神疾患やそのサポートを、家族にも誰にも理解されず、助けもない中で、セルフ・カウンセリングや、自分でなんとなく身に着けたメタ認知・認知行動療法・森田療法的なことなどを工夫して、自分で自分をケアしてきたこてもあり、妃美ちゃんには同じ孤独感や寂しさを少しでも感じないで済むようにできたらなぁ〜、という思いがあります。
妃美ちゃんがこのところ心の余裕がない時に、予想外のこと・突発的なこと・心理的負荷がかかりやすいこと(ゆうちゃんのご機嫌ななめなど)など、重なってきて落ち込みがちですが、それも、憂うことではなく、仕事も家庭もそんなことはよくあることですので、妃美ちゃんの本格的な回復や、この機に妃美ちゃんの今後の生きづらさやムリのあるクセを解消していく回復ステップかと思われますので、大切に良き機会をソフトに向き合って活かして行って回復をまたワンランクアップしていければと思っています。
退院してすぐは、とても妃美ちゃんひとりで電車に乗って買い物に行くことも、いろいろ心理的負荷が重なる状態をなんとか乗り切ることも、まったくできない状態でしたが、今は、まだ大変ながらも、少しずつ乗り越えて行けるようになり始めていて、着実に回復ステップを踏んで進んでいると見受けられます。
心配な点やマイナス要素は尽きませんが、何とかなっていればオッケーですし、おかげさまで大変ながらも何とかなってますし、プラス要素に着目して伴走していきたいところです。
生理前で、台風接近での気圧の変化による不調もありそうですし、何より、妃美ちゃんの回復を最も信じて疑わずにサポートして力になれるのは、他ならぬ家族や夫です。
ご心労をおかけしていまして心苦しいところですが、アップしても油断せず、ダウンしても悲観せず、時間がかかってもご理解ご協力を何卒よろしくお願いします。
9月24日(土)
今日9/24は朝から低調で、かなり久々にベッドに横になってもらって、午前中にみんなでラウンドワンに行く予定をキャンセルして、じっくりお話しカウンセリング。
生理前・台風接近での気圧の変化もあってか、かなり落ち込みが大きかったですが、昼過ぎには少し持ち直し、心身を整えるため夕方にはフィットネスクラブに行ってこれました。
妃美ちゃんは体を動かすと、メンタル的に整いやすい傾向にありますが、今日はあまり整わなかったようで、台風の大雨(警報が出てました)に降られたので、車でフィットネスクラブ前にお迎え。
1日を通して低調でしたが、妃美ちゃんが言うには、かなり落ちたけど落ち着いてきた、とのこと。
アップダウンしながらも、少しずつ回復に向かっていければと思います。
9月25日(日)
今朝は低調ながらも、朝食準備もしてくれて、持ち直してきてくれたように思われます。
ゆうちゃんのご希望にて、ラウンドワンにふたりで行き、その間に妃美ちゃんに少しマイペースに過ごしてもらう時間をかせいでみていました。
妃美ちゃんのペースでフィットネスクラブに行って少し心身を整えてもらい、午後もゆったりしてもらって、夕食に帝国ホテルに車でみんなでお出かけしました。
だいぶ持ち直してきたのが、写真の妃美ちゃんの笑顔(このところなかなか笑顔が自然に出てきていませんでした)からも見てとれます。
朝は夕食を食べに行けるか心配していましたですが、比較的、心理的負荷も少なめな状態で、楽しんでこれたような感じでした。
明日9/26は大学病院で、精神科の外来受診と、ついでに地元の婦人科で紹介状を書いてもらって大学病院で婦人科も受診できるようにしてもらい、妃美ちゃんがいろいろ心配なことは、全面的に大学病院でよく診てもらえるようにして、少しでも不安解消や早期発見などができるように備えていきます。
婦人科は大学病院では初診となるため、明日9/26は朝06:45に車で家を出発して、初診受付の行列に並び、なるべく早めに診てもらえるようにしてきます。
9月26日(月)
今日9/26は大学病院の精神科と婦人科(初診)にて、早朝から妃美ちゃんは元気に起きて着替え・化粧してました。
私が二度寝してしまい、妃美ちゃんの笑顔で起こしてもらい、ゆうちゃんはバーバラに任せて車で出発。
朝の調子が良かったからか、妃美ちゃんは受診も帰宅もひとりでやれる、とのことで、妃美ちゃんの意思や希望を尊重して、大学病院で降りて私は一旦帰宅し、途中でヘルプが必要ならすぐ迎えに行けるようスタンバイ。
無事に妃美ちゃんは帰宅できましたが、朝早くからで、半日ほどひとりで対応して疲れたのか、一転して急激に落ち込みモードに入りました。
ゆうちゃんと美容室に行く際に、ゆったりしてできれば睡眠をとってもらえるよう、3階寝室で横になってもらってたら、妃美ちゃんがしんどさや怖さから寝室で思わず叫んでしまい、急ぎかけつけてお話しカウンセリングして、久々に、不穏時用の頓服を服用してもらいました。
ゆうちゃんと少々遅れてカットに出かけ、帰宅してもまだ調子が悪そうで、今日は久々にゆうちゃんのご希望もありピザをデリバリーで頼んで、少しでもラクにしてもらうようにしました。
夕食後も落ち込みモードにて、ソファーに座ってもらいじっくり1時間半ほどお話しカウンセリングしました。
悪化したらどうしよう、もう統合失調症とかなんか大変な状態になってるように思う、そうだったらともちゃんに離婚されるよね、といったお話しがあり、そもそも、離婚の選択肢は考えてないし、妃美ちゃんは予想より時間がかかってたとしても治るから心配しなくていいし、精神科受診でもお薬は減らしたままキープだから、ラクをしていいし変にラクすることは悪いこととして逃げず、堂々とラクをする勇気を持って、しんどかったら睡眠とったり、明日できることは明日に回したり、逃げずに立ち向かうとかでなく、逃げずにダウンの時に不調をうまくやり過ごす工夫をして、悪くなったらどうしようではなく、良くなりたいなぁ〜、とプラス方向に行こうとゆったりすれば、大したことをしなくてもだんだん治ってくると思うよ、といったお話しなどしました。
お薬や家族のサポートは、妃美ちゃんが自分の心を切り替えるメンタル面のリハビリのお手伝い程度で、お薬は飲んだら魔法のように考え方とか生き方を変えてくれるようなものではなく、妃美ちゃん自身が変わるお手伝いにしか過ぎないから、妃美ちゃん自身がラクをする勇気を持って、不調時のやり過ごし方を工夫して、好調時にはやり過ぎないようセーブするようにして行けば、離婚されるとか心配しなくても、ちゃんと治るし家族みんな楽しくワイワイできるよ、とお話ししております。
統合失調症になって妄想の世界にどっぷり浸かってしまうと、偏って不健康ながらも変に「安定」したり、鎮静剤を打って悩まなくなると思うけど、不安や叫んでしまう怖さは、逆に言えば、妄想の世界に入らず踏みとどまっているからこそのことで、悪いことではないし、そんな時のやり過ごし方を見つけられたらラクになりやすいと思うよ、ということもお話ししました。
すると、妃美ちゃんがハッとしたようで、一転して笑顔が戻り、ゆうちゃんと楽しくお風呂に入れるようになりました。
妃美ちゃん的にまだ本調子ではない、とのことですが、まずはしっかり睡眠をとり、なるべくラクにしたり、〜しなければならない、ということを先送りしてもらい、なるべくゆったりしてもらっています。
2〜3日間は意識的にゆったりラクする勇気を持ってもらうようにお願いしてみました。
精神科・婦人科とも今日のところは、特に問題ないようで、精神科は同じお薬キープでした。
治らなかったらどうしよう、ではなく、治りたいなぁ、と思ってみてもらうようにお導きしてみました。
9月27日(火)
今朝9/27朝も低調な感じながら、朝食の準備や洗濯もしてくれました。
ただ、かなり落ち込みモード継続中なため、午前中はじっくりベッドに横になってもらってお話しカウンセリングをしながら、落ち着いてきてくれた頃から睡眠をとってもらうようにしました。
今日の昼ごろに生理もきましたので、午後もなるべくソファーで横になってもらったり、少し睡眠をとってもらったり、あえてゆったり過ごしてもらうようにしました。
このところ、ゆうちゃんが朝からシャワー浴びるのにハマっていて、朝05:30とかの起床でもあり、妃美ちゃんの睡眠時間も短めになりやすいため、なるべく午前中からの睡眠・お昼寝などで補うようにもしてもらってます。
一昨日にゆうちゃんが学校の帽子をなくしたとのことで、妃美ちゃんは誰かに取られたのかと心配したり、どうしよう、どうしたらいいんだろう、と悩みがエスカレートしていましたので、まず、学校指定の帽子を買ってきて、これで何とかなるし、ゆうちゃんの置き忘れや、落とし物コーナーに届いてるかもしれないので、連絡帳に先生あてメッセージで、届いてたらお知らせくださいと書いとこうね〜、とかお話し。
まだ不安が続いたため、妃美ちゃんが日本対がん協会の電話相談にも電話していました。
その後、今日になって、ゆうちゃんの別のバッグの底に帽子が入ってたのを発見。
妃美ちゃんが、ふと、わたしが心配しなくてもいいことで不安になっちゃってるのは、帽子だけでなく、がんの再発や精神面も一緒なのかも、と気づきを得たようで、一転して表情に笑顔が戻り、好転のきっかけになってくれていればと思います。
一応、明日も念のため、ゆったりラクして行こうね〜、余裕が出てきたら心身を整えるフィットネスクラブに行ってもいいかもね〜、とお話し。
妃美ちゃんの実感として、やはり、仕事の復帰は今回は見合わせておいて良かったかも、とのこと。
アップダウンはあっても、アップしても油断せずセーブしといて、ダウンしても悲観せず、時間がかかる人も早めな人もありますが、ちゃんと回復していくので、焦らず妃美ちゃんのその時々の状態に応じて寄り添ってサポートしながら、一緒に回復に向けて歩んでいければと思います。
日本対がん協会さんには、電話相談で妃美ちゃんがちょくちょくお世話になることもあり、ささやかながら寄付をお届けしておきました。
9月28日(水)
今日は朝からかなり落ち込みモード継続中で、朝から14時ごろまでベッドに横になってのお話しカウンセリングや、大学病院の精神科外来の電話相談や、日本対がん協会さんの電話相談などしつつ、フィットネスクラブのインストラクターさんの指導予約もキャンセルして、なるべく睡眠をとってもらいました。
また、前に買っておいた心が軽くなるわかりやすいイラスト満載で初心者向けな認知行動療法のワークブックを、妃美ちゃんがいやでなければとのことで、ムリの無い範囲で気軽に妃美ちゃんにやってもらい、書いてあることが全部あてはまる、とのことで、少しは気がまぎれたようでしたが、やはり不調で、夕方から18時ごろまでベッドで横になってもらい、睡眠もとれるだけとってもらってました。
妃美ちゃん的にはかなりしんどいながら、逆に見れば、不安や妄想の世界にどっぷりと引き込まれずに、ギリギリのところで踏みとどまっているがゆえに、しんどさを感じているようにも見受けられ、夕食はバーバラにまかせ、皿洗いなどは私が分担し、ゆったりしてもらえるようにしていました。
妃美ちゃん的には、今までと少し違った感覚として、身体がカーッとなる感じ・発汗や、心臓のドキドキ感などがあるようで、様子を見て、通常の受診間隔ではありませんが、大学病院の精神科の主治医の担当の月曜日に、臨時で外来受診しておくことも可能(急ぎの場合は別の医師の担当曜日に別の医師でも可能)の旨、大学病院の精神科の外来電話相談にてお話しがありました。
妃美ちゃんの状態次第では、臨時で外来受診もあるかもしれません。
夜には、しっかり睡眠・休息がとれたためか、少し持ち直して笑顔も戻りました。
妃美ちゃん的には、やはり、ギリギリなんとか保っているとのことで、仕事復帰を見合わせた際に懸念していたように、落ち込みがあった際に、2〜3日間くらいは連続して全部ほっといてでも休息を最優先にできるようにする必要性は、まだあるように思われます。
妃美ちゃんとしては、明日は立ち直るね、とのことですが、生理・季節の変わり目・心理的負荷などを勘案して、引き続き、慎重に見守り、なるべくセーブして精神面での再発リスクを低くしておければと思います。
妃美ちゃんは、これまで元気に力強く過ごせてこれた分、逆に、私の日常のような心身のアップダウンや不調に際して、うまくやり過ごし立て直すことに不慣れだったり、落ち込んだ際に不調ながらも乗り切るスキルが手薄で、あわててしまって落ち着かなくなりやすいようにも思われます。
医師はお薬を処方できる反面、日常の細かなケアが手薄な分、「おうち入院」にて、ささやかながらも、私が工夫してきたことなども、妃美ちゃんのケア・サポートに活かせればと思います。
妃美ちゃんが精神面で「逃げずに向き合うこと = 朝からでもサッとベッドに横になって心身を休めたりムリせず睡眠」という一番の治療を、みずからできるようにしてもらえるようお話ししています。
家事をしなくちゃ、とか、力をこめて何かしなくちゃ、ではなく、不調な妃美ちゃんを妃美ちゃん自身が受け入れてもらい、何もできないからダメだ、ではなく、ムリせずサッとベッドに横になる・睡眠をとる・不調の波をやり過ごす、というようにしてもらっていて、妃美ちゃんがそうしてくれたら、少し安心したよ〜、ちゃんと自分からベッドで横になれるのは良いことだよ〜、ちゃんと休息をとりやすいようにできて素晴らしいことだよ〜、とお話ししています。
アップしても油断せず、ダウンしても悲観せず、コツコツとムリなく少しでも明るく楽しく乗り切って行ければと思います。
何もせずゴロゴロしている日々、ではなく、心の嵐をやり過ごし乗り切っていく日々を積み重ね、振り返ってみたら、いろいろ大変だったものの、何とかたくさんの「やり過ごし乗り切ってきた日々・日数という実績」が、何とかやってこれた自信として、妃美ちゃんの次の回復ステップに活きればと思います。
9月29日(木)
朝からかなり低調で、不安感・がん再発の恐怖感や落ち着かずいろんなマイナスイメージが次々と浮かぶ状態で、手指の動きや表情もぎこちなく、不安から叫んでしまったり、もう入院した方がいいに違いない、統合失調症になってると思う、いっそ死んだ方がラクだ、といった状態で、通常の受診間隔ではなく数日前に受診したばかりでしたが、妃美ちゃんの希望で、急きょ、大学病院の精神科外来受診(主治医とは違う先生)に車で送迎して受診も同席してきました。
妃美ちゃん的には、2〜3日間くらい入院したいくらいとのことで、うつ病や不安の症状での「休息入院」や「リフレッシュ入院」なども受け入れ先を調べていましたが、先生から、不安があるから備えようとするので悪いことではないものの、過剰な不安をコントロールするようにしておくべきことや、統合失調症ではないと見受けられることや、叫んで外に吐き出してラクになるなら内に閉じ込めておくより叫んでも良いことや、入院してもヒマになる分、不安感が湧きやすくなる可能性もあり、念のため、頓服薬を追加で出すので、不安な時に服用して不安感を少なくしたり、残ってる眠剤を寝る前に服用して睡眠をしっかりとったりしつつ、気分転換になることをやってみた方が良いかも、とのことでした。
それを聞いた妃美ちゃんとしては、少しスッキリしたのと、自宅療養として、睡眠をとり不安を低減させた上で、義務感にさいなまれない範囲で、気分転換になることをムリない範囲で積極的にやっておこうということになりました。
車での送迎中に、妃美ちゃんから、悩みばかりなのに、なんでがんになって前向きになれる人がいるのか不思議で、なんでだと思う?と聞かれ、多分、みんな悩みを抱えるだろうけど、余命宣告された人やステージが進行した人は、却って、生きることに貪欲になれて、悩むより、どう生きようか、今までやれてなかったことでチャレンジしてみたいもっとできることはないか、とプラス方向の考えがいっぱいで、悩むヒマがないのかもしれないと思うよ〜、とお話ししてたら、妃美ちゃんがハッとしたわ、とのこと。
このところ、また、スマホでマイナス情報をいろいろ見てしまっていたらしく、する必要のない心配を生み出してハマってしまっていたようで、少しずつでもマイナスの習慣が改善してもらえればと思います。
一旦帰宅して昼食をとり、少し落ち着き、今日は、あえてフィットネスクラブに出かけて、シャワーも浴びてスッキリして夕方に帰宅しました。
不調時はフィットネスクラブに行っても心身が整わないケースも見受けられましたが、今日はうまくいったように見受けられます。
夕食時にはかわいい笑顔も見られて、今日の臨時の受診を好転の契機にして、明日からまた回復に向けて、ゆったりしつつ気分転換も積極的にしながら、仕切り直していければと思います。
ただ、周りを安心させたくて、明るくふるまう可能性(うつ病系だと「ほほえみうつ病」みたいな感じ)もあるかもしれませんので、慎重に見守り伴走していければと思います。
9月30日(金)
今日も朝から低調モードながら、ちゃんと妃美ちゃんがみずから早々にソファーで足りてない睡眠を補うため、午前中はしっかり休んでくれていました。
ちゃんと睡眠をとってエライ、精神面の回復には、〜しなくちゃ、ではなく、睡眠・休息は大切だからしっかり休もうね、とお話ししてたら、妃美ちゃんが、寝て褒められると思わなかった、とのことですが、妃美ちゃんが自分から朝からでも横になったり睡眠をとるのは、ちゃんとムリせずに回復に向かおうとすることなので、見ていてホッとします。
ゆうちゃんが学校から帰ってきてから、みんなでハロウィンの準備にと、大きめの100円ショップにお出かけして、一旦帰宅してから、夕食はゆうちゃんのご希望にて回らないお寿司の大トロ🍣を食べに出かけました。
精神科の先生から気分転換してみると良いとのことにて、出歩いて刺激が多くなるリスクはありつつ、出かけてみて、案の定、妃美ちゃんとしては刺激が多く街歩きも精一杯でお寿司屋さんでも心理的負荷がある程度かかったようで、帰宅してかなり落ち込みましたが、2時間ほどお話しカウンセリングして、今日はかなり持ち直して笑顔も戻るようになりました。
妃美ちゃんにあった回復には、落ち込みリスクはあっても、おでかけなど気分転換しながら、落ち込んだ際にお話しカウンセリングで時間をかけてケアして持ち直していく、という方が良いのかも知れず、ケアの仕方をまた工夫して調整してみようかと思います。
絶対避けるべきことはあっても、絶対の正解がないような中で、あきらめず悲観せず油断もせず、いろいろ工夫して取り組み続けていこうと思います。
10月1日(土)
今日は、妃美ちゃんが日本対がん協会の関連でみつけた、ガン患者さんの勉強会にお出かけ。
ゆうちゃんもお出かけしたいとのことで、一緒に車で乗っていき、妃美ちゃん参加中にゆうちゃんとふたりで会場近くの釣り堀に行ってきました。
妃美ちゃんは、こんなに大変な思いをしているのは世の中で妃美ちゃんだけ、世の中で一番不幸、とのことでしたが、勉強会で他に集まったたくさんの方々も、同じようにガンや精神面でも悩みを抱えていることに気付いたようでした。
勉強会でたくさん質問し、たくさん泣いて、スッキリしたのか、帰宅後にフィットネスクラブにも行って、多少なりとも心身を整えられたようでした。
心身ともにまずまず良好な1日でした。